5年前の当時、僕がなぜビジネスで失敗したのか
はじめまして。HIDE(@HIDE90090902)です。
僕は起業をしてから10年以上経ちますが、その10年間で何度も失敗を経験しています。
もちろん、そんな中でも成功体験があるため、今でも経営者としてやっていけているわけですが、10年以上ビジネスをやっていると、失敗から学ぶことは非常に多いことがわかります。
正直、世の中にいる経営者の中で失敗から学んだことがない経営者はほとんどいないのではないでしょうか?
僕は普段はそんな失敗や成功の経験を活かして、コンサルタントなどの仕事をしています。
さて、今回は「失敗経験と失敗しないためのノウハウ」などを記事にしたいと思います。
カフェ経営で2000万円の借金
僕は10年以上の経営経験の中で、飲食店に挑戦をしたことがあります。
カフェと美容室が併設されたカフェ&美容室というスタイルのビジネスを考えまして、実際に店舗を構えて約半年ほどやりました。
結果は半年ちょっとで2000万円の負債という結果です。
これは尋常ではない大失敗です・・・
もちろん何もしなかったわけではありません。
チラシを配ったり、ホームページを作ったり、口コミを利用したり、メニューを見直したりと様々な思いつく策を使い宣伝・改善をしました。
それでも半年で閉店、倒産という結果でした。
では、なぜこんな失敗をしてしまったのでしょうか?
ビジネスで失敗しないためには
さて、ここからが本題です。
ビジネスで失敗をしないためには何が必要でしょうか?
良い商品ですか?
経営戦略ですか?
高い利益率ですか?
技術や知識ですか?
どれも間違いではありませんが、根本的な絶対条件があります。
ビジネスを始める前の下調べです。
マーケティングという場合もありますが、今回はあえて下調べという言い方をします。
何か商売をしようと思った時に、失敗しないためには下調べが絶対に必要です。
「そんなの当たり前だ!ちゃんと下調べして上手くいくと思うから始めるんだよ」
ほとんどの経営者がこう言います。
本当に正しく下調べしましたか?徹底的に
自分の理想像と混ざってしまっていませんか?
すでに結論になってしまいますが
ビジネスで失敗しない方法は「徹底的な正しい下調べ」です。
これが出来れば、ほぼ失敗しません。
失敗したとしても痛くも痒くもない、笑える失敗程度で済みます。
必ず下調べを徹底しましょう!
なぜ僕が失敗をしたのか
では、なぜ僕が失敗をしたのか、お話しようと思います。
当時の僕は、下調べはもちろんしました。
ですが、間違った下調べをしていたのです。
僕がやったこと
① ネットや雑誌なので色々なカフェの情報を集めた
② 友人・知人に話をして感想や意見をもらった
③ 自分の中で売上目標や利益率、顧客単価など数字を計算して
予測や必要売上などを出した
④ 開店するのに必要な金額や必要な機材などを洗い出した
主に上記4つのことをやりました。
その当時、一番重視していたのか③の数字の計算でした。
そして、計算の結果、イケる!!と判断をして開店しました。
結果はその時に計算した数字の半分以下の売上、顧客数でした。
その結果、大失敗に終わりました。
では、なぜ僕は失敗してしまったのか。
簡単に言ってしまえば、僕の計算は机上の空論だったわけです。
なぜ、そんなことになったのか・・・
下調べが出来ていなかったからです。
さらに言ってしまえば、下調べのつもりで集めていた情報は、何の意味もない、情報だったのです。
下調べとは正しく情報を集めないと、こんな恐ろしい結果になりかねません。
では、どんな情報をどうやって集めればいいのでしょうか?
下調べの方法
では、失敗しないための下調べとは何でしょうか?
失敗しないためには必要な必須情報がいくつかあります。
① 顧客が自分のターゲットエリアに何人いるのか
② 自分のターゲットエリアの競合他社は自分と比べてどうか
(勝てるか勝てないか、顧客がいるかいないか、儲かってるかどうか等)
③ どうやって顧客を獲得するか(宣伝するか)その宣伝方法で情報が届くユーザーは自分のビジネスの客層と一致しているか
④ 自分はそのビジネスをやるにあたって、すべてを一人でも完結できるだけのスキルと知識をもっているか
⑤ 失敗した時に立ち直れるだけの資金を用意できるか、持っているか
最低でも上記の5つを正しく下調べする必要があります。
まず、自分のターゲットエリアの見込み客数ですが、例えばカフェでしたら顧客は良くて、10km圏内程度でしょう。
そのエリア内に何人の顧客がいますか?
それを調べる必要があります。
例えば、ネットの検索エンジンでターゲット地域でカフェを月間何人が調べているか、カフェの話題を何人が話しているかなど下調べます。
またターゲットエリアの同業が1日に何人くらいの顧客が出入りしているか、一人あたりどのくらいのお金を使っているか、儲かってそうか、自分はそのライバル店に負けないか?
では、その見込み客をどうやって呼び込むのか。
チラシを配るか、Twitterを使うか、Instagramを使うか、CMを配信するか
例えばTwitterで宣伝するとして、Twitterの利用者年齢や利用者の傾向的に、自分のビジネスとマッチしているのか、同業者のフォロワーはどのくらいいるのかなど調べてみましょう。
どの宣伝媒体でもそうですが、見込み客がいない、見ない媒体で宣伝をいくらしても、魚のいない池で釣りをしているようなものです。
また、実際に顧客を獲得したとして自分でサービスを提供できるか、顧客が満足するだけの知識やスキルがあるのか
顧客が来ても満足するサービスを提供できなければすぐに、顧客はこなくなります。
最後に万が一失敗したとして、どのような事態になるのか、その事態を乗り越えられるか
顧客がいるかどうか、いたとしてしっかりと顧客に情報を届けられるか、ライバルに負けないか、利益は1人きていくらか、また月に何人くれば目標の売上が達成できるか、その計算は現実味がしっかりとあるか
これらを冷静に、客観的に調べましょう。
また、自分の調べた結果や内容を最低でも5人に報告、相談しましょう。
自分の見えていなかった部分が見えてくる可能性があります。
インターネット、実際に同じビジネスをやっている人物、周りの知人・友人、SNSなどを使い色々な人からの意見など、あらゆる手段で調べて確認しましょう。
ここまでやって100%確実にいける!という自身があれば、実際にビジネスを始めましょう。
最初から100%の力で開業しない
下調べをした結果、いけると考えてビジネスを実際に開始する時に
最初からいきなり100%の力で全力で開始しないでください。
テスト経営をしてみましょう!
いわゆるテストマーケティングという手法ですが
まずは試しに最低限でやってみる。
2~3ヶ月ほど試しに50%程度のビジネスモデルでやってみましょう。
そこで収益化ができ、利益も出るのであれば、本格的にビジネスを動かしていきます。
リスクマネージメントという考え方ですが、なるべくリスクを最小限にして行動を進める。
これが本当に大切です。
失敗する時は、下調べがちゃんと出来ていなかった、リスクマネージメントができていなかった、ビジネスモデルが顧客ニーズとずれていた
主にこのあたりの理由で失敗することが多いです。
有名な成功するビジネスの4原則として
①小資本で始められる
②在庫が無い
③利益率が高い
④毎月の定期収入が確保できる
この4つがあります。
これを単純にそのままにとらえる人が多いですが、もっと応用的に考えてください。
「①小資本で始められる」
つまりいきなりお金を投資しすぎるなって話です。
カフェをやりたいとして、いきなり家賃20万円の物件で始めなくても、家賃3万円の格安物件で始めたっていいんです。
最初から何百万円も使ってオシャレに店内を飾らなくても、今現在で問題なく出せる範囲の資金でDIYリノベーションでいいんです。
つまり、自分に見合った形で、今の自分の資本をしっかりと見定めてビジネスをしましょうってことです。
「②在庫がない」
単純に在庫を持たないとしたら小売りや飲食など様々な業種がダメってことになってしまいます。
もっと広く考えて、在庫を無駄に持たなければいいんです。
まずは最低限の損益分岐点を考えて、必要最低限を確保しましょう。
数日連続足りなくなるようなら足りない分を追加していけばいいのです。
数日、閉店前に「在庫がなくなりました。すみません、また明日来てください」こんな日が続いたとします。
なんか、超人気店に聞こえませんか?
そんなお店があったら逆に気になりませんか?
つまり、夢を見るのは自由だけれど、現実をしっかりと判断して在庫管理しましょうって話です。
「③利益率が高い」
これも、確かに利益率が高いほうが簡単に儲かるのは当然です。
実際のところビジネスを考えるとしたら、売上目標と現実的な顧客数と利益率をしっかりと見定めて、必要な利益が十分に出るだけの利益率を確保した形でビジネスをしましょうってお話です。
「④毎月の定期収入が確保できる」
これにいたっては当然ですよね。
毎月売り上げがでないとビジネスとして成立しません。
ですが、これはビジネスをするのであれば当然、達成できないとおかしいです。
リピート客、新規顧客、定額契約など、どんな形であれ顧客を毎月獲得できる仕組みをちゃんと作れるか。
どうやって作るのか、その方法は本当に顧客を連れてこれる方法なのか、しっかりと考えましょう。
まずはトライ&エラーを繰り返せるくらいの規模でスタートをして、そこから100%の自分の思い描くビジネスモデルに作り込んでいく。
この方法を実践するだけで、かなり失敗の確率は減ると思います。
まとめ
今回のお話のまとめですが、ビジネスで失敗をしないためには
「下調べを正しく徹底する」
「最初から力を入れ過ぎない」
「出来ないことを無理してやろうとしない」
この3つを実践することです。
様々な成功者がいっているマーケティングの大切さとは、つまりは下調べをしっかりとやって、始める前に失敗の可能性を徹底的に潰しておこうってことです。
また最初から全力で初めてしまうと、何かあった時に怪我をするため、ウォーミングアップをして徐々に全力にもっていくことで、怪我を防げます。
また、自分がまったくわからない、出来ない、興味がないビジネスには最初から手を出さないという方法です。
どう考えても自分がよく知っているジャンルや趣味でもともと楽しんでいたこと、または何かあっても頼れるところがある業種の方が成功しやすいにきまっています。
今回はビジネスで失敗をしない方法として記事を書かせて頂きました。
これは、僕が実際に失敗をしたことで学んだ失敗しない方法です。
もしビジネスを始めようと考えていて、この記事にたどり着いてくださった方がいましたら、この記事を読んで、ぜひ下調べを徹底してください。
僕のような失敗をする人が一人でも減れば本当に嬉しく思います。
もっと詳しく聞きたい・一度相談したいなど
何でも良いので、何か御座いましたら下記で受け付けております。
連絡・相談は無料で受け付けておりますので
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