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肥満の根本原因「果糖中毒」解説①

肥満の原因「果糖中毒」ロバート・H・テスティグ著の解説①

ロバート・H・テスティグ氏
1957年ニューヨーク生まれ、カルフォルニア大学サンフランシスコ校小児科教授。
マサチューセッツ工科大学卒業後コーネル大学医学部で医学士号を取得。

テーマ 過食と肥満につながる砂糖の恐怖から抜け出す解毒法
肥満という病はパンデミック状態(社会的な問題)
 この本は子どもたちにより良い世界を手渡ししたいという私の心からの叫びだ、と著者はおっしゃっています。

1 肥満の原因
 ①自己責任ではない(ホルモンバランスの乱れ)
 食べ過ぎ、運動不足が肥満の原因ではなく、肥満になるとホルモンバランスが崩れ、食べ過ぎ、運動不足となる。 
 ②自己責任ではない6つの理由
  (1)誰しも肥満を望んでいない
  (2)ダイエットでは効果なし
  (3)世界中で流行している
  (4)動物も太った
  (5)所得に関係なく肥満が増えている
  (6)乳幼児も肥満が見られる
 ③環境の変化に原因がある
  (1)食べるものの変化
  (2)過剰なストレス

2 ホルモン
 ①インスリン(膵臓)
  余分な中性脂肪を脂肪にして(生命の危機の時のために)貯蔵
 ②レプチン(脂肪細胞)
  脳に食欲の抑制を指令→充足度に合わせて調整される

3 レプチン抵抗性
 インスリンが邪魔する(悪循環)
 (空腹→食べる→インスリン分泌→リプチン抑制)
 ①報酬系の欲求(もっと美味しいものを食べたい)
 ②ストレス(食べて解消)

今回は肥満とホルモンについて解説しました。次回は本書のキモである果糖について解説したいと思います。

自分の主治医は自分自身である、をテーマに健康を土台に医者いらずの体を目指しましょう!
よかったら皆さまの大切な人にも広げていただければ幸いです。


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