【詩】 空白
ふっと静かになる
道路のまっすぐな先が
いつもよりよく見える
信号待ちのあっち側にも僕がいる
頬に空気があたっている
遠くから油のにおいがする
自動車が風を切る
下のほうで水の流れる音がする
何かが空を飛んでる
ゆっくり流れるように
しずかに低く飛んでる
ここからは見えないけれど
また僕の中に
ぽっかりと空白がある
ふっとすり抜けて
みんなどこかへ行ってしまう
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ふっと静かになる
道路のまっすぐな先が
いつもよりよく見える
信号待ちのあっち側にも僕がいる
頬に空気があたっている
遠くから油のにおいがする
自動車が風を切る
下のほうで水の流れる音がする
何かが空を飛んでる
ゆっくり流れるように
しずかに低く飛んでる
ここからは見えないけれど
また僕の中に
ぽっかりと空白がある
ふっとすり抜けて
みんなどこかへ行ってしまう
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