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あなたは日本人だから

「あなたは日本人だから、日本で働く限りは、
理不尽なことも我慢しなくてはいけない。
上司の顔色や機嫌も伺わないといけないし、
空気も読まなくてはいけない。」

新卒1年目の私に先輩が言ったこと。

その先輩のことは好きだし、仕事もできるし、
尊敬できるところもたくさんあるけれど、
流石にその言葉は「なるほど〜!」と言ってメモできなかった。

むしろそんなことを教えるこんな社会にいたくない。
そんな窮屈な思いをするくらいなら社会性なんていらない。
早く国外逃亡したいなぁ。
そう思った。

〇〇しなくてはいけない。
はたして気遣いは、強要や強制されてするものなのだろうか。
配慮とは、理不尽なことを我慢して溜め込むことなのだろうか。

そこには「人を思う」という
根本的に大事な気持ちが無い気がする。

不機嫌は立派な環境破壊

暗い顔をしても物事がうまくいくでもなし、
他人の生活まで暗くする権利はない

置かれた場所で咲きなさい(著:渡辺和子さん)より

最近読んだ本で心に残った言葉である。
上下関係だか空気を読むだか知らないが、人に気を使わせてしまうその人にこそ問題があるのではないか。
私は不機嫌な人の機嫌を取るために気なんて使いたくない。
気を使うのだって案外大変なんだ。どうせなら自分の好きな人が気持ちよく働けるように気を使いたいし、苦笑いで上司の機嫌を取るくらいなら思いっきり

「なんでやねーーん!全然面白くないやないかーい!」

ってツッコんで笑いを取りたい。
自分の機嫌を自分で取れないような余計な人に自分のメンタル削って余計な気を使うと、はぁ〜〜〜〜と灰色のダイオキシンが口から出てくるんだ。こりゃ大変な環境破壊だ。私まで不機嫌になってしまう。

若者だから、新米だから、日本人だから、
理不尽を飲み込まなくてはいけないのか。
嫌なことを嫌だと言ってはいけないのか。
上司の喜ぶ言葉を並べなくてはいけないのか。
辛いことを必死で耐えなくてはいけないのか。

私は我慢を美徳とするこの日本の風習がとても嫌い。
理不尽なことに耐えるのではなく、
理不尽なことを理不尽だと言える人でありたい。

(上手くまとまらないけどおしまい)



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