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心の健康 SECRET EDEN 〜新世界コミュニティ編〜



人は環境に支配される。

人間関係は、人に最も
大きな影響を与える環境である。


…ということは。

「あなたが日頃から関わる人」

を整えない限り、
たとえオーガニックの食事を
こころがけていようが…

ヨガをしてしっかり眠り、
サプリや酵素ドリンクを
毎日ガブガブ飲んでいようが…

理想的な健康は
手に入らないということです。


私は13年ほど、
薬草で腸をきれいに掃除する話や
特製ドレッシングで免疫力を
劇的にアップする話。

薬草の力で脳機能や心を
グレードアップする講義や
プログラムを提供してきました。

大金を投じ、時間をかけて
厳選したアイテムやアプローチを
困っている人に伝え…

「医者から見放されたけど、
 元気になって退院しました」

という結果が出たことも、
10や20ではききません。


が…

無理な人は無理で、
ダメな人はダメでした。

そもそも、続かない。

結果が出るまで
やり抜けない人が多かったのです。


で、思いました。

いくら再現性の高い
知識を提供したところで、
続かない人はそもそも救えない。


では、彼らはなぜ続かないのか…と。

この問いに対する意見は
人それぞれ違うと思いますが、
当時の私が出した答えはこれ。

「生命エネルギー不足」

でした。


日頃から無駄なエネルギーを、
悩みやストレスで漏らしている。

その為、肝心な時になって
エネルギー不足で動けない。

これが原因だと考えたのです。


体が元気でも、
行動力がない人はいます。

が…

行動力がない人はもれなく、
エネルギーが人並み以下でした。

その理由は悪い習慣や食事、
睡眠や運動不足、ストレスなど色々。

これらを整えて
生命エネルギーを高めれば、
行動も継続もできるはず。

私はそう思って、さらに知識や
アプローチを研ぎ澄ましました。

けれども、やはり一定数の人は
体が元気になっても行動は変わらず。

結果が出るまで続かずに、
途中で諦めてしまったのです。


どうやらこれも、一定の人には
正解ではないようだ。

私は行き詰まりました。


目の前に輝かしい未来が
約束されているというのに、
手を伸ばすことすら諦める。

彼らは何を考えているのか…?

当時の私には、これだ!という
答えは見つかりませんでした。


しかし、参加費50万円の
とあるセミナーに参加して、
世の中の仕組みを学ぶ中で…

モヤモヤしていた私の疑問は、
もつれた糸が解けるように
次々と解決していったのです。


今からお伝えするのは、
私のモヤモヤを解消した話を
分かりやすく噛み砕いた内容です。

あなたのストレスや
形のない不安を消滅させ、
心身ともに健全に生きるヒントを
たっぷりと詰め込みました。


これを知れば、心身ともに
穏やかで健全な日々を送れる。

そう断言できる内容になりますが、
その要素をどれだけ吸収して
活用できるかは、あなた次第。

1つでも多くのヒントを掴めるように、
集中してお付き合いください。

それでは、はじめます。


健康オタクに欠けている要素


まず最初に。

「健康オタクは、真の健康体にはなれない」

これが13年間、健康業界に身を置いて
活動してきた私の結論です。

いくらオーガニックや無農薬野菜を食べ、
ぐっすり寝て、ヨガや瞑想を毎日やっても…

なんだかいつも不機嫌で不幸そう、
という健康オタクを、今までに山ほど見てきました。

 
では、なぜ彼らは

「健康!健康!」

と九官鳥のように叫び続けているのに、
不健康かつ不幸な雰囲気なのか…?


私の答えは

「健全な視点」

「健全な思考」

「健全な感情」

が欠けているから、です。


簡単に言うと彼らには

「余裕も遊び心もない」

のです。


もう少し理解しやすいように、
ちょっとイメージしてください。

あなたが作った料理を

「これは食べ合わせがダメ!」

「これは体に悪いから食べない!」

「私には選ぶ権利がある!」

と怖い目をして論じる人と、

「ありがとう、美味しいねー」

と、笑顔で味わってくれる人。


どちらが幸せでどちらが愛されて、
どちらが元気で長生きしそうですか…?

。。。

良識あるあなたなら、
答えは決まっているはずです。


人というのは、不思議な生き物です。

理論的にはAが正解なのに、
結果はBが正解になることがある。

常識で考えると不可能なのに、
可能になることがある。

予想外の神秘的な奇跡を
引き起こすことがあるのです。


では、その神秘的な奇跡を
引き起こすものは何なのか…?

心理を扱う人であれば

「潜在意識の働きだ!」

と答えるでしょう。


確かに、それも正解です。

しかし私は、もっとシンプルに
その秘密をこう表現します。

「ご機嫌であることだ」

…と。


「あの人はやりたい放題しているのに、
 すごく元気でずるい」

健康業界に身を置いていると、
定期的にこんな話を耳にします。

例えばこれは、ある奥様の話。


私は早寝早起き、食事もサラダ中心で
運動も瞑想も頑張っている。

でも夫は深夜まで起きて、
ゲームをしながら酒を飲んでいる。

運動も嫌い、ファーストフードや
肉やお菓子を毎日食べている。

それなのに、夫はいつも元気。

冬になっても、風邪をひくのは私だけ。

夫はピンピンしていて、
風呂上がりに全裸でペタペタと
リビングを歩き回っているのに、
風邪をひく気配すらない。


。。。

「ねぇ、理不尽だと思いませんか!」

甲高い声で、怖い顔して
そう語りかけてくる奥様の顔を見て…

私は心の中で

「あぁ、昔の人はきっと
 暗闇でこういう人と出会って、
 鬼が出たと思ったんだろうなー」

…と思いつつ。

適当にうんうんと、相槌を打っていたのです。


健康を追求すること、10年以上。

ストイックで神経質な時期も体験し、
ぐるっと一回りして今思うこと。

それは、

「怖い顔して健康的な習慣を
 徹底的にこなすよりも、

 楽しむべき時は楽しみ、
 いつもは“程よく”体を気遣って
 メンテナンスするのが一番の健康だ」

ということです。

ご機嫌に生きるのが、一番の健康。

眉間にシワを寄せて

「あれは健康に悪いから
 食べたらダメ、これもだめ」

と神経質になり始めたら、
末期症状だと思った方がいいです。


日頃は健康を意識した習慣を。

そして、時には満面の笑顔で
美味しくてジャンキーなものを
楽しんだ方が健康になれます。

私はいつも、

「体の栄養だけでなく、
 心の栄養も補給しましょうね」

と言っていますが、
それはこの心身のバランスが崩れた
健康オタクたちの悲惨な末路を
散々見てきたからです。


では、心の栄養補給のために
我々は何を心がけるべきなのか…?

どうすれば、健全な人生を
送るために必要な

「視点」

「思考」

「感情」

を育てていけるのか…?


私の答えは、
まずコミュニティを整えることから。

わかりやすく言えば、

「良い人間関係という環境を整えること」

です。


関わる人が、あなたの運命を決める


人は環境に支配される生き物です。

中でも大きな影響を与えるのは、
あなたが日頃から関わる人。

この人間関係を整えない限り、
オーガニックの食事もヨガも、
サプリや酵素ドリンクも無効。

「10時間も働いたのに、
 給料はたったの1000円か」

ぐらいの非効率な人生になります。


良い人間関係を築くために
必要な要素は2つです。

まず1つ目は、昔から変わらない
人間の深層心理を理解すること。

基本的には昔も今も、人の本質は変わりません。

嬉しかったら笑顔になる。

悲しいことがあると泣く。

本能が求めるものは、昔も今も同じです。


この土台部分を理解すれば、
あなたの人間関係という環境は
劇的にグレードアップします。


そして2つ目に必要な要素は、
時代の流れと変化の理解です。

人殺しはいけませんが、
戦争になれば敵をたくさん
殺した人が英雄と称えられる。

こんな風に世の中は、

「時代の流れや変化によって、
 良いことが悪になり、
 悪いことが良いことになる」

という変化を繰り返しています。


ファッションの流行を見れば、
腑に落ちると思いますが…

流れや変化に取り残された人は
仲間外れにされたり、
陰でコソコソあざ笑われます。

つまり、

「変化と傾向」

に鈍感な人は、いい人間関係が築けない。

心を健全にしてくれる
良き環境を作れないのです。


そうならないように、
良い人間関係2つのポイントを
徹底的に解説していきます。

今からお伝えするのは、

「名もなき大勢からチヤホヤされて
 いいね!される生き方」

ではありません。

面倒な人を引き寄せず、
仲良くなりたい人だけと
深い関係性を築くヒントです。


どうして今、
世の中はこうなっているのか。

なぜ、そうなっているのか。

人の性質はどう変わったのか。


一般人が言語化できない
ありとあらゆる現象の裏側を
わかりやすく噛み砕いたものが、
これからあなたにお伝えする

「SECRET EDEN」

です。


知っている人が圧倒的に得をして、
知らずに生きている人が
取り返せないほどの損をする。

私がそう確信した内容を
10のテーマに分けて伝えますので、
集中してお付き合いください。


それでは、本題に。

今回は

「新世界のコミュニティ」(人間関係)

をテーマにお話します。


コミュニティと価値観


あれは2014年のこと。

私は

「10人でいいから、
 関係の深いフォロワーを持とう」

というテーマで講義を行いました。


今でいえば

「小さなコミュニティを作れ」

という内容の話です。


コミュニティとは一般的に、
人が集まってできる場のこと。

例えば、あなたの家族。

会社。

部活動。

趣味のサークル。

全て、コミュニティです。

地元の喫茶店に集まる常連さん。

いつも同じ日の同じ時間に、
銭湯で集まるメンバー。

これもコミュニティです。

何かを成し遂げるために
集まるコミュニティや、
同じ方向目指して進む
コミュニティだけでなく…

「そこにいくと、いつも仲間がいる」

「自分を受け入れてくれる」

「安心して、自分らしくいられる」

というコミュニティも、
昔からたくさんありました。

こういったコミュニティには、
独自のルールがあります。

ルールがあって、協力しながら
お互いに利益を手に入れる。

「私もハッピー、あなたもハッピー」

という理想を目指して、
コミュニティは存続します。


ただ、人はそれぞれ
価値観も違えば視点も違います。

同じコミュニティ内でも、
Aさんが感じる幸せの答えと
Bさんが感じる幸せの答えは
当然ながら違います。


時には意見が
ぶつかることもあるでしょう。

あなたが好きな食べ物を
家族の誰かが嫌いなのと
同じことです。

「今日はハンバーグが食べたい!」

「えー、私、ハンバーグ嫌い!」

こんな風に、親しい身近な人でも
相容れない部分はあって当然です。


だから、全てを理解してほしいとか
ありのままの私を全部受け入れてほしい、
というのは無理な話です。

もしあなたが、相手のありのままを
全て受け入れようとすると…

かなりの高確率で、あなたはどこかで
我慢したり嫌な気持ちになるでしょう。

これでは

「私もハッピー、あなたもハッピー」

という関係性(コミュニティ)はできません。


だから大前提として、

「全てを理解したり
 ありのままを受け入れるのは無理」

と覚えてください。

ここを理解しておくだけで

「ありのままの私」

を押し付けてくる人たちとの
上手な距離感の取り方が
自然と見えてくるはずです。

余計な心の重りが
1つ外れると考えて結構です。


こんな風に人それぞれ、
価値観や視点は違います。

たとえあなたが、どんなに切実に
わかり合いたいと願っても、
相容れない部分はあるのです。

しかし、ご安心ください。

「今、人の視点や価値観は
 こう変わってるよね」

というポイントさえ理解しておけば…

お互いの違いをうまく受け入れつつ、
相容れない部分はそのままでも
仲良くやっていけるからです。

今からお伝えする
ポイントさえ押さえておけば、
人間関係の無駄なストレスは
最初からことごとく回避できます。

あなたにマイナスをもたらす
疫病神のような人たちとの縁を、
最初から結ばずに済むのです。

ポイントさえ理解しておけば、
今、世の中はこういう理由で
SNSで言い争う醜いサルが
増えているんだな…とか。

こういう特徴の人を避けて
こういう人と付き合ったら、
人に優しい気持ちで接して
生きていけるんだな…とか。

仲間のフリして
私の足を引っ張っていた元凶は
こいつだったのか…!とか。

あなたをモヤモヤさせる
悩みの原因が明確になるので、
人生の無駄を大幅に減らせます。


ただし、1つだけ。

お互いのためにも、
先にお断りしておきます。


私がこれから話す内容は、
世の中にいる10%の人にのみ
非常に役立つ内容になっています。

残り90%の人は
何を言っているか解らなかったり、
反発の気持ちを生む話になるでしょう。


ですから、無料部分を読んで
違和感を感じたのなら…

その感覚を大事にして、
それ以上踏み込まないでください。

知っても行動を変えない人には
辛くなるだけの話なので、
絶対に購入しないでください。

私はここで警告しましたので、
この先は何があっても自己責任です。


きっと私と同じ感性を持つ人なら、
私が伝えようとしていることを
理解してくれるはずですし、
この知識を一生の宝にしてくれるはず。

心に響くものを感じてくれた人のみ、
最後までお付き合いください。

では、続けます。


コミュニティとリーダー


今は、小さなコミュニティの時代です。

小さな会社や個人の活動が増えています。

私もあなたも、複数の小さな
コミュニティに所属しています。

そして、そのコミュニティの
メンバーから影響を受けたり、
影響を与えて生きています。


このコミュニティは基本、
リーダーとメンバーで構成されています。

リーダーはいつもこの人!
というコミュニティもあれば、

「いつもは、この人がリーダー」

「イベントや旅行の時は、
 あの人がリーダー」

と、状況によってリーダーが
交代するコミュニティもあります。

例えば、家族の場合。

旅行の予約や段取りをする時には、
お父さんがリーダー。

料理をする時には
お母さんがリーダーという風に、
最も適切な人がリーダーを演じます。

私のコミュニティでも、
たまに私が受講生になって
メンバーがリーダー(講師)
になることもあります。


コミュニティの目的は、
その場にいる人みんなが
恩恵を受けること。

先ほども言いましたが

「私もハッピー、あなたもハッピー」

ですので、この目的を達成する為に
その場に最も適切な人が
リーダーになれたら理想的です。

つまり、あるコミュニティに
メンバーが100人いた場合。

それぞれが得意な分野で
リーダーとして活躍すれば、
100人のリーダーが生まれる…


…と言いたいところですが、
残念ながらそれは理想論です。

実際には、人が100人集まると
90人がただ黙って受け取るだけ、
という結論が出ているのです。


あなたもどこかで

「働きアリが100匹いたら、
 必死に働くのは20匹で
 そこそこ働くのが60匹、
 20匹は絶対にサボる」

という話を
聞いたことがあるかもしれませんが、
人の社会も似たようなものです。


コミュニティ内のリーダーに
置き換えて見てみると…

人の役に立とうとして
積極的に何か行動を起こす人は、
コミュニティに10%いればいい方です。


例えば、会社。

サークル、オンラインサロン。

学生のクラス、部活。

仮にその場に100人の
個性豊かな人が集まったとしても、
リーダーとして活躍する人は10人程度。

これはすでに、
海外の研究機関でも証明済みです。


「大衆の中に優れたリーダーは
 どれぐらいの確率で紛れているのか?」

以前、海外でこのテーマに注目した
研究者たちが50年ほど調べた結果…

対象が100人でも1000人でも、
1万人でも10万人でも

「10%いたら上等」

という結論が出たのです。

しかも、研究対象の人数が
増えれば増えるほど、
限りなく10%ジャストに近い
数字が出たそうです。

この話を聞いた私は、
非常に腑に落ちるものがありました。

…というのも。

今まで15年ほど、
ビジネス系のセミナーや合宿、
高額講座に参加してきましたが…

いずれも結果を出せた人は
平均10%以下だったのを、
散々見てきたからです。

「全くの初心者でも、成功できる!」

ビジネスセミナーの講師は
こう熱く語って参加者を募集します。

が…

講座終了の時に結果が出ていたのは、
いずれも10%前後。

結果を出す人と出せない人には、
明確な勝ち負けの境界線があったのです。


日本は弱者に優しい国です。

ただ、綺麗事を抜きに世の中を見れば…

自然界は、弱肉強食。

「明確な境界線」

の存在は否定できません。


野性の王国でいえば、
狩るものと狩られるもの。

学生でいうと、クラス内の

「リア充勢と地味勢」

をイメージしてもらえば、
雰囲気は掴めると思います。

では、人間界における
明確な境界線とは何か…?

まず大前提として

「1:9:90の法則」

を理解してください。


1:9:90の法則


もし、あなたを含めて
その場に100人が集まったら…

その中に平均1人、
非常に優れたリーダーの素質を
持つ人が紛れています。


なぜかクラスのみんなが、
あの子を中心に集まる。

学級委員や生徒会長なら、
あの人しかいない!

そう思われるような人は、
生まれながらリーダーの素質を持つ
100人に1人の可能性、大です。

そして100人中9人は、

「知識をつけて努力したら、
 素晴らしいリーダーになれる」

という素質を持っています。

勉強と鍛錬を重ねれば、
すごくいいリーダーになれる。

世の中のリーダーの大半は、
このポジションにいます。


そして、残りの90人は大衆です。

リーダーになりませんし、
無理にリーダーにすると
逃げるか潰れてしまいます。

ただ、彼ら大衆には
リーダーの素質がないのか?
というと、そうではありません。

大衆層の人たちも

「リーダーになれる知識やスキル」

は持っています。

可能性は持っているのですが、

「世のため人のため」

「自分の可能性に挑戦する」

「積極的にやろう」

という気持ちがないだけの話です。

そもそもリーダーになんて
なりたいと思わない。

リーダーにならない方が楽で、
辛い努力や苦しいことはしたくない。

人に何かを与えるのは面倒で、
ただ一方的に与えられたい。

これが100人中、90人の性質です。


この1:9:90の法則は、
私の個人的な意見ではありません。

人の性質を研究する海外の専門機関で

「世界中、ほぼこのバランス」

と明らかになった研究結果です。


まとめると、人が100人が集まれば…

その中の1人は、ずば抜けて優れた
生まれ持ってのリーダー。

そして9人が、訓練次第で
偉大なリーダーになれる人。

残り90人は、
リーダーになると疲れたり
不幸だと感じる気質の大衆。


綺麗事は一切抜きにして、
世の中を見渡せば…

どの世界もほぼ、

「1:9:90」

のバランスだと気づけます。

責任感に潰されて
鬱になる人がいるのは、

「メンタルが強いか?弱いか?」

だけの問題ではありません。

「適切ではない人が(大衆)
 適切ではないジャンルで
 リーダーに祭り上げられた」

という可能性が高いのです。


ですから、もしあなたがリーダーで
誰かを責任者に決める時には、

「この人はリーダーとして
 適切な素質を持っているか?」

という視点も持っておいてください。

そうすれば判断を間違えませんし、
あなたも相手も不幸になりません。

大衆はキャパオーバーになると、
キレるか人のせいにするか逃げ出します。

だから、あなたの為にも彼らの為にも…

「リーダーか?大衆か?」

を見抜く目を養ってください。


適切な人と、適切な場所


リーダーと大衆を分けて見る。

この理論は賛否両論ありますが、
私はむしろ

「大衆に寄り添う、優しい理論」

だと判断しています。

なぜなら、最近は

「人は誰でも、
 無限の可能性を持っている!」

「人には皆、自由や権利がある!」

という言葉を雑に捉えて
不幸になる人が増えすぎたからです。


世の中には、正直なところ

「リーダーにならない方がいい」

という人がたくさんいます。

そういう人に任せると、
良くない結果になるのです。

No.3ぐらいのポジションなら
かなり優秀に活躍できたのに、
トップに押し上げられて潰れた。

サポート役なら有能なのに、
責任を任されて鬱になった。

私は会社員時代から、
そんな人たちの悲惨な末路を
何百回も見てきました。

私には彼らが、水中から飛び出して
地上で活動しようとして窒息死した
魚のように見えたのです。


「人は皆、無限の可能性を秘めている!」

「その気になれば人は、
 何にだってなれるんだ!」

自己啓発セミナーに行くと、
講師たちは熱く語ります。

なぜなら彼らの仕事は、
相手をその気にさせること。

だから何度も何度も、

「人は皆平等で、能力があって
 同じチャンスを与えられている」

と繰り返すのです。

確かに、能力面だけ見たら
チャンスを掴める人はたくさんいます。

が…

大体、セミナーや講座の講師は

「圧倒的なリーダー」(1%の人)

ということを忘れてはいけません。


それに対して、参加者の大半は大衆です。

だからこの場合、
何らかの結果を出せるのは
リーダーの素質を持つ10%だけ。

90%は、話を頭では納得できても
再現はできません。

 

特に困るのは、優れたリーダーが

「置かれた場所で咲きなさい」

なんて言い始めた時です。


確かに、こう発言する人は
どんな劣悪な環境に身を置いても
美しく咲き誇れたのでしょう。

しかし、それは

「1:9:90」

の上位1%だからできること。

大衆がこの話を信じて行動しても、
講師のいう結果には辿り着けません。

なぜなら我々の大半は

「適切な場でなければ、
 自分という花を咲かせられない」

からです。


どんな逆境でも
花を咲かせられるリーダーと、
適切な場でなければ
花を咲かせられない人たち。

多くの人は、この違いが
完全に頭から抜けていますが、
結果を左右する重要なポイントです。

リーダーの話を活かせるのは、
リーダーの素質を持つ人のみ。

いくら知識が素晴らしくても、
自分に適切でない学びから
花が咲くことはないのです。


日本には昔から

「水を得た魚」

という言葉があります。


リーダーも大衆も、

「自分にとっての水」

を見つければ、
充実した生き方ができるのです。

ここでいう水とは
関わる人や学ぶ内容、
自分が活躍する場所など。

では、あなたにとっての

「水」

は何なのか…?

ここを追求していけば、
良い人間関係や仕事に
次々と気づけるでしょう。

意識のアンテナを立てて、
日々を過ごしてみてください。

きっと今まで見えなかったものが
見えてくるはずです。


1:9:90の成功法は、それぞれ違う


大事な内容なので、もう少し補足します。

「1:9:90」

の3つに所属する人はそれぞれ、
自分に合う成功法則が違います。

例えば、これから起業する人が

「会社を10社、経営しているよ」

という社長さんの話を聞いても、
再現できません。

それは、その人がいる
ステージが違うからです。


昔からある名著、

「7つの習慣」

「人を動かす」

「思考は現実化する」

でも、その人の現在地が違えば
使えるポイントは違ってきます。

これと同じように、

「1%と9%のリーダー」

「90%の大衆」

は、価値観も幸せの対象も
何もかも違うぐらいの前提で
向き合った方が上手くいきます。


私は10年ほど前までは、
90人側にいる大衆にも
才能や可能性があるので、
よきリーダーに育てたい…と。

時間とエネルギーを注いで
ありとあらゆる事を教えてきました。

しかし結局、打った時に響いたのは
リーダーの素質を持つ10%だけ。

90%の大衆は続かず、
結果も出さずに消えていきました。

その経験を経て、今はこう思います。

本人がやりたくないことを
無理にやらせる必要はない。

やる気のない人がリーダーになると、
本人だけでなく周りが迷惑する。

だから、やりたい人にやらせた方が
みんな幸せな世界にできる。

じゃあ、心にリーダーの種を
持つ人を育てた方が早いだろう。


そのリーダーが成長すれば、
周りの人をよりたくさん
笑顔にしていけるはずだ。

こう考えるようになって今は、
心にリーダーの種を持つ仲間の
サポートに全力を注いでいます。

心にリーダーの種を持つ人が
普通に今の世の中を見ると、

「どうしてこの人は、こうなんだ?」

だらけだと思います。

大衆の考え方や行動を見て
生き辛さを感じたり、
ストレスや怒りを感じることが
多い人もいるかもしれません。

人に絶望して、期待も夢もなくして
虚しくなっているリーダーもいるでしょう。

けれどもこんな風に、世の中は基本

「1:9:90」

の比率だと考えれば、
納得の上で心穏やかに前向きに、
進んでいくことができます。

なぜなら、世間の90%が

「あなたと全く違う価値観で
 物事や世界を見ている」

と気づくと、割り切って
向き合えることが増えるからです。


すでに海外では50年の研究の末、

「理想論はさておき、現実見たら
 1:9:90のバランスだね」

という結論を出しています。

大衆にとってこの理論は
受け入れ難い話なので、
一般化はしないと思いますが…

リーダー層の間では密かに
浸透していくと予測されています。


ですから、今のうちに。

「心地よい人間関係」

を創る為に、1:9:90の法則を
理解して人と向き合ってください。

一般的なリーダーが気づいて
取り入れようと思った頃には、
もうあなたの人間関係はかなり
快適に仕上がっているはずです。


進化が幸福なのは10%。

現状維持が幸福なのが90%


頑張って挑戦して、変化して、
成し遂げたら幸福を感じる。

これに当てはまるのは、
頑張ればリーダーになれる
10%側の特徴です。


残り90%の大衆が求めるのは、
平和な現状維持。

仮に口では、変わりたいとか
幸せになりたいと言っていても…

大衆は本能の深い部分で

「変わらないことの方が幸せ」(らく)

と感じていますので、
基本的に変わろうとしません。


では何故、大衆は変わらないことを
幸せと感じるのか…?

それは、変化を不幸だと感じる
性質を持っているからです。


その変化の先に良いことが
待っていても、彼らには関係なし。

リーダーが良かれと思って、
新しい世界に引っ張り込もうとすると…

大衆は喜びよりも、苦痛を感じるのです。


もちろん大衆も、
自分が居心地のいい範囲内での
変化は求めています。

「自分の枠の範囲内での変化や
 辛くない範囲内でのチャレンジ」

は思いっきり楽しみたいのです。


例えるならそれは、
川の浅瀬でチャプチャプ遊ぶ感じ。

でも、水の深いところに連れて行くと
大衆は気が狂ったように怒り始めます。


もう1つ違う表現をするなら、

「香港に行って
 本場の料理を楽しもうよ!」

と誘うと嫌がりますが、

「香港の料理を出す専門店が
 歩いて5分のところに
 できたから、行こうよ!」

だったら喜んで来る感じです。


ただ、こんな話をすると決まって

「でも、無理矢理でもいいから
 新しい世界を見せてあげたら、
 結果オーライで喜ばれるのでは?」

と聞いてくる人がいます。


はい、相手がリーダーなら
ほぼそれで上手くいきます。

相手が大衆の場合でも、
運が良ければそうなります。


しかし、かなりの高確率で…

大衆相手にそれをすると
ひどく恨まれたり嫌われたりと
必ずあなたのせいにされるので、
リスクは覚悟してください。


大衆は、自分が居心地よく
暮らしている枠から引っ張り出されると、

「何をこいつは、私の平穏を
 ぶち壊してくれているんだ!」

と被害者意識を持ちます。


で…

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