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誰も知らない夜

7月に入ったらごはんいきましょう~、と話していた矢先、空いた時間があったのでLINEして、映画で撮影担当してくれるKちゃんに会いに行った。

Kちゃんもとい、Kさんとは映画スクールで知り合ったのだけど、年明けからの現場で同じグループになり互いに話すようになった。Kさんが撮影で、わたしが録音という技術班グループ。10歳ちかく離れてるけど女性2名の同性だったことも大きかったかもしれない。

最初は代々木方面だったのでブックオフに立ち寄れるかと思うのだけど、思いのほか早く着いたとのこと、そのまま新宿の南口へ。

特別気分でSAWAMURAでパンが食べたくなってしまったのだけど、喫茶コーナーではなくて、高級レストランのほうで、ビールやつまみを頼んで120分をあっという間に過ごしてしまう。

その後バスタ新宿のあたりで、たむろってまだまだ、おしゃべりは終わらずの夜。18時くらいに合流して、解散が23時近かった。3時間もベンチのような階段に座っていたのでお互いにおしりが少々痛いわ……となっていた。コスパのかけかたが自由。これなら居酒屋チェーンか、ファミレスでよかったような……などの反省も少々(笑)

直近では、監督作品『奥多摩リバーサイド』の撮影でもKさんにはメインの撮影担当をお願いしていたわけだけど。まー、その天を仰ぎ見ているうちにカメラが破損した事件があって、それが二人の絆を固くさせたともいえるのかもしれないのだけど……(詳細は後日書き残したい)絆とは馬や犬を繋ぎとめるたづなが語源というので、あながち間違いでもないのが少々こわくなる。つまり、友だちづきあいと、年上からの圧と、わたしは無意識に使い分けている気がしてこわくもなる。

ただ、年上であるだけなので、漫画『海が走るエンドロール』のように、私は映画スクールでは同期なのだ!とあえてフレンドリーにいく選択肢でいると、そうすると、話もあけすけになっていく。いろんな話をした。監督&撮影のパートナーシップについて、こうできていくんかなと少し未来のことを想像する。

エンターテインメント界ですばらしく優秀&憧れであるAさんが宴席で「傑作を生みだせるかどうかは、どれだけ駄作をつくれるのか、だ」と話していたので、そのままパクって「駄作をつくろうよ~」とKさんに持ち掛けた。

Aさんの含蓄ある言葉なので、Kさんへの影響力はバツグンだった。「そうですね」と頷いてくれて8月下旬~9月上旬にかけて短い作品をそれぞれが監督して、撮影する約束をした。Kさん監督作品の撮影は別かもだけど、でも恩返しに近い形で作品を手伝えるのはほっとする。

機材も映画スクール同期のOさんに借りるか、と二言めに飛び出す。そうだね~、と私も同調する。それがいいだろうと私も考えていた。

企画を走らせることができるのでありがたい。コロナ禍でもあるし、熱中症のことも、予算のこともあるし、企画としては、別にできなくてもいいんだけど、やれるかも、っていう目標があるだけで前を向くことができる。キャスティング&スタッフィングのところなどもまた8月以降になにか、と思っている。


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