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動物人間

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私のアイデンティティは「動物人間」。 限りなく人間に近い時、そうでない時。両者を行き来する私は、人間社会に苦しむ。 そんな、「動物人間」となる者の思考、感覚をここへ綴る。
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2021年6月の記事一覧

午前3時

午前3時

私は森の中で眠っていた。

それは突然の出来事だった。

「タタタタッタ」

何かが猛スピードで走りだした。

次の瞬間、それは「ドンッ」という低く鈍い音と共に何かにぶつかった。

そして、その音と共にぶつかられた者が「キーッ」と甲高い声で鳴いた。

「次は私か」

そう思った。

それに喰われると。 (いや、喰うか。)

やはり、その時恐怖が私を埋め尽くしていた。

なす術もなく、ただただ横たわ

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野生への誘い

野生への誘い

裸足で山を歩くことを夢見てから早2ヶ月。

着々とその夢は実現に向かっている。

先日、家から片道30kmある皿ヶ嶺へ愛車(クロスバイク)と共に向かった。

登山口近くに自転車を止め、山頂に向けて歩き始めた。

初めは農道をひたすら進み、小石が転がる山道を登っていった。途中、車道に出るや否や靴下と靴を脱ぎ捨て裸足になった。

嗚呼、なんという開放感だろうか。

アスファルトの凹凸、

日陰と日向の

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