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五月、「あつまれ どうぶつの森」が立ち上がる②(あごぶろぐ)

五月の後半戦が始まる。自分は桜が散る頃に島クリエイターを始めて、五月の半ば辺りにはだいたい形にはなってきていた。つまり、工事は一ヶ月くらいの時間を要したということだ。住人たちには不便を強いたし、これから何らかの形で報いなければならないだろう。

また、島を練り歩いては工事をする時間が多すぎて、自分のプライヴェートな時間があまり取れていないとも感じた。これは由々しき事態だ。部屋の模様替えや、住人との手紙のやり取りも過去作に比べるとかなり頻度が減っている。こういう息抜きの時間が経るということはすなわち、余裕がなくなり、仕事人間になり、住人のことを思いやれなくなり、数字だけしか見えなくなり、やがてアゴッチ島はリゾート地として盛況し、かつての面影はなくなり、自分はティアドロップサングラスを掛けて寝そべり、日がなシャンパンを飲みながら端末だけいじって過ごす……そんな冷たき時代へ向かう可能性がある。そういう懸念を無くすためにも穏やかな時間は重要だ。

これまでに何回も書いたかもしれないが、どうぶつの森で一番必要なのはインテリアセンスでも時間でもマネーでもなく、精神性だ。これは大それた意見ではなく、単なる事実だ。これに関して自分は誰に言われても譲るつもりはない。総理大臣とか大統領に言われても譲るつもりはない。どうぶつの森は精神でプレイするものだ。だから自分は毎日滝行をするし、スシを食ってトレーニングする。培った精神が日々を豊かにするからだ。

・日々が流れていく

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自分は島の景観をどうするか、あらかた決めるとき石壁にナイフで刻んで、簡易的な地図を描く。だがそれはしょせんイメージz6でしかなく、実際に作ってみると見栄えが悪かったり、極端に狭かったりする。まさにここがそうだ。1マス通ることができればOK、みたいな気持ちでいると、こういうことが起こりうる。時間はすでに22時を回り、よもやこんな時間にイスに座らずにキャンディーを舐めているとは思わなかった。やはり通路になる場所は2マス必要だ。住人たちにはいつも学ばせられる。この島にはお前たちが必要だ……。

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しずえとの……一つの長い戦いが終わった。自分はあまりスズランや金のじょうろには興味がなかったが、ナイルに金のバラをプレゼントしたくてたまらなくなったので、4月半ばから遅まきながらも環境問題に取り組み始めていたところだった。アゴッチ島はこの時点で割りと発展(舗装)が進んでおり、花を植える場所が少なくて中々に苦しんだ。ゴンゾーが世話しているカブ畑も、床にモノが散らかっていると一喝されてしまい、問題点の一つとして挙げられていた。

自分の見たところでは島の評判は発展ポイント(アイテムが置いてあるかどうかなど)と自然ポイント(木や花の数)がそれぞれ高くなければ上がらない。これはつまるところ、木や花とモノの数さえあれば評判が高くなるという寸法であり、島を半ば倉庫代わりにし、花が伸び放題にしていてもそれだけで☆5は簡単に達成できる。逆に早い段階で舗装したり、巨大ランドマークを建設している島は達成しづらくなるので、実際の見た目の美しさと島の評価はまったく違うところにあると感じた。この辺りはシステム面の問題なのでどうすることもできないし、しずえや環境省に言ってもどうにもならないとは思うが若干残念な部分だ。

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評価が5になり、スズランが生えた。これは歴代の環境大臣に与えられる一種のトロフィーなので、自分の庭に移設して愛でる予定だ。
昔の村環境は何番目何番地に木が何本なければならない……みたいなのだった気がする。それに比べればあつ森では自由度は高くなったほうだ。

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最近は建設業のかたわら、住人の家を訪れて休むことにしている。この日はヒノコの家だった。休まる感じはまったくない。

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唐突にパニーノ島を思い出した。自分の部屋はだいたい埋まってしまっており、気軽にいじることができないからこういう場所は重宝する。どうしても基本の自分の部屋は四方に穴が空いており、好きにインテリアできない。かと言って小部屋は小さい。とび森にあったような博物館の自由展示スペースのようなものが増えればよいが、あれ以上を博物館に求めるのはフータに酷だろう。

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これは確か喫茶店だかレストランのつもりで作った。レイニーはすごく小さいので、キッチンの中に配置するとほとんど顔しか見えない。この頃には家具の種類が増えてきており、カタログを見て把握するのも億劫なので実際に置いてみて色味なんかを確認するのが常だった。地味に今作にはレジスターがなく、代わりにタイプライターを置いている。自分はどのシリーズでも一度は喫茶店などを作っているのでレジスターがほしい。あと、回転寿司の台もほしい。

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レックスが来た。こいつとジャスティンは多忙なのかあまり訪れないので最近は模型にしたい虫や魚は予め倉庫にしまいこんで、来る日を待っている。今回は確か……アレクサンドラアゲハアだ。すでに模型にしてしまったが自分はミイロタテハが好きだ。やつの色合いと敏捷性には目を見張るものがあるからだ。

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自分は星座にまったく明るくないが、おひつじ→おうし→ふたごの順で流れてきたのはほしのかけらを見ていればわかる。やけにおうし座の期間は短く感じたし、おうし座のかけらはあまり手に入らなかった。あのおうしのバスタブはファラリスの雄牛に似ていて、若干入るのを本能的に拒みたくなる。

星座の家具は一年間で揃う、なかなかの浪漫的なシリーズだ。

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歌っている。4月のアップデート以降、島に置いてある音源はそれぞれ別のものが鳴るようになったのでアゴッチ島ではそれぞれの場所で6,7曲の音楽が掛かっており、住人たちはよく「けけソウル」「けけアイドル」を口ずさんでいる。自分が推している「ドライブ」は今のところ聴いたことはない。

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走るビンタだ。こいつは坂を行ったり来たりする。

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またアゴッチ島紹介の記事かなにかで触れることもあるだろうが、ここは自分の家とつねきちが来訪するシークレットビ0チを繋ぐ、重要な裏庭への階段だ。L字型になっており、三段目と一段目を行き来するために二つの坂を使用されている。つまりここだけで島の坂の4分の1を使用しているということだ。これは坂の上限に気づいていない間に建設されたもので、未だにそのままになっている。

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信頼されるようになってきたのか、やつらは少しずつ身の上話をしてくれるようになった。

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どうぶつの森は今や世界のどうぶつの森であり、日本だけのものではない。ゆえに始める前は過去シリーズほどに自分が好きな和風のテイストが残っているか不安だったが、杞憂で済んで何よりだ。

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ヤマトの誕生日ゆえの正装だ。今のところアゴッチ島では二度目の誕生日だ。前回のヒノコのときにはプレゼントこそ持参したものの、格好にはあまり気を払っていなかったので今回はてっぺんから爪先まで決めてきた。

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奇しくも前回のバースデーチャンピオンも祝いにきている。バトンタッチのようで、中々に粋だ。

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輝かしいアゴッチ島の一ページだ。誕生日用の内装もなかなか興味深い。自分はとび森でのヤマト部屋を知らないが、宇宙船シリーズなどでまとめられていたのだろうか。家具が少なくなった煽りを受けた住人も多いが、それでも雰囲気を出しているのは公式にインテリアの匠人材がたくさんいるからだろう。

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プレゼントは黒い甲冑だ。大和男子に相応しき装備を選んだ……。

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この頃は夜になると蝶々がいなくなるためあまり金策の方法がなく、マイル離島で雨の竹島を引いたときには視界を確保してサソリを探し回った。サソリしかいない危険な島もあるにはあるらしいが、自分は行けたことがない。

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捕まえたサソリはいずれ来るレックスに備えて日本銀行にあずけておけばよかったものの、眠気がピークに来ていたために商店で売り払ってしまった。

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5月も終わりに差し掛かりしとき、寄贈した化石がコンプリートを果たした。今回は雨や雪が降った次の日という縛りもなく、ハニワというライバルもないために毎日コンスタントに取れる。約二ヶ月で揃ったのも頷ける話だ。化石の展示もめちゃめちゃ手が混んでいて、たまに猛烈に見たくなる。

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あつ森で初めてのブロマイドだ。古くはおい森でのジンペイブロマイドから始まり……全員というわけにはいかないが、それぞれの村でブロマイドを受け取ってきた。今作では壁に額縁で飾れるようであり、これはめちゃめちゃありがたい話だ。過去作においてブロマイドは多くの場合、飾ると故人感が出てしまい、せっかくの嬉しい贈り物なのになぜか気まずくなっていた。額縁として壁に飾れると故人感はなくなり、暖かみが増し、良いことづくめだ。

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奔走している。これは埠頭の市場……あるいは倉庫……そういうものをイメージした彩度の低い場所を作り始めたときの画像だ。ブリトニーはかなりしばらくここをうろついており、作業を物珍しそうに眺めていた。

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完成した。ここは夕方に眺めると光の加減がよいかんじだ。

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五月も最終日となり、初めて金のバラが芽を出していた。しずえとの長きに渡る戦いにも終止符が打たれて久しく、アゴッチ島は平和を手に入れ始めている。島クリエイトも、徐々に落ち着いてきた。

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これはどこを探してもいないレイニーを求めて、商店から仕立屋、博物館の各コーナーをはしごしたときの写真だ。緑にリメイクしたもくせいシングルベッドを渡している。

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心霊写真だ。こいつは一マスしかない場所になぜか詰まっており、横を向いたまま微動だにしなかった。こいつを四散させるためにはティラノレックスをどかす必要があってちょっとめんどうだったので、この夜は横を向いたままのゆうたろうを眺めながら酒を飲み、一晩を明かした。そして、6月が来る……。

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五月は春の日差しの中で東奔西走する一ヶ月だった。こうして記事するために実際に写真をまとめて見ると思ったよりも景観を撮影してはいない様子だ。島の全景はやはり別の記事でまとめるべきだろう。近日。6月末にもなればあつ森が発売してから三ヶ月という一つの区切りだ。一年のうち、四分の一の時をアゴッチ島で過ごしたことになる。濃密な時間だ。島をまるごと電子アーカイブ化するにはちょうどいい時期が訪れようとしている。

もうすでに記事がぜんぜん単発ではなくなってきているのであつ森マガジンを別に用意し、こちらに記事をまとめている。それはこちらだ。

次は六月、雨空の下で会おう。今回は以上だ。

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