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スポーツにおける筋力トレーニングのよくある間違い②

こんにちは!スモールジムFlare代表の小野寺幸太郎です。

本日は前回に引き続き、スポーツの現場における筋力トレーニングのよくある間違いに関してです。

結論から言うと、スポーツの動作そのものに負荷をかけて行うようなトレーニングは基本的に「やめた方がいい」です。

負荷の方向は合ってる?

例えばボクシングの選手がダンベルを持ってシャドーを行う光景がよくありますが、あれは間違いです…(ズバッ)

恐らくパンチのスピードを上げたいのだと思いますが、地球上には重力が働いているのでダンベルを持った際には床(真下)方向に負荷がかかります。手を伸ばした状態でおもりを持てばわかりますが、肩の前部や前腕が疲れると思います。ダンベルが下に落ちようとしているのを腕を上にあげようとする力で支えているからです。腕を「上」にあげる筋肉と、拳を「前」に突き出す筋肉は別物です。

また重りを持った状態でパワーを発揮するような動きをすると、関節には想像以上の負荷がかかります。慣れていない動きならなおさらです。

よって負荷の方向が合っているのかどうかを吟味する必要があります。

負荷のかかり方は大丈夫?

次に負荷のかかり方ですが、人間の動きというのは基本的に初動負荷です。しゃがんだ状態から立ち上がる際は、立ち上がろうと動き始めた時に最も力が必要です。よっこらしょで言うと「よっ」で最も力が入り、「こら」で慣性の法則が働き、筋力発揮の余韻が残ります。「しょ」の時点では動作はほぼ完了してます。その証拠に「っ」の発音は力を入れるときに出ますよね。息を瞬間的に止めることにより腹圧を高めるからです。体幹が固まり力を発揮しやすくなります。「よっ」と「よ~」では力の入り加減がだいぶ違いますね(笑)

チューブトレーニングはスポーツが下手になる?

対してチューブトレーニングを例に取ると、チューブの負荷は最初軽く、最後が一番重くなります。(終動負荷)引っ張られるほど負荷は強くなりますからね!テニスのフォアハンドはボールのインパクトが終われば後はフォロースルーです。でもこれをチューブでやってしまうと、ボールを打ち終えた後に一番負荷が乗ってくることになり、実際のスポーツ動作と動きは同じでも負荷のかかり方が真逆になってしまいます。やればやるほど下手になりますね…。

結論!

人間の関節の動きは円状です。それに合わせ全身が複雑に連動しています。そこに対して負荷の方向を合わせることなど恐らくできないし、負荷のかかり方を合わせるのも至難です。

よって、スポーツ動作そのものに直接負荷をかけるようなトレーニングは逆に競技力低下とケガに繋がる可能性が高いです。

すべての競技者に対して、私個人が最も重要視しているのは「各関節の適切な可動域獲得」と「下肢の筋力」です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。



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フィットネスクラブ支配人兼トレーナーとして7年間勤めた後、地元青森市でフレアー株式会社を設立し「少人数制スクール型フィットネスジム」を開業。 <理念>:正しい運動・栄養・休養を伝え、心と身体をより良くし、人生を末広がりに謳歌する人を増やします!