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10月の誕生石 オパールの取り扱い

つい先日書きました『誕生石』のお話の続編だと思っていただけるといいかもしれません。

誕生石って色々と年月を重ねることで変化をしていっているというお話をさせていただきました。(『誕生石』ってなんであるんでしょうか?より
色々な事情からベースはアメリカとイギリスから発祥していますが国ごとに少しずつ違いがあることもすでに前文のnoteからお話しています。

今回は、その中から10月の誕生石『オパール』についてちょっと深堀を進めていきたいと思います。

内容はこちら
・オパールの歴史
・オパールの産出国
・実は意外と知らないオパールの保存注意
・オパールって意外とダイヤモンドと相性がいいって知っている?

こちらの4つの項目からお話をしていきたいと思います。

・オパールの歴史

オパールの最初の歴史は、古代ローマ時代までさかのぼります。
実はオパールは、宝石の中に見える多色の遊色効果が素晴らしいために色々なものにたとえられていたようです。例えば、『火山』『銀河』『花火』などです。宝石の中にある斑(ふ)がそのように連想させたからだと思います。


・オパールの産出国

オパールが主に取れる国で有名な場所といえばオーストラリアとメキシコのこの2か所。特にオーストラリアのほうは、世界の約9割ほどの産出量を担っていて一大産地。メキシコは、残りの1割といったところになります。おそらくオーストラリアのオパールのほうでとても有名な色は、ブラックオパールではないでしょうか?ブラックオパールはとても色が濃いので中の斑(ふ)がきれいに色が変わるものはとても高額になってきます。そのほかでもウォーターオパールや色々な宝石のオパールが取れます。
一方メキシコオパールのほうですが、一般的に赤い色が強く出ているファイアーオパールなどがメキシコ産の物で多く産出。メキシコオパールもオレンジが強くとてもきれいな斑(ふ)が見られるので火山性のオパールと分類される水分量のおおいものになります。

・実は意外と知らないオパールの保存注意

オパールは前文にもちょこっと書きましたが、水分量がとても多い宝石の1つになります。ほかの宝石で同じように水分量が大切な宝石というと真珠もその1つになります。水分量の多い宝石というとどういうことなのだろう?と首をかしげてしまう方もいるかもしれませんが、要するに乾いてしまうことがあまり良くない宝石と理解していただくといいかしれません。オパールなどは保存しておくときに実は、ある一定の水分が必要になるのです。水分がなくなり乾燥してしまうとどのようになってしまうのか?簡単に言うと人間のお肌と同じくひび割れが発生してしまいます。なのでできれば実はオパールを裸石(ルース)で保管するのであれば近くに多少の水分を吸収できるようにして置いた方がいいといわれています。逆にすでに宝飾品などになっている場合は、指輪であれば多少水にかざしてあげるなどの方法で水分量を補給してあげるのも方法といわれています。


・オパールって意外とダイヤモンドと相性がいいって知っている?

オパールってとてもシンプルなデザインで作られることが多いんですが、色々な色の種類のものがあるので合わせ方によっては、すべての宝石を引き立ててくれる宝石になることができます。ダイヤモンドはもちろんなのですが、オパール自体がシンプルな白ベースの物だったりすれば色石(サファイアやアメジスト、ガーネットなどの貴石)と合わせても可愛さが倍増して見えます。逆にブラックオパールなどはダイヤモンドと合わせて引き立ててさらに上品さをアップさせて使うのもまたよい演出ができている宝石になります。オパールは地味な印象を持たれてしまう宝石ですが、実は色々な色が見られる古くから人々に親しまれている宝石の1つであることは間違いありません。


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