来年7月東京五輪開催?

https://real-sports.jp/page/articles/457110572354241339

 当事者不在で議論もない、オリンピック開催に向けた動き。その意味でこの記事には賛同するが、当事者とは、五輪要人の思惑とミッションに動員されるすべての人であり、私たちである。その観点から、「できない理由を探すのではなく、できる方法を考える」的な考えに、およそ8か月後のオリンピック開催は、あてはめていいのだろうか。
 例えれば、被害が想定できない台風の接近が危ぶまれる時に、運動会開催はありえない。その場合は延期し、それでもだめなら中止する。「できる方法を考える」時間、コロナの状況、(国内・国際的な)人々の動員、選手達の心身の維持、あらゆるコスト。そして、感染を拡大させるリスクの計量と責任。失敗した場合の社会の分断など。これらは「被害が想定できない台風」ではないだろうか。
 これから本格的な冬場を迎え、より多くの感染者と死者を出すだろう。思い出したいのは、今から1年前、まだコロナ感染はなかったということだ。未だ、コロナは「被害が想定できない台風」である。だからこそ「できる方法を考える」的なものに、私は戦慄を覚える。

#東京五輪 #オリンピック #オリンピック中止


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