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「ABC論」と目的意識の関係性

こんにちは!株式会社OnLineの奥野です。
最近、暑いですね。夏もだんだん近づいてきて、「そろそろダイエットしないとな〜」と思ってはいるのですが、全く行動に移すことができず、、、笑
そんな私でも、学生時代に個人事業主としてダイエットのコンサルタントをしていて、その時はまるで趣味のように楽しくダイエットに取り組めていたんです。そこで、考えてみたんです。

「どうして、昔と今とでこんなに意識が違うのだろう?」と。
そこには、ある一つの理由がありました。結論から言うと、、、『目的意識の違い』だったんです。

あなたは「3人のレンガ職人」というイソップ寓話を知っていますか?旅人が男が、レンガを積んでいる3人男性に「何をしているんですか?」と尋ねるのですが、それぞれの目的意識の違いによって回答が全く変わってくることを示したお話です。

1人目の男性の回答は、「見りゃ分かるだろ、レンガを積んでいるんだ。朝から晩までレンガを積まないといけないのさ」

2人目の男性の回答は、「時給10ドルの仕事をしているんだ。これで収入を得て、家族を養っているんだ」

3人目の男性の回答は、「俺はここに大聖堂を造っているんだ!人々が集い悲しみを癒す大聖堂、それも後世にまで残る大聖堂をね!」

その10年後、、、1人目の男性は10年前と同じように受けながらレンガを積んでいた。2人目の男性はレンガ積みよりもお金の良い仕事に就いたが、危険を伴う教会の屋根の上で仕事をしていた。3人目の男性は建設現場の施工管理者として施工を任されるようになり、後に完成した大聖堂には彼の名前が名付けられた。

このお話からも分かるように、仮に同じことをしていたとしても、それぞれの目的意識が違うだけで言動にも大きな違いがあったのです。

実際に、米国の臨床心理学者アルバート・エリスが提唱した「ABC論」では、「同じ出来事でも捉え方の違いで、感情や行動が変わり結論が決まる」ということがわかっています。

3人のレンガ職人の話に例えると、3人の仕事は同じですがレンガを積む仕事に対して、①作業としての仕事、②お金を稼ぐためにするもの、③後世に残る大聖堂を作り人々を喜ばせられるという捉え方の違いがありました。この中で一番目的意識の高い③の回答を人が成功しそうだなって感じませんか?^_^

目標を立てる人はいるものの、意外と目的意識を持っている人は少ないですよね。頭で思っていても行動できない…なかなか自分の行動が変わらない…という方は、「なぜ、自分はそれをやっているのか?」、「どうして自分はそれをやりたいのか?」と自分に問いかけることで目的意識をハッキリと認識し、目的意識を書き換えることもできます。

では、目的意識を見つけるためにどのようなアプローチが有効なのでしょうか?以下に、目的意識を明確にするための5つのステップをご紹介します。


1.自己分析を行う

自分自身の価値観や関心、才能、情熱について考えましょう。自分が何に興味を持ち、何に対して情熱を感じるのかを探求します。また、これまでの経験や成功体験を振り返り、自分が得意なことや人から評価される特長を見つけましょう。

2.目標設定を行う

自分が達成したいと思う目標を明確にしましょう。具体的で実現可能な目標を設定することで、目的意識を持つことが容易になります。目標は自分自身の成長や幸福に関連していることが望ましいです。

3.価値の発見

目的意識を持つためには、自分が提供したい価値や社会に貢献できることを見つけることが重要です。自分の才能やスキルを活かし、他人のニーズや問題を解決する方法を考えましょう。自分が他人にとってどのような存在でありたいかを明確にします。

4.自己成長への取り組み

目的意識を持つためには、自己成長を継続的に追求することも重要です。自己啓発や学びの機会を求め、自分自身を向上させる努力を怠らないようにしましょう。新たなスキルや知識を身につけることで、より多くの価値を提供できるようになります。

5.行動を起こす

目的意識を持つだけでは十分ではありません。目的を実現するためには、具体的な行動を起こすことが必要です。目標に向かって計画を立て、それを実行するための行動を継続的に行いましょう。目的意識を持って行動する。

このように、目的意識を持つことは私たちの生活や仕事に大きな影響を与えます。目的を明確にすることで、日常の行動や選択に意味や方向性が生まれます。自分のやりたいことや人をサポートすることに情熱を持つことで、より充実した人生を送ることができるでしょう。

最初の自己分析でつまづく方が多いので、目的が明確に持つことができないという方が多いのが現状です。弊社では、自己理解に特化したスクールなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください^_^

あなたもぜひ、自分自身の目的意識を見つけてみてください。何をするにしても、「何のためにやっているのか?」という問題を自分に問いかけることは重要です。目的意識を持つことで、日々の行動に意味や価値を見出し、より充実した人生を送ることができます。

目的意識を持つことの重要性は、3人のレンガ職人の寓話やABC論からも理解できます。同じ仕事や目標でも、その目的意識によって行動や結果に大きな差が生まれるのです。

自分の目的意識を見つけるためには、内省や自己探求の時間を取ることが重要です。自分自身と向き合い、自分の本当の望みや価値観を探求しましょう。また、他人との対話やフィードバックも有益です。自分の強みや魅力を他人の目を通して見つけることもできます。

目的意識を持つことは、人生を豊かにし、成長や達成感を得るための重要な要素です。自分自身と向き合い、自分の本当の目的を明確にし、行動に移していきましょう。


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