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重陽の節句について

先月、「心の儀(晦日祭)」毎月の月末の儀式での御言葉です。
※参加者には各々に今必要な御言葉頂けます。

葉月感謝の儀(2022年9月25日開催済)

葉月 心の儀 御言葉。

感謝の心も又
波紋となり周りに広がり
近ければ力強く
遠くなれば弱くなる
心に近い氣持ちであれば
感謝が感謝を生み
皆が幸いとなる

今回の御言葉は分かりやすいんです。

感謝もですが「心」から心底から
お伝えして下さい。

思っているだけだと自分自身にしか伝わりません。

せっかく感謝して良い気心地になっているのに
「開運」の切っ掛けになるかも知れないのに
勿体ない

お腹に力を入れて声を大にして

「ありがとう」

しっかりと相手の心に届くように
伝えましょうね。

2022/10/04 は 重陽の節句

本当に無病息災、不老長寿を願いたい方だけ
直接お申込みください。

自然治癒能力を高め、見た目年齢不詳になります。
1回2回じゃ効果は薄いですけど…
継続は力なり。

重陽の節句にまつわる日本の行事

重陽の節句は今となってはその意味や季節感を失いつつあり、節句のお祝い事として行われる行事をほとんど見かけなくなりましたね。形は変わっても、昔の面影を残す行事はいくつかあるのです。

秋の収穫を祝う九州地方の「くんち」

重陽の節句は秋の節句でもあったため作物の収穫祭として形を変えながら全国各地で受け継がれていました。

なかでも名が知られているのは、九州地方の「くんち」。くんちとは九州の方言で9日を意味しており、収穫を感謝して行われる秋祭りを指してます。

「長崎くんち」「唐津くんち」「博多おくんち」を「日本三大くんち」と呼ばれており、なかでも長崎くんちは400年近く続く諏訪神社の礼祭で、国の重要無形民俗文化財にも指定された歴史ある祭り。くんちの期間は勇ましい掛け声とともに、華やかな神輿を担ぐ人々の姿や龍踊りを見ることができます。

ものを大切にする知恵が生んだ「後の雛(のちのひな)」

「後の雛」の催しは、江戸時代に庶民の間から始まったとされていますが、3月3日の上巳の節句で飾った雛人形を、片付けた後の9月9日重陽の節句に再び飾ることで長寿を願うという意味を持つ風習でもあるのです。

なかなか最近では重陽の節句に雛人形見かけませんね

桃の節句は女の子の成長や幸福を願う節句に対し、菊の節句である重陽の節句は大人の女性の健康や長寿を願う節句で、そのため「大人のひな祭り」とも呼ばれているんです。

また後の雛には、もう一つの意味もある。高価な雛人形を1年間しまい続けると、害虫がついたり傷んだりすることも多いですよね。そのため9月に再び飾ることで風通しを良くし、長持ちさせることができると考えられていた。江戸時代から伝わる、「もの」を大切にする知恵が生んだ行事であるのです。

重陽の節句にまつわる、日本で育まれた食文化

旬の食材を食べて健康を祈る行事食。七草の節句に七草粥を食べるように、重陽の節句にも旬を取り入れた日本特有の行事食があります。

気品漂う「菊酒」

気品のある花の姿から、「高貴」の花言葉を持つ菊の花不老長寿の願いを込めて飲む「菊酒」は、花びらを蒸して冷酒に浸し漬けることで、高貴な花の香りが酒に移った何とも品のある一杯。

近年は食用の菊も通年で多種栽培されており、グラスに冷酒を注いで花びらを浮かべると、香りだけでなく彩りも楽しめ更に、菊には高い殺菌・解毒作用があり、刺身に飾り添えられる。残暑厳しい9月は、まだまだ菌が繁殖しやすい時期でもあるので殺菌効果の高い菊酒でアルコール+菊での消毒し乗り越えましょう。

秋の味覚の代表「栗ごはん」

秋の味覚の代表格である栗。栗を見ると秋が来たと感じる方も多いのではないでしょうか。そんな旬の食材を使った「栗ごはん」も、重陽の節句の行事食なんです。実は、栗は8月中旬ごろから出回り始めるため、9月9日に栗ごはんを楽しむこともできます。

実際、家の庭では夏から栗を楽しんでおりました。

栗ごはんを食べる風習はなんと江戸時代から始まったといわれており、庶民の間では重陽の節句を「栗の節句」とも呼んでいたようだ。栗は抗酸化作用のあるタンニンやビタミンCをたくさん含んでおり夏にたまった疲れが出てくる秋に、取り入れ疲労回復をしましょう。

「秋茄子」の言い伝えとことわざ

重陽の節句に秋茄子を食べるようになった由来は、「くんち(9日)に茄子を食べると中風(ちゅうぶ)にならない」という言い伝えから。中風とは脳卒中などにより半身不随になることを指すが、その主な原因である生活習慣病の予防を意味してます。

秋茄子不老長寿を願って季節の節目に食べられた秋を代表する食材だが、実は茄子の旬は7~9月の夏なんです。そのため9月の終わりから10月にかけて収穫された茄子は「秋茄子」と呼ばれ、夏茄子とは別物(特別扱い)とされていました。

旧暦の重陽の節句は、現在の10月初旬頃だったため秋茄子を重陽の節句に食べるというのは理にかなっているのですが、現在の太陽暦では重陽の節句は9月9日のため、秋茄子というよりは夏茄子になってしまいます。

当流派では、旧暦に儀式行っておりますので秋茄子なんですけど。2022年10月4日です。

重陽の儀(大人のひな祭り)

・儀式日 10月 4日(10:30)
・開催場所 兵庫県丹波市

皇圓明流

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