見出し画像

越前市は子どもとどう向き合ってきたのか?

越前市の子ども政策についてのイベントです。「政策」と聞くと抽象的で退屈な印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、今回の内容はとても具体的で、突き抜けています。

話し手は、越前市の子ども政策に深く関わってきた橋本達昌さんです。以下のような話題で話をします。

・越前市ではこれまでどのような子ども政策を行ってきましたか?
・なぜこのような政策ができたと思いますか?
・これまでの政策の課題は何ですか?

これ以外にも、参加者は気軽に質問をしてみて下さい。ある地域の具体例を通して、あなたの街の子どもが育つ環境を考えてみませんか。

●話し手:橋本達昌

越前市要保護児童対策地域協議会会長。厚生労働省社会保障審議会社会的養育専門委員会委員。全国児童家庭支援センター協議会会長。日本子ども虐待防止学会常務理事。福井県地方自治研究センター副理事長。福井県社会的養護施設協議会副会長。(NPO)春駒サポーターズ理事長。(NPO)のっぽえちぜん副理事長。(一社)ラシーヌ副理事長。(NPO)自立支援ネット理事。仁愛大学・仁愛女子短期大学非常勤講師。社会的養育総合支援センター一陽 統括所長。書籍は「地域子ども家庭支援の新たなかたち」「社会的養育ソーシャルワークの道標」など。

●聞き手:小野寺玲(福井スコーレ代表)
Twitter(@onoderarei0813)
Facebook(@onoderarei0813)

●概要
日時:7/15(金) 19:30~21:00
場所:オンライン(Zoom)
対象:子どもの育ちに関心がある人、支援者、保護者、若者など、どなたでも
参加費:無料
主催:親と子のリレーションシップほくりく2022inえちぜん実行委員会

*この事業は、NHK歳末たすけあいの助成を受けています。

●後援

福井県、福井県教育委員会、越前市、越前市社会福祉協議会、越前市地域公益活動推進協議会、福井県PTA連合会、(一社)福井県子ども会育成連合会、(特非)福井県子どもNPOセンター、(一社)福井県社会福祉士会、福井県地方自治研究センター、福井県高等学校教職員組合、 (特非)のっぽえちぜん、福井新聞社、NHK福井放送局、FBC、福井テレビ、丹南ケーブルテレビ

●なぜ越前市なのか?

2001年冬、越前市(当時は武生市)で、小学6年生776人全員を対象にアンケート調査が行われました。今後の政策を決めていくために、子どもたちのリアルな声を聴きたいという理由です。アンケート結果は公表され、さらに子ども自身が話し手となって、子どもの現状と未来を考えるシンポジウムが行われました。

2003年には、障害児や要保護児童(様々な事情により親元での生活が難しい児童)の政策を考えるために、市が策定委員会を立ち上げます。委員はなんと全員公募。それゆえに当事者やその保護者が多く参加し、自分たちで自分たちの政策を作っていきました。

2010年には、市が子ども条例(子どもの権利に基づいた条例)の検討を始め、意見交換会を数多く開催し、子どもを含む延べ1700人から多種多様な意見を集めました。そして2012年、福井県内で初めて子ども条例を策定したのです。

それから、子ども条例を背景に「子ども子育て総合相談室」や「子どもの未来応援計画」など多くの取り組みが実施されています。

ごく一部の紹介ですが、越前市の子ども政策はとても先進的です。当事者が参加し、官民が協働し、具体的な取り組みに結実させています。

未来を丁寧に作っていくためには、まずは過去を丁寧に振り返る必要があります。越前市の子ども政策は、振り返るだけの貴重な示唆に満ちています。

●お申込み
https://forms.gle/AvSc1kCDqNPbz2227

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?