山の肥沃な土が1センチできるのに10年と
言われてますが先日見た記事には日本で100年、アフリカでは、1000年とありました。
微生物やミミズ、虫などの活動が無いゼロスタートならそうかもしれません。植物の落ち葉が落ちて、それを微生物が食べ細かくなっていったものが混ざり、さらにその混ざったものをミミズが食べ、糞として固まりにします。それが土になっていきます。つまり土は、岩と植物、微生物とかミミズ達が、自然の循環でかかわりあってできあがってます。また木や草も根っこで土を耕します。そう考えると確かな年数かもしれません。
古くからの邸宅の庭で雑草が茂って大変だと云うお宅の土はとても良い土になってます。
一度失われた表土再生には何百年かかると言われ化学薬品や化学肥料でその時だけの誤魔化した土は痩せに痩せる悪循環。しかし近年は研究も進み人の手による微生物や有機肥料を撒いたりと色々あります。
でも、早く育てたい、農作物なら大きく育てたいからといって有機肥料も撒き過ぎは厳禁です。
過肥は病害中を呼び寄せます、あくまでも自然の循環の手助け程度に。
山地を切り開いたり造成の為の客土された宅地は
住宅には利点があるが植物には良くない土が多いです。山地を切り開いた場合、表土は無くなります。山の土は良いと云うのは表土の話であって深く掘れば、先に述べた植物や微生物、ミミズや虫の活動はほぼありません。岩盤や粘土質の土のみとなります、硬い土の上なら家は安心でいいと思います、しかし植物にはなかなか厳しい土となる。しっかり育てたいなら、やはり土の入れ替えは大切だと思います。では、土を入れ替えたから安心と云う訳にもいかないのは先に話していた循環の話から考えるとわかって頂けると思いますが、只々良い土を入れるだけでは駄目なので自然の循環を助けられる様に副資材も投入し、少しの肥料っ気のものも投入。
土を耕すと微生物や虫達の循環活動がゼロに戻ると言われてますので土を入れ替えたと云う事は一度リセットされた状態になり、そこからまた自然の循環が始まり段々と良くなっていきます。
自然は自然に任せる。人が出来ない仕事を植物、微生物、虫達がしてくれます。
木々に囲まれた素敵な暮らしには自然の循環と云う大切な事に支えられて出来ています。
私達の体も約100兆個の微生物が常在していると言われています。土を良くする事がいい農作物を育て我々人も育ててくれている。身近な土も健康に繋がる事と思います。

長くなりましたが、簡単に説明して伝わる話では無いかなと。

何でも人の手で作り過ぎてはいけない。人は地震を止められますか?台風を止められますか?
無理ですよね、そう云う事だと思います。



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