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平気で生きるということ(β)

すぐに精神がすり減ってしまう人、何かと自分を責めてしまうようなタイプの人がどうすれば平気で生きていくことができるのかを考えていく有料マガジンです。
月額300円。メンタルの弱い人の生活を考える「平気で生きるということ」を中心とした、小野ほりでいに…
¥300 / 月
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2021年3月の記事一覧

前提として不安定:理不尽と不平等への説明

精神分裂病者は「自分が消え失せてしまった」といったたぐいのことをしばしば言うが、そう言う…

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被害者はなぜ”追撃”される? 冷笑系クラスタの仕組み

皆さんは、自分の見ている前でいじめが起きているときに加害者と被害者のどちらに寄り添いたい…

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悪いのは誰か?―自己責任の過剰と不足

わたしたちが何か困難な状況や問題に苦しんでいるとき、その問題の「原因」として位置づける対…

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“延期された生“のファンタジー

人間の獲得できる喜びに永遠的なものはない。いや、もし永遠的な喜びがあるとすれば、それを享…

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自分の被害者性の扱い方―――悲観主義の袋小路

「平気で生きるということ」という文章では、主に絶望や悲観主義に沈んでいる精神を持ち直す方…

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リアリストはなぜ話が通じないのか?

どんな人も、何かを特別に重要だと考えることによって生きる糧にしています。その多くは、社会…

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個性原理と「変われ」と「変わるな」のジレンマ

人間には本来的にそのひとの目指している理想の目的や姿といった自己像があらかじめ備わっているという考え方は近代に確立された自己実現とよばれる思想に依っており、この考え方は一般的には夢や希望、個性といった概念の欠かせない一要素として存在している。 一方で、人間の欲望ーーーわたしはどうしたいか、どうなりたいか、何がほしいかーーーや自我は、他者をコピーして生まれるものであり、「わたし」から他者の影響を排除していけば最終的には「わたし」自身の中には何もなくなってしまう。これは、近代的

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生きることと、生きることに意味を与えるものの等価さについて

私は上京しておきながらほとんど家に引きこもって過ごすという稀有な人生を送っているので外界…

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主観的な世界の貧困化―――実存主義に向けて

たとえば書物とかペーパー・ナイフのような、造られたある一つの物体を考えてみよう。この場合…

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