
お粥とお米はどっちが太りやすいの?
こんにちは!スモールジムFlare代表の小野寺幸太郎です。「お粥とお米はどっちが太りやすいの?」という質問を頂きましたのでお答えいたします!
強いて言えばお粥です
取るに足らない差だとは思いますが、強いて言えばお粥です。理由は主に二つです。「血糖値が上がりやすい」のと「消化に要するエネルギー消費が少ないから」です。
液体に近いほど吸収が速い→血糖値が上がりやすい
食べ物は口腔で咀嚼したものを胃でさらに糜粥(びじゅく)状にして小腸で吸収しやすくするのですが、お粥はその名の通り、最初から糜粥状なのでその分早く小腸に到達し、血中に送られることになります。飛行機で言えば保安検査場をパスできるような感じですね!
基本的に食べ物は液体に近ければ近いほど早く吸収されて血中に送りこまれます。糖分が血中に送りこまれるとインスリンというホルモンが分泌されます。これは体内のあらゆる合成を誘発するホルモンで、もちろん脂肪の合成も促進されます。すぐにエネルギーになりやすいという長所もありますが、ダイエットという観点ではその分「太りやすい」という面もあります。
物を食べるのにもエネルギーが使われる
次に「消化に要するエネルギー消費が少ない」に関してですが、実は食べ物を消化吸収するにもカロリーを使います。
よく食べ物を食べるとからだが熱くなってきたり、汗をかいたりということがありますよね!あれです!カロリーを摂りながらカロリーを使う…というのはなんだか不思議ですね(笑)
先ほどお粥は消化吸収が早いといいましたが、言い換えると消化吸収に手間がかからないということです。その分胃の負担、つまりエネルギー消費を軽減することができます。これがそもそもお粥を取る意味です。
ですのでお粥の方が食事中に消費するエネルギーが比較的少ない、ということになります。
それぞれすべて良い面とそうでない面がある
このように書くと「お粥は太るから食べないほうが良い」となってしまいそうですが、決してそうではありません。
確かにそのような側面もあるかもしれませんが、風邪をひいて食欲がない時には胃や腸の負担を和らげてくれますし、すぐエネルギーが必要な場合はお米よりお粥の方がいいわけです。それに味噌と卵を溶けばめちゃくちゃ美味しい(笑)
このように食事に限らず、物事はすべてにおいてメリットデメリットがあります。これらを総合的に考えて、自分の行動を決められるといいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。
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