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入院最終日(手術3日後-術後処置1回目~退院), 高額療養費制度のこと

2023/9/22(金)
待ちかねていた退院日がやってきました。
「大きなトラブルさえなければ予定通り退院」と聞いていて、雰囲気は退院に向かっているものの、確定するまでドキドキでした。


退院日のコンディション

  • 体温、血圧の測定なし

  • 黒い便。いったん治まったが、止血ガーゼ抜きの出血のせいか、また黒い便が出始めた。「次に黒い便が出たら見せてください」と看護師さんに言われていたので、朝方排便したときに見てもらった。「少し黒いですね」という事で、外来で医師に相談してみることに。医師に確認した結果、「どうしても血が胃に流れるので黒い便が出る。数日続くかもしれないが、徐々に治まっていくので心配はない」との事。

  • 鼻からの出血。かなり減ってきて、綿球を変える頻度が減ってきた。血よりも粘液の方が多くなり、色も薄まってきた。

  • 頭のふらつきと、軽い頭痛。「鼻に詰め物をしているせいもあり、脳に酸素が十分いっていないから起こっている可能性が高い。モノが二重に見えたりなどしていなければ問題なし。」との事。(この「モノが二重に見えたりはしてないか?」は術後よく聞かれた。視覚に違和感を感じる場合は要注意と思われ、少しでもおかしい事があれば早く看護師さんに伝えた方がよいと思われる。)

  • 喉の痛み。まだ少し残っているものの、改善傾向。

  • ほぼ寝ている、食事がとれずで体力が戻っていない。

  • 食欲。ようやく少し出てきた感じ。ご飯を食べるのが一番キツかったが、この時は「もう少し食べたいな」と思えた。が、胃が小さくなったのか量が食べれず、食べ過ぎないように控えておいた。お味噌汁は少し残し、牛乳は後で飲もうとよけておいたが、おかず類、パイナップルは完食。

朝ごはん(病院での最後のごはん)

術後処置-1回目

結論から言うと、私の場合、これが最強に痛かったです(私はガーゼ抜きはそれほど痛くなかったので)。

外来に行くように言われ、何をするのかわかっていないまま行ったのですが、「術後処置」の為だったようです(以前も書きましたが、私がお世話になっている病院は、事前に詳細を教えてくれません。他院もそんなものなのでしょうか?)。

溜まっている膿を取るのですが、鼻の奥だからか、炎症を起こしている場所だからかはわかりませんが、時々ズキーーーーンと脳天に響くような痛さがありました。時間にしたら秒単位ですが、なかなかきつかったです。看護師さんが「頑張ってくださいね~。もうちょっとですよ~」と肩をたたいてくださっている事だけが救いでした(看護師さんの存在は本当にありがたいと入院中何度も思いました)。

あまりの痛さに「来週からの術後処置もこんなに痛いのでしょうか?」と先生に聞いたところ、「今日がピークで段々と楽になります。」という事でしたが、恐怖しかなかったです。

退院時の処方薬

  • ラスビック錠75mg 1日1回7日分 [朝]食後

  • カルボシステイン錠500mg「トーワ」 [朝・昼・夕]食後

  • セレスタミン配合錠 1日2回7日分 [朝・夕]食後

  • アラミスト点鼻液27.5㎍56噴霧用 1個 1日1回 1回2噴霧

退院後の生活について(退院後2週間:安静期間)

  • 指示があるまでは常に綿球で鼻栓をする

  • 鼻洗浄(鼻うがい)は毎日1日3回行う

  • 予約された通り外来受診 ※術後のケアが非常に大切

  • 運動、力仕事、トイレで力む、お風呂につかる(軽いシャワーはOK)などの、血圧が上がる事・血の巡りがよくなる行為は避ける

  • 鼻を強くかまない

  • 安静期間の2週間は、できるだけ安静に過ごす

入院費用

なんとか術後処置を終え、予定通り退院できました。
入院費:¥62,200
※高額医療制度適用(高額医療制度については後述します)
※内訳:入院料、医学管理料、検査、投薬、注射、処置、手術、麻酔、病理診断、包括評価、食事負担金
医療費は月額計算されるため、入院日を決める際、月を跨がないようにした方がよいです。

退院時は友人に迎えに来てもらいました(タクシーで帰るつもりだったので一人でも帰れなくはないな、と思ってましたが、手術前は麻酔など色々怖く、「友人が迎えに来てくれる=無事に終われる」ような気がして、友人の言葉に甘えさせてもらいました。一生大事にしたい友人です。本当に大切にすべきは、楽しい時にワイワイやるだけの友人ではなく、困った時に手を差し伸べてくれる友人ですね。私もそんな人でありたいと思います)。

タクシーですが、病院には自分で呼んだりできないんですね。病院の受付で呼んでもらって使ったのですが、近距離なのに¥2,000もしました。。。

高額療養費制度について

既にご存じの方も多いのでしょうが、実は私は今回自分が入院するまで詳しく認識していなかったため、参考までに記載しておこうと思います。
自分のケースを前提に個人的に調べた内容の為、みなさんの保険の種類などによって相違があるかもしれませんので、参考程度に見て頂けると幸いです。(因みに私の保険は「全国健康保険協会(協会けんぽ)」で、マイナンバーカードと保険証の紐づけをしたので手間がかからず非常に楽でした。)

日本には「高額療養費制度」というものがあります。

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額(※)が、ひと月(月の初め から終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。 ※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。 212,570円を高額療養費として支給し、実際の自己負担額は87,430円となります。

厚生労働省保険局

「支払い後申請すると、上限額を超えた差額が返金される」というものですが、一時的に立て替えるのも金額によっては大変ですよね。
そんな時、事前に「限度額適用認定証」を申請しておけば、一時立替不要となる仕組みもあります。

高額な外来診療を受ける皆さまへ
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う自己負担額が、1か月(暦月:1日から末日まで)単位で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する「高額療養費制度」があります。
これまでの高額療養費制度の仕組みでは、入院される方については、「認定証」などの提示により、窓口での支払いを自己負担限度額にとどめることが可能でしたが、外来診療では窓口負担が限度額を超えた場合でも、いったんその額をお支払いいただいていました。
平成24年4月1日からは、外来診療についても「認定証」などを提示すれば、自己負担限度額を超える分を窓口で支払う必要はなくなります。
この取り扱いを受けるには、事前に「認定証」を入手していただく必要があります。認定証の交付手続きについては、ご加入の健康保険組合、協会けんぽ、または市町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度)などにお問い合わせください。

厚生労働省

さらに便利なのはマイナンバーカードを使った方法です。
これは、病院側がマイナンバーカード対応である場合に限られますが、今回この方法でやってとても楽でした。どこかに出向かなくてもよい点が、私としては非常にポイントが高いです。
以下のサイトを参考にしてもらうとわかるかな、と思いますが、適宜お調べ頂けるとよいかなと思います。

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