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音楽の原点。

、、、まず原点の「音」から書いてみようかな、と思います。

「音」は、この地球上に生命体が誕生してからずっと、常に一緒に存在するものです。
たとえ無音室に入ってもそれは一緒に存在し続けます。つまり、自分を含めた生命体が存在する限り、この世界に無音は有り得ないのです。


この生産され続ける様々な「音」には1つ1つ意味や要求があって、それを生命体は認識して、それによって(それを使って)行動を起こし、お互い共存してきました。

本来、「音」は生命体が意思の疎通をする大事な道具で、「聞く・聴く」という行動は生命体にとって必要不可欠なサバイバル道具の1つです。また、私たちの感情に直接なんらかの影響を与えられる不思議な道具でもあります。

その道具の「音」が、人間によって形式や意味を与えられ、整えらていった集合体が「音楽」で、それは人間が何かを表現するために使われる手段となりました。その手段は長い間、未知の世界との交流に使われ、神聖なものとして扱われていました。

それは、今年250周年記念(を盛大に祝っていたはず)のベートーヴェンによって壊されます。彼は公式に初めて「音楽」を自己表現のために使いました。

、、、まず今日は「音」について、でしたね。戻します。

私が尊敬するハンガリー人ピアニスト・作曲家の大御所はよく「2つの音の間に音楽はすでに存在している。2つ音があればもうそれは音楽だ。」と言っていました。

、、、本当にそうなのか?

このnoteと同じ時期に始めたYouTube(音処「実験ランド」)に2分程度の「音2つの音楽」実験、してみました。

前記した恩師の言葉には、非常に多くの意味が含まれているのですが、今回の実験ではまずは「2つの音」に重点を置いてみました。

バロックピッチ(調弦)を使ったバロックヴァイオリンでの演奏で2分程度です。調弦が特殊なので違和感があるかな? (ヘッド・イヤフォンを使って)深く聴くと、微妙な音の振動と倍音も聴こえるようにしました。違った景色が見えてきます。ご興味があったらどうぞ。



私たち人間の「聞く・聴く」という行動は、人間社会が「情報過多でビジュアルがメインの時代」になってから(さらに)無意識に行われている傾向が多いように思えます。

私は今こそ、再度「音」にスポットライトが当たるときだと思っていて、それを熱く語っていこうと思っています。「音」の世界は奥が深いので、ゆっくり焦らずコツコツと書き綴っていきます。どうぞ気長にお付き合いください。

それでは、また。

追伸:
試しに、騙されたと思って、あらゆる「音」に少しの時間、耳を傾けてみてください。そこには新鮮な発見が必ず、あります。


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