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【オノノノート Vol.109】僕の足は30cm、な話

「足大きいね!何センチあるの?」という質問は、人生で何回受けたか分からない。「30cmです」と答えると、必ずと言っていいほど驚かれる。一頻り驚いたその後、どこで靴を買っているのかという話になる場合が多い。

僕はネットで靴を買うことが多い。今日もお店でランニングシューズを探してみたが、案の定28cmか29cmまでしか置いていなかった。やっぱりネットで買うしかない。そう悟った。


ただ、靴をネットで買う時に少し厄介なところもある。1番厄介なのは試着ができないところ。幅やフィット感はやっぱり履いて試すのが1番なんだけど、それができないのが、なかなかの悩み。

試着はできないけど、ネットで買うしか無い。

ネットで靴を買う時にはサイズ感に気を付けながら買う様にしているんだけど、革靴を買う時はより慎重に調べる様にしている。

革靴はスニーカーに比べてサイズの誤差を誤魔化しづらい。スニーカーで靴ずれはあまり起きないけど、革靴では靴ずれが起きることからも、サイズ感の重要性はお分かり頂けるはず。

今回のnoteのTOP画像にしている革靴は、社会人になる時にオフィスカジュアル用としてネットで購入した靴。Clarksというメーカーの靴で、サイズは28cmだったと思う(革靴は28cmが丁度なんです)。

実際にこの靴が届いて履いた時、「ちょっとキツイ」と感じた。ところが、他にオフィスカジュアルに適した靴を持っていなかった僕は、この靴を履き続けるしかなかった(もう1足買うお金は無かったし、スーツではなくオフィスカジュアルで仕事をする方が楽だったから)。

退路を断たれた僕は、営業に行く日も、1日中社内にいる日も毎日毎日その革靴を履き続けた。キツイなあと思いながらも履き続けていたら、いつしか愛着が湧いてきた。愛着が湧いてきたからなのか、自分で靴を磨く様にもなった。履いては磨いて、履いては磨いてを繰り返した結果、「ちょっとキツイ」と感じていた靴はいつしかお気に入りの1足になっていた。


大量生産、大量消費が繰り返される世の中。別にそれを否定する訳でもないし、ミニマリストな生き方を推奨するつもりもない。僕が思っているのは「自分のお気に入りを見つけて使い倒すのも案外楽しいもんだよ」ってこと。


確かこの靴は1万円くらいで買った気がする。10万円を超える革靴もあることを考えれば安い部類に入るはず。でも、「高そうな革靴履いてるね」と言われることが何度かあった(コレ本当なんです!)。それはきっと、愛着を持って履き続けて、磨き続けていたからだと思う。

安くても高くても、自分が良いと思った物を使い続ける。僕は革靴からそんなことを学んだ。だいぶ汚れてるし、そろそろ磨こうかな。

ー今日の学びー
大事なのは値段じゃない


2020/09/06

オノ ダイスケ

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