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胸騒ぎのワイン騒動、他山の石

昨日、ネットに載った下の記事を読み、胸騒ぎを感じました。

この記事、地元特産品のワインがサッパリ売れないのは「不味いからだ」との町会議員発言が生産者のやる気を無くすと、発言した議員は非難されたあげく辞職勧告決議が可決される事態になった、という騒動を元に、内輪揉めに終始して肝心の商品・販売の改善をしない、特にここでは税金で経営バックアップされている事業の過ちについて書かれたもの、というのが超ザックリ内容だと思います。

この記事内容自体は私にとっては他人事ですが、私の仲間と始めた観光旅行者へのアウトドア体験型イベントの小ビジネスの今後を想像しながら記事を読み進めるうちに、これは決して聞き流せない、他山の石なのではないかな?と胸騒ぎがします。私のビジネス、うまく行かないんじゃないかな!!

私たちのアウトドア体験型イベントの小ビジネスは、外国人観光客の方々に日本人の日常を体験してもらうインバウンドビジネスが目指すとことですが、今は外国人が来られないので、代わりに試行活動として地元の日本人対象に"身近な非日常”を体験してもらう小イベントを開始たものです。これをビジネス参加者は互いに上下関係を持たないフラットチームワークで進めていくことを既に決めています。このフラットチームワークが肝心ですが、その実現がたいへんそう。

上述のワイン騒動記事の中にある、私たちの小ビジネスで胸騒ぎがする「気になるワード」をいくつか拾い上げてみました。

1.充て職の人は(事業性よりも)母体のメンツ優先

という主旨が書いてあります。充て職という言葉は初対面でしたが、会社や役所では出向とか兼務とかで他職場で働く人のことらしいですが、私たちの小ビジネスの参加者は皆個人事業者ですが、どの人も、私ですら「今まで別々のことをやっていた人が集まって同じ目標でビジネスやりましょう」といって集まって来た、見方によっては「充て職」です。

皆それぞれが個人事業者なので母体はありませんが、現在やっているそれぞれの個人事業の発展が優先?になっているのかもしれません。だから私自身も将来に「俺には何もメリット無いようだから、いくら改善しましょうよ!と言われても、そりゃやってられないぜ!」と言い出さないとは限りません。皆そのような事情を抱えているので、見方を変えるとワイン騒動は他山に間違いありません。

2.(「充て職」職場なので)事業責任者が不在

充て職の人達は、どうも出身母体組織のメンツっていうもんに引きずられることが多発するようです。そのように書いてありました。だから商品が売れなかったら、商品改善ではなくて責任のなすり付け合いになるという主旨も書いてあります。

ここは特に私は胸騒ぎがします。私たちのビジネス職場?は元の組織ってもんはありませんが、みんな私を含めて個人事業者。だから各人の個人事業の中身に引きずられる?かも知れん、という胸騒ぎがします。

おまけに私たちの小ビジネスでは全体を取り仕切るリーダーは設けない!で合意しました。全体を取り仕切るリーダーが事業責任者だとしたら、まさにこの不都合な構図が当てはまるわけです。

3.経営者が社員・地域に貢献する姿勢を持つ(ことが大切)

これらのことは会社組織のように経営者、管理職、その他の社員のようにピラミッド組織が作られていることに基づいてのことです。

なのでワイン騒動の場合では、組織内で事業の取り組み姿勢を再考しなければならないのではないか!というまとめに何も私は異存ないのですが、私たちの小ビジネスはピラミッド組織はヤメにして、互助会的にビジネス参加者の持っているものを集めて補完して観光旅行者へ体験イベントを提供して(喜んでもらって)代金をいただくという、上下関係をあえて作らないチーム活動です。

しかし商品は「体験型イベント」というものを作るので、その満足度が商品の品質、つまりワインでいえば美味しさになるから、不味かったら(代金に見合う満足度が得られないと思われたら)誰も来ないことになります。そこはワイン騒動の二の舞にならないように防がなければならないことは言う間でもありません。

上下関係の無いチームで、事業責任をどのようにちゃんと持つか

ここをワイン騒動を他山の石として、今から対策しておかなければなりません。しかしだからと言って、フラットチームワークを考え直して誰かを事業長することではなく、フラットチームのままで出来る仕組みを考えます。

しかしまだそのアイデアはあまり明確ではありません。

幸いに現在は、まだビジネス開始早々で、チームメンバーはヤル気満々だから互いに補完し合ってうまく回り始めています。それにチームは4人なので今はまとまり易い時期なので、今のところは大丈夫ですが、遅かれ早かれ熱が冷めてくる時期が来るはずです。

フラットチームワークでうまくビジネスを回すのに、私は例えばサッカーのような団体競技を参考に考えてみようか?と。。

実は私は団体競技は大の苦手なのです。でもそれは試合中のあの早いテンポについて行けないことなので、ビジネスのように情報集める→やり方考える→決める→やる のそれぞれの時間がスポーツのように「瞬間の判断」とはならないで済む事業でなら出来ると思います。

ワイン騒動を読んで考えたのはここまでなので、ここまで書きました。

ここに書いたフラットチームワークを本当に機能させたい!と思います。誰も上に立たないで行動を自律的に決定してやって行けるビジネスです。
しかし、まだ正直言って、暗中模索してます。





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