【#オノノノート Vol.130】生きるって難しくて、大変だ
「あー、ふらっとどこかに出掛けて記事でも雑誌でも作ってみたら面白いんだろうなあ」と思った。というのも、今日本屋で見かけた数々の本が、僕の心の底にあった「本当にやりたい事」に気が付かせてくれたから。
かつての僕は「カメラマンになりたい」と朧げながらに思っていた。写真を撮ることは面白かったし、自分が面白いと思えることをしてお金をもらえるなら、こんな幸せな事は無いと思っていたから。
ただ、プロカメラマンの方の話を聞いたり、実際にそういう人たちの活動を見ていくうちに、「写真を撮るのは好きだけど、カメラマンになりたい訳ではない」と思っている自分に気が付いた。実にワガママで生意気だ...
でも、何がやりたいのかっていうのはそこまで明確には分かっていなかった。
この時期の僕は「今の仕事がつまらないから別の仕事をしたい」という想いが強かったかも知れない。というか、そういう考えしか無かったと思う。転職の理由が「嫌だから」というのは良くないんだろうけど、そういう風にしか考えられなかったから。で、気が付けば、そう思いながら何ヶ月も経っていた。僕はまだ転職はしていない。
ところが、今日なんとなしに本屋に行って目にした数々の雑誌や本が僕の心の底に沈んでいた「やりたい事」を浮き上がらせてくれた。
僕が今日目にした本はいずれも「ありのままを伝えている本」ばかりだった。街の魅力を伝える雑誌に、環境問題を伝える雑誌、バンライフを伝えてくれる本などなど。どれも引き込まれる文章とともに目を引く写真が添えられていた。
きっとああいう雑誌とか本は、プロカメラマンに撮影を、ライターに執筆を依頼して、出版社の編集者が組み上げて制作をしているんだろうけど、僕がやりたいのはそういう事なんじゃないかと思った。
自分が興味のあることに関する企画(記事)を考えて、実際に現場に足を運び、写真を撮って、文章を書いて、それを組み上げる。あわよくば、その全てに携わりたい。
ザックリ言えば、「カメラマン兼ライター兼編集者」みたいな感じ。こういう職業が既にこの世にあるのかどうかは分からないけど、無いなら無いで自分が初めてになれば良いだけで、こういう仕事を僕はやってみたい!そう思った。
幸い、今の仕事で編集の端くれみたいな事はしているから、多少なりともその辺の知識はある...はず笑 写真についても、幸いなことにスポーツから物撮りまで色々と撮影をさせてもらっている。文章は、なんとか毎日noteを書いている。どれもまだまだ伸び代の方が遥かに大きいけど、どれもかじってはいる訳だ!
あとは、自分で企画を考えて(テーマを決めて)実際にやるだけ。
と、ここまで来たタイミングで「どこかそういうことをやっている会社に転職するべきか」「まずは自分でやるべきか」という2択を迫られる訳だ。
前者は、しっかりとお金をもらいながら勉強もできるし、何よりも先駆者の知識を教えてもらえる(かも知れない)というメリットがある。対して後者は、あくまでも趣味の範囲で自分の好き勝手にできるというメリットがある。
もちろんどちらもデメリットもある。前者を選べば、きっと今ほどの収入を得る事はできない(未経験ということもあるし)。後者を選べば、どんなに頑張ってもコレ自体が直接的に収入になる事は無いし、ネームバリューも無いから取材をするとなってもあくまで個人で交渉するということになる。
一長一短とは、まさにこの事。どちらを選んでも良くも悪くもといった感じ。だから、何を優先するべきかをよく考える必要がある。
んー難しいけど...やっぱり収入を減らすのは自分1人の問題ではないし、やるなら自分で趣味の範囲でやるしかないのかな...。
なんかいつもこういう(趣味でやるしかないっていう)結論になって、結局何もやらない方向になってる気がする。全部が全部お金の為にやらなきゃ意味が無いっていう訳じゃないけど、やっぱり仕事に人生のほとんどの時間を割くっていうのは避けられない中で、趣味でやるには限界があるって諦めてしまっている...
だから、「とりあえずやってみよう!」って飛び出せる覚悟と行動力がある人のことを尊敬してる。そういう人の話を聞いたり、読んだり、観たりすると「すげえ...!」って心の底から思って応援したくなるし、応援されてる様な気持ちにもなる。
もしかしたら、そういう人の所に行って話を聞いて記事にする、なんていうことができたら、すごくやりがいを感じて、仕事というものが好きになるかも知れない。まあ、あくまでも空想だけどね。
そろそろ現実に話を戻そう。
明日からまた1週間が始まる。ちょっと憂鬱。分かりたくもないけど、いわゆる「社会人とはこういうもんだ」っていうのがちょっと分かってきた気がする…社会人って今のところ最悪だ…あんまり面白いものではない...
生きるって難しくて、大変だ。
2020/09/27
オノ ダイスケ
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