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【ono no note Vol.45】今はまだ序章に過ぎない、な話

僕は写真を撮るのが好きだ。


でも、「何で撮ってんのか」とか「写真でお金を稼ぎたい」と思い始めてから、好きというよりも、「お金がもらえないのにやってる意味あるのか」と思う様になってしまった。

これが良くなかった。

生きていくにはお金が必要だが、好きでやっていることをすぐにお金に結び付けようとしたことが間違いだった。もちろん、ゆくゆくはお金がもらえる様になりたいが、今すぐにお金がもらえる様にならなければいけないのかと聞かれれば、そうではなかった。なのに、すぐにそこを求めてしまった...


そんな僕に、今日転機が訪れた。

今年の2月にお邪魔させてもらった撮影現場でモデルをされていた方から「無料で申し訳ないのですが、撮影をお願いできないですか?」という依頼を先日受けた。僕は「無料かあ」と少し思ったが、ありがたいことなので撮影の話を受けることにした(生意気ですみません!この後僕の考え方も変わりますのでお許しください!!)。


で、今日がその撮影だった。

待ち合わせの原宿駅に到着し、代々木公園へ向かう道中、僕はいつも以上に自分から話をしていた(僕は普段は口が重い方です!)。雰囲気作りは大事だということを2月の現場で学んだから。すると、5分も経たないうちにお互いすっかり打ち解けて、スムーズに撮影に入ることができた。

そのおかげもあってか、僕は「モデルの方に指示を出す」という僕にとっての一大イベントもすんなりとこなしてしまった(すんなりとっていうのが重要なポイントです笑)。もうちょっとこっちの方が良いかなと思ったことに関しては、提案してみたりもした。緊張は一切無かったです(もちろんモデルの方のおかげです!!)。

と、そうこうしているうちに、撮影はあっという間に終わってしまった。

帰りの道中で撮影を振り返ってみて思ったのは、「写真を撮るのが好きだ」ということ。もちろん、実力はプロのカメラマンには及ばないかもしれない。でも、楽しかったんだ。これが大事だ!才能があるとか無いとか、プロという肩書きがあるか無いかとか、そんなことは一旦置いておいて。とにかく楽しかったんだ!

写真のことは全部独学でやってきた。誰に教わるでもなく、分からないことは調べて解決してきた。シャッタースピード、ISO感度、絞り、露光量、ハイライト、コントラスト、構図、焦点距離、マニュアルフォーカス...全部自分で調べて覚えた。興味があるし出来る様になりたかったから、自分で調べた。2年前にはカメラのことなんて何も知らなかったのに随分分かる様になってきた。今思えば、「好き」という気持ちだけが原動力になっていたんだと思う。


そうだ、大事なのは好きでいることなんだ!!!


僕はその気持ちに気付くことができました。

そんな僕はこれからどうなっていくんでしょうか。

自分でも楽しみでなりません。


2020/07/04

DAISUKE ONO

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