短所01

自分の短所は伸ばすもの!かもしれない

「人は短所で成功する」と言う本があります。
この本は実によい本だと思います。パラドックス思考を書いた本で、ザックリでは自分の欠点も裏を返せば役立つ能力になっている、なのだという本の主張です。さらにこの本のよいところは、このタイトルだけで内容が推測可能な絶妙フレーズのため、買って読まなくてもアイデアがひらめくというのもいいところです。

短所は直したくても直らない、自分にこびりついた強い性格なので、そういう自分の短所の中に、やり方によっては自分を助ける可能性が秘められている。それは私にとって都合の良い情報なのでした。
もしそうであれば、短所は直すより、伸ばした方がいいという発想が生まれてきます。

話しは変わりますが、私はどうも学習障害があるみたいです。障害だと診断された事実はありませんが、セカンドライフ後に私は妻とよく言い合いをするのを娘が見て「お父さんはなんか学習障害なのかも・・・」と妻に言ったらしいです。

きっとそうだろうと私は直感しました。
私の母は学習障害だとは言いませんでしたが、幼い私の行動について、ウチの息子はときどき夢中になり過ぎる・・・と他の人にもらしていることを耳にしていました。なんでそれが母にとって気になる看過でき難いことだったのか、今でも私には分かりませんが、行動がおかしい子だったようなのです。

先月、私はとあるセミナーで、学習障害の子とのかかわり方を専門に活動している団体代表者の講演を聴く機会がありました。講演が終わり、参加者との懇談に移り、アンケートに基づく私の体験を語ったら、さっそく私はADHD傾向だとコメントをいただきました。やっぱりそうなだった!と私は自分の予想が当たったコメントだったので嬉しかったです。

私はADHDなどの学習障害は、障害ではなくて個性だと考えます。あまりその個性が強いとADHDでなくても、単なる押しが強い個性でも、おしゃべりな個性でも、かかわった他人を困らせることがありますが、ADHDもそういう部類ではないかと、個人的には考えています。

しかし妻が評価するには、私は考えることがヘンだそうです。言うこともオカシイ。のだそうです。

最近こんなことがありました。
昼のテレビ番組を妻と一緒に見ていたら、たまたまその番組で「4時禁」の話題を特集していました。4時禁とは私は知りませんでしたが、日本のある地域の中学校で放課後の4時(16時)までは帰宅後に外出してはいけないという規則になっているらしいのですね。先生達も外を見回って外出している生徒がいないか見回っているとか言っていました。4時禁を実施した理由は自宅学習促進だとか、昔は放課後に河原に集まって決闘したからその防止とか諸説あるみたいですが、時代にそぐわないから廃止したらどうかと、廃止した事例なんかも紹介していました。

しかしまだ多くの中学校で4時禁が規則として生きているのを取材すると、4時禁は先代からの決め事であるため、今突然廃止するのは難しいからという意見もあるようだと、紹介されました。

そういう番組を見て、私はアイデアが閃いたので、それを横で一緒に見ていた妻に喋ったら、妻は怪訝そうな表情で「あなたの考えることは、なんか大事なことがいつも一本抜けている」「そんなバカな考えだから・・・」と、私を非難するのですね。

私が妻に喋ったアイデアは、
4時禁、つまり4時までは自宅に居なさい!という伝統の教えはそのままにして、夕方の4時の他に、朝の4時にも4時禁制度を開始し、徐々に朝の4時禁に力を入れて「キミ達、まだ暗いうちに外をうろつくんじゃないぞ!」と学校で指導するようにしたらどうか?です。

実際に警察官から聞いたはなしでは、早朝のだいたい4時以前に外をうろつく未成年者を発見したら補導する場合があるとのことだから、朝の暗い4時以前と言う時間帯は防犯上合理的なのです。

その結果、中身の無い午後4時の4時禁は次第に影が薄れ、朝の4時では先生方も見回り無理なので、次第に制度が形骸化されて消え去るんじゃないのかな。一方こういう取り組みだったら伝統を大事にする地元の方々も4時禁制度を止めちゃうんじゃなくて朝にも4時禁を作るんだからエエやないか、と反対意見も無かろうと、こんなアイデアなんです。

それでも妻は私の考え方は大事な事が一本足りないといいます。間抜けだとも言います。なにがどう足りないのか突っ込むと妻は激怒するので分かりませんが、妻が一本足りないというから足りないんでしょう。きっと。

想像するに、こういうのも私がADHD傾向があるからそんな考え方をするんだと思います。

こういうことが私の短所だとして、
ヘンな考え方をする短所を活用して、というか私は自分では素直に考えた結果なのですが、勤めていた会社からリストラを食らったのをキッカケにしてセカンドライフへ移りました。

この話しを以下に書きました。

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