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「演者」映画化計画

誰だって自分が今どこにいてどこに向かっているかなんてわからない。
だからこそ目標を持つべきだし、意思を持つべきだ。
たくさんの偶然とたくさんの経験とたくさんの出会い。
その中で今、僕がどこに向かうべきかをずっと考えていた。

いくつかシナリオを書いてみたり。
いくつか想像力を拡げてみたり。
色々なことを繰り返してきたけれど。
とにかく今、この現在地点から何をするべきだろうと考えた。

頭の中に思い浮かんだのは「演者」を映画にすること。
かつて舞台で30分のオムニバスをやったその中の一つ。
自分で台本を書いて演出して出演もした作品。
思えば観てくださった映画監督さんが映画に出来ると言っていたいう感想を聞いたような気がする。

僕には長く長く使命感というようなものがあった。
それを一度背中から降ろすことに決めた。
一年中ずっと毎日毎日何年も何年も「皆が」を考えていた。
いや正確には降ろしちゃったわけでもないのだけれど。
自分自身が何かを表現する場では忘れることにした。
「私が」ばかりを考える人は今も好きになれないけれど。
何かの尻馬に乗っての「私が」ではなくて自分の足で歩いたうえでの「俺が」を持たなくては、先が見えないと思った。
功名心はなんだか好きになれないけれど向上心は持ちたいという事だ。
それに「皆が」は皆が考えるべきだ。

完全に書き直すから30分ではすまないと思う。
キャストは多少増えても少ないままだと思うけれど。
舞台と同じキャストにするかどうかも決めてさえいない。
まだシナリオは過去台本を元にした想像の世界にある。

色々と回って実現化を目指すのか。
クラウドファンディングやノートの投げ銭だけで製作してみるのか。
今、じっくりと検討している。
「セブンガールズ」ほどクラウドファンディングでも集まらないだろう。
そもそも出演者の数が少ないのだから。
でもそれでいいと思っている。
いや、そうあるべきだと思っている。

このコロナ禍をどんなふうに過ごしてきたか。
どんなことを考え続けてきたのか。
そしてここからどこに向かうべきなのか。
それを自分自身に問わなくてはいけない。

計画倒れも充分にありえるんだろうなぁ。
セブンガールズの時だってここまでは心細くなかったもの。
でも、そんなふうに自分が傷つく場所に立つべきだ。
予算がなければすべてを自分がやるのだろうか?
今は全てが煙の中だ。

ただ今、現在感じている現代の中の息苦しさを。
「演者」は内包していると思っている。
それを出来るかどうかだ。

さて何からしようか?
今はただただ想像力ばかりがどんどん広がっている。

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。