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創作に特化したテキストエディタを作ろうと思う④

いよいよ『公開』という名前の山頂が見えてきました。おそらく、もう数日のうちに公開することになると思います。(予想外のことが起きなければ💦)

公開した際には、ぜひ触ってみてください^^

ということで、今までは過去・現在と開発関連の話ばかりしてきましたが、ちょっとだけ未来の話をば。

むしろ公開してからがスタート

公開後、まったく誰にも触られない。。。ということが起きなければ、その後に起きるであろうことは簡単に予想できます。

修正地獄です(涙)

ユーザーというのは開発者の意図しない使い方をするものです。しかも利用環境が違えば予想通りの利用をしていても、絶対に意図しない挙動は起きます。

よくゲームのテスターとかで、壁に1時間ぶつかり続ける仕事、とかありますけど、全然馬鹿にできない。そうしたことが普通に有り得るから怖い。
個人開発だから、一人でできるテストなんてたかが知れてます。間違いなく、何かが起きます。

一応、安心のために告げると、データの管理はアプリ内ではなく、ローカルのデータに保存されるようになっているので、よほどのことがない限りアプリでエラーが起きても、データはPCに残るはずです。

さらには使ってみてのさらなる要望も上がってくると思います。こちらウェルカムなので、たくさん来てくれると嬉しい。

こうした内容に対応していきながら、アプリをどう育てていくのか、それが本格的な未来の話です。

コードは公開する

今回、Kanzumeエディタのコードは公開する予定です。

当初は拡張機能をつけるつもりだったのですが、正直、間に合わない。
もちろん、再配布とかされたら困るので著作権ルールは設定しますが、個人的なカスタマイズは可能です。

でも、むしろその改善したコードがあれば私用だけでなく、提供してもらえると嬉しい。

これが認知度を大事にしたい理由の一つです。

使う人が増えれば増えるほど、その中にプログラミングできる人がいる可能性も増えます。そうした人が増えれば、エディタの進化速度も上がるかもしれない。

もちろん上は理想論で、オープンソースで運用する、というのは初めてなので、どうなるのか不明。予想外に地獄絵図になったら閉じるかもしれない。苦笑。

でも、だからこそコードの書き直しは必要です。現在のコードは開発のスピードを優先しているので超読みにくい。多分、自分しか読めない。

なにせプログラミング独学者のコードですから。

だから修正の対応と同時にコードの改善もしなきゃいけない。どうかご了承を。

エディタからの先

じゃあ、エディタをぽつぽつ修正して、それで終わりなのか、というと、実はすこーしだけ頭の中に浮かんでいる別のことがあります。

正直、ここからはヒジョーにぼんやりしてるし、まずやらない可能性の方が高い話。
でも、少しあり得るかもしれない、くらいで聞いてもらえると嬉しい未来の話です。

オープンソースでの運用、というものが予想外に好循環を発揮し
エディタの利用者もかなり増える、みたいな上ブレに次ぐ上ブレがあった上での場合、

チラッとだけTwitter(X)でツイートをしたことがあるのですが
完全オープンソースのGit連携した小説投稿サイトというものがあっても面白いかもしれない、という妄想をしています。

これには、今回のエディタで使われたGitという技術が関連しています。
プログラマーは自分の書いたプログラムを世界中に公開しています。有名なのはGithubというサイト。

いわばプログラマーにとってのプログラム投稿サイト。
作者にとっての小説投稿サイトみたいなものです。

Gitで簡単に投稿できる、執筆履歴もカスタマイズしたりして、進捗報告を簡単に行える。
しかもオープンソースなので小説の評価方程式も見える。パッチあてたら読者独自の評価制度で順位も変えられる、とかも面白いかもしれない。

そもそもネットの海に「好き」というだけで生まれたWeb小説、その他大勢の評価結果しか見られない、というのもなんだか違和感です。オノログとの親和性も高そうだしね。

だから、万が一を考えて技術的な話ですが、Kanzumeエディタのプロジェクト管理方法は、ひとつのGitでなくそれぞれでGitを立てる形にしています。

これは少しだけエディタの負担を増やすけど、作品管理、ひいては作品の公開にはプラスの内容だからです。

もしKanzumeエディタからサイト投稿が自在にできれば、今までは完成したものだけが表に出てたけど、執筆途中の原稿も作者の選択によっては公開できるようになります。

プロットや設定集だって簡単に公開できます。

人にとっては嫌な機能かもしれないけど、ひょっとしたら読者にとっては垂涎の情報かもしれません。宮沢賢治しかり、遠藤周作しかり、途中原稿は途中原稿でファンにとってたまらないものですから。

また、今の時代、映画も音楽も漫画も制作中からユーザーに公開することでマネタイズをしている制作物は珍しくない。小説だってあって良いはずです。

そうなれば、完成してようやく「原稿料」になる小説の世界に、もうひとつの収益方法ができます。作品のためにYoutubeやったり、ファンのためにマガジン書いたりと他のことせず、ただただ小説を書くだけで、マネタイズできるならそっちが良い、と思う人も中にはいるのではないでしょうか。

なんて風呂敷を広げてみたけど、まぁ、あくまでも空想のお話です。

ぶっちゃけ数多くの新規小説投稿サイトが掲載作品を集めるのに失敗して撤退してきているのを見た身としては、最初の作品集めで苦労しないくらいKanzumeエディタが爆発的に普及でもしない限りは、まず踏ん切りつかないと思います。

とにかくまずは眼の前の公開。

どんな未来が待っているかはわかりませんが、少しでも多くの人に触ってほしいのは変わりません。

公開したらぜひ利用してみてください。そして、もっと多くの人が触れるよう認知度向上の協力お願いします!!!

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