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こんにちは!スモールジムFlare代表の小野寺幸太郎です。

先日、あるフィットネスジムでトレーニングをしていました。すると隣から「最近膝痛いんだよね~」「じゃあ脚の筋肉つけた方がいいですよ!」というお客様とスタッフの会話が聞こえてきました。

筋肉系トレーナーにありがちなのは「何でも筋肉を付ければ解決する」と思っていることです。腰が痛い→腹筋背筋を付けましょう、肩こりが辛い→背中のトレーニングをしましょう、というように。

先の膝が痛いというお客様であれば、具体的に膝のどこが痛いのか、どういう動作をすれば痛むのか、それは筋肉なのか、靱帯なのかを特定しないと処置のしようがありません。

さらに特定したうえで、股関節や足関節の柔軟性はどうなのか、日常座っていることが多いのか立っていることか多いのか、歩き方はどうなのかなど仔細まで聞いてはじめて「こうではないか」と仮説が経ちます。膝は特に難しい!とてもじゃないですが「痛い」→「じゃあこうしましょう」と安直に答えられるものではありません。

もし、それをお客様が信じて脚の筋トレを行い、状況が悪化したら…。そんなことを考えながら自分のトレーニングをしていたので全く集中できませんでした(笑)かといって私が「それは違いますよ!」と割って入っても「いやお前誰やねん!」となりますしね…

最も怖いのは、それが原因で膝が悪化したとしても、誰もあのトレーナーの指導のせいだとは思わないということです。なぜならば悪化するのはかなり時間が経った後ということが多いからです。病院に行っても加齢ですの一言だと思いますし、お客様もそれを信じる。そしてあの時のトレーナーの指導が違うんじゃないかなどと思わず逆に「先生!」と感謝される。

個人的にはこれが最もあってはいけないことだと思っています。

だからこそ、痛みがある時は、機能解剖学をベースとした運動、栄養、休養を万遍なく習得しているトレーナーを選ぶべきだと思います。

とりあえず「痛い」→「筋肉つけましょう!」という対応をするトレーナーはちょっとやめた方がいいと思います(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。


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