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ヒメジョオンが入った かき揚げ、これは味もいいし、しかも材料フリーだわ

TikTok動画で野草食を閲覧し始めると、次から次へと「そこらへんの草」を料理する動画が現れてくる
これはTikTokに限らず、そのように閲覧履歴から次の動画を紹介するプログラムが施されているから、そうなるわけです

最近TikTok動画から新しく知ったことは「へー!雑草と呼ばれる代表格ヒメジョオンは食えるんだぁ」ってこと
このTikTok動画を見たのが妻だったので、妻はいままで野草食イヤイヤだったものが急旋回!
夕方、犬の散歩から戻ってきた妻の手には、
なんと一握りのヒメジョオンとヨモギの束が入っていた

妻はそれらに庭で勝手に育ったミツバを加えて、そこらへんの雑草達で、てんぷらを料理し始めたのでした

ミツバの種を買って来て、庭で育てたら、翌年から種が勝手に散って芽を出し、売っているミツバよりずっとずっと巨大な葉っぱが育ってくる

野生のミツバもあるけども、ミツバは日当たりの良い場所に種を撒いておけば、あとは自動的にホッタラカシ農業で毎年収穫できるから、この方が手っ取り早いと思う

もし野生のミツバを見つけたら、よく似た毒草、たとえばキツネノボタンというかもしれないので、自信が無いチャレンジ精神だけの野草採集はやめた方がいい

ヒメジョオンにしろ、ヨモギにしろ、裏庭に勝手に育った巨大葉っぱのミツバにしろ、以前の妻はこんなものを食べるの嫌がっていた
そんな妻はTicTokを眺めているうちに気が変わり、この1か月間に何度もそこらへんの草を料理するように変身をとげた
まさにTikTok効果だ!
TikTok恐るべし!その影響力バツグン
こりゃアメリカもTikTok禁止だとかなんとか、心配するわけだ!

料理達人の妻が見極めたこれらヒメジョオン・ヨモギ・庭のミツバ(巨大なミツバです)のレシピ概略はこうです
まず、少量の小麦粉に少し片栗粉を加え、味付けに塩を少々入れ、水を加えてかき混ぜて、そこに上記3種の野草をほどほどの長さに切ったものをサッツと通します
衣というより、ちょびっとつけるだけ
ふつうのてんぷらのようにたくさん衣をつけません

次に、油を入れててんぷら適温にした鍋に入れ、ややカリカリになるまでよく揚げるのがポイント
これで出来上がり

このようにして完成したヒメジョオン・ヨモギ・庭のミツバかき揚げは、葉っぱも、ヒメジョオンのあの可愛いお花も食べるとサクサクで、
ちゃんとしたかき揚げの風味で、
ミネラルやビタミンやカロリーもとれる、ふつうの野菜かき揚げに負けない味に仕上がっているのでした

あとはご飯があれば、いっちょ前の食事ができるんです!

TikTokで紹介される野草食動画ではてんぷらが登場することが多いですが、
てんぷらこそが野草食を誰でも美味しく食べられる間違いのないレシピだからという経験則からこうなっているのでしょう

そこらへんの草を食べるとき、一番の障壁は「触感」と「風味」です
そこらへんの草は野菜より筋っぽくて、青臭いのですね
これをてんぷらにすることと、
何種類かの野草や、手に入る野菜と組み合わせてかき揚げにすること
さらに、カリカリに揚げることで青臭さと筋っぽさを消す
この要領で、そのへんの草の強い個性がマイルドになるわけです
妻のレシピは今回成功しました

ちなみに、春早々にはハルジオン(春紫苑)が育って花をつけます
次によく似たヒメジョオン(姫女苑)は漢字が違っていてジオンとジョオンというように名前も違っています
下の写真はヒメの方
そんじょそこらに生えている雑草として、誰もがどこかで見たでしょうね


ふたつの違いを見分けるには・・・という話題はここではあえて書きません
食べる上では両方同じようなものですから

日当たりの良い道端や空き地に、どこにでも生えている珍しくもない雑草の代表格で、ヒメジョオンは秋でも咲いていますから春から秋まで「イザ非常食!必要だ」となったらこれらのかき揚げに目をつけることは身を助けることに直接つながります


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