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映画『演者』公開6日目

映画『演者』公開6日目
2023年3月30日(木)18:35~ 新宿 K'sシネマ
舞台挨拶 スカジャンナイトその2
登壇:中野圭、小野寺隆一
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いつもよりも早い時刻に新宿の街に。
「クモとサルの家族」の上映前に長澤監督に挨拶をする。
とても柔らかい印象の大人の男性。
まったくの初対面だけど穏やかに話した。

映画館の座席につくと心がざわざわ数る。
やがて客電が落ちて暗闇がやってきてスクリーンが灯る。
それを想像するだけでワクワクする。
子供の頃から変わらないあの感覚。

まったくの初見で映画鑑賞をして映画が終わると同時に席を立つ。
袖に行き、長澤監督と一緒にステージに向かった。
色々な話が出来たけど大丈夫だったかな。
てんで的外れなことを言っていなかったかな。

そのまま映画『演者』が始まると軽食に行く。
とても会場にはいられなかった。
戻った頃には終盤。
再び長澤監督と今度は映画『演者』について話す。
作り手の感想、作り手の質問。
思った通り、素敵なクロストークになった。
長澤監督、ありがとうございました。感謝。

すごいなぁと思ったことは、今日もお客様が増えていたこと。
平日に入って月曜から毎日毎日お客様が増えている。
口コミが拡がっていること、リピートしてくださる方がいること。
当日券も伸びている。
これも全て今日までご来場してくださった皆様のおかげだ。
映画『演者』は、今、まさに育っている。

それなのに。もう都内では残り2回しか上映機会がない。
来たくても都合のつかない方もいるだろう。
3月の期末。仕事や送別会やとにかく忙しい方がいる。
そのことがとても寂しい。
これからなのに。もっともっと育つのに。確実に口コミが拡がっているのに。
もう一度観たいと言ってくださっている方がいらっしゃるのに。

あっという間すぎる。

それでも最終日まで満席を目指そうと思う。
満席だなんて無茶だと言われるかもしれないけれどさ。
でもケイズシネマへの恩返しにもなる。
ふと覗いてみれば明日の予約がまた増えていた。
少しずつ赤くなっていく座席。

誠実な映画。そんな声が届いた。
わからないという声もあるけれど、誠実とはそれとも違う言葉だ。
「ほんとう」を探している映画だけれど「まこと」があるのか。
何かを感じてくださっている。
それは僕というよりも、出演者たちの誠実さなのかもしれない。
こんなにすごい俳優たち。
どこにいたんだよ、この人たち!っていう俳優たち。
届いている。そう実感する日々。

帰りの電車でスチールの砂田さんからメッセージ。
なんと会場に来ていたのだという。
この作品に参加したことを光栄に思うというメッセージに震えた。
月曜の人数であれば見つけられたけど、今日はもう見つけられなかった。
パンフを渡したかったと伝えると購入してくださったという。
写真をたくさん使っていることに感謝されて。
逆ですと、僕が感謝しているんですと伝えて。
観ていない人には公開できないたくさんのすごい写真を思い浮かべた。

上映と上映の間に。
映画館の全ての座席を消毒しているスタッフさんをみた。
僕たちが上映している映画館は誰かが守ってくれている。
そのことを忘れちゃいけないぜって思った。
この機会をくださっただけでも感謝しなくてはいけない。

残りたったの2回。
全力で。
一人でも多くの皆様に届けよう。

映画『演者』

企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル

「ほんとう」はどちらなんですか?

2023年3月25日(土)~31日(金)
※各日程 18:35から上映
K'sシネマ (東京・新宿)

2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)
各回10時から上映
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)

出演
藤井菜魚子/河原幸子/広田あきほ
中野圭/織田稚成/金子透
安藤聖/樋口真衣
大多和麦/西本早輝/小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟 録音 高島良太
題字 豊田利晃 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希 制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。

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