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「ゼロ円DIYへ飽くなき挑戦」は今のところこんな感じ

DIYはDo it yourself.(それ自分でやる)の頭文字を並べたもの。業者さんとかの職人に任せるのではなく自分自身でやるという自主製作を表す言葉なので、特にモノづくりに限らず音楽などの制作もここに入る模様です。ですが今日のnoteでは主に家庭で使うような器具や備品を自分で作るDIYに話題を絞り、しかもゼロ円でDIYするにはどんな手があるのかをnoteしたいと思います。

よくあるDIYは、思うほど節約できないはなし


DIYは完成品を買ってきたり、家具屋さんなどのプロに作ってもらうのではなく、ふつう材料を買って自分で切ったり組み立てたりして作り上げるわけですからその分安く作ることはできるでしょう。でも数年とかの長期に渡ってDIYをやっていると『そうでもないぞ!』と気づくDIYコストの落とし穴があることが見えてきます。

それら落とし穴の例をあげてみると・・・

それら落とし穴の例をあげてみると・・・

・材料はふつうホームセンターなどから買って来ますが、この材料費は結構高くつく!


専門業者さんは材料仕入先も違い、さらに大量仕入れして安価に材料やねじくぎ接着剤それに塗料も比較的安く入手できます。

・作ったDIY作品はしばらく使うとアラが目につき始めて、また作り替えたくなってしまう


DIYはやっているうちに腕が上がりますから先に作ったモノが幼稚っぽくて自分で見るのが嫌になり、またお金かけて作り替える現象が起きやすいです。

・趣味化して、次から次へと作りたくなる


これは良いことです。しかし趣味のDIYは湯水のようにお金使う元です。

・道具に凝り始める


良い道具を見るとどうしても買いたい衝動が生まれます。しかも良い道具は良い作品を生むひとつの要素です。これをどう折り合いつけるかが難しいです。

・DIY作品も道具も物体なので家の中で場所とります


このようにDIYを始め、それが軌道に載って趣味化するほどお金が出てゆく現象が起きやすいことに私はかつて気づきました。なのでDIY趣味はもうやめよう!と一度決心しましたが、ひょんなキッカケからまた捨てたハズのDIY趣味が復活しだしました。しかも今回はあまりお金かけないで!です。

定年後の趣味としてどうですか!お金をかけないDIY


私はもう年金生活者と言えますが、その頃になると趣味は有った方がいいです。実感としてそう言い切れます。自分ひとりでできる趣味の中でDIYは頭も体も使うし、作っている間は熱中するので続けられる趣味として優秀です。

しかし課題は定年後のもはや給料が入らなくなった状況でお金をなるべくかけないように、どうやってDIYをするか!?にかかっています。なので今日はお金かけないでやるDIYの方法をnoteします。

タイトルに「ゼロ円DIY」と書きましたが、完璧ゼロ円はたぶん無理なので、極力お金をかけないでDIYする手口について書いていきます。でももしかしたら完璧ゼロ円DIYもあるときから実現できるような知恵と技能が身に着くのかもしれないです。

趣味としてのDIYとは


DIYは自分自身が気に入ったモノを自分で作るという世界的に定番の趣味で、その紹介本も多く出版されていてネットでのDIYブログやYouTube動画でのピンポイントな実践解説も豊富に揃っています。だからDIYでモノを作るための情報はかなり揃っています。作り方情報だけでなく工具や材料もホームセンターやネットで入手することも容易くてその気にさえなれば誰でもDIYを趣味にすることができる幸せな世の中になっています。

自分作品はネットで売ることもできます。もし売れたら実益を手にできますからまさに「趣味と実益」になります。しかしこのようにDIY作品で儲けることは私自身はやった経験がほとんどありません。唯一妻の参加する人形劇サークルから大型紙芝居を上演するための装置をなぜか私が受注して材料実費の他に3千円の手間代をいただいたことが唯一お金になったDIYの例でした。

私が日ごろ行うDIYは自身のゼロ円生活を目指すためのもので、売ることだけに目を向けず、DIYによって家計を削減させる効果を手中に収める式のDIYです。お金をかけずに生活に必要なモノを自作したら買わないで済むからその分お金が浮く。この浮いたお金の金額が家計の節約になるという寸法です。

DIYはふつうタダで作品ができるものではありません。何かモノを作るには材料や工具が絶対に必要です。それらを買うためのお金は必要ですから完全セロ円にはなりませんが、やり方次第でほぼゼロ円でモノを作り上げることは可能。その方法を以下に説明いたします。

そのへんに転がっているモノでDIYをする


そのへんに転がっているモノ転用のDIYは実に創造性を掻き立てられます。一旦やり出すと寝ても覚めてもどこに目的のモノができる材料が転がっているのか?、あるいはこの不要品で役立つモノが作れないか。このような転がっているアイデア探しに夢中になって寝てなんかいられなくなることもありました。

「転がっている」とは、空き地に材料になるものが転がっているという意味ではありません。思わぬところに材料になりそうなものや工具が眠っていて、その持ち主はそれをゴミだと思い、それらを捨てようかと思っている。そうした現在の持ち主には無価値になったものに目をつけ、それをいただき、家に持ち帰り手を加えて再び生命を与えて自分のために役立てるということを指します。そのへんに転がっているモノとは、必ずしも転がっているようには見えないので、これに気づくかどうかも、この趣味の奥深さの一面なのです。

古くなったものや壊れたものを素材にするDIY


例として家具の改造がそのひとつの例になります。要らなくなった家具、捨てるに惜しいが押入れの中に置かれた開かずのタンス、見るからに古びた子どもの学習机、これらリニューアルするとか2つの家具を合体してひとつの新家具をDIYで作り上げるわけです。家にある古くなった箪笥を捨てて新しい机を購入するのがふつうの人の行動でしょう。

これに対してゼロ円DIY趣味人は古くなった箪笥を机に改造して使い続けるという方法を選びます。そのへんに転がっているモノが実は自分の家の中などごく身近にあった!という事実に気がつくことが大切です。それに気がつけば材料費はほぼほぼタダになります。

道具や工具はこうしてほぼタダでもゲットできる


一方で工具は買うととても高額です。特に電動工具は何万円もします。私はさすがに欲しい工具は自分でも大金はたいて買いましたが、かなり多くの工具は誰かからのいただきものです。

いただく先は家人がお亡くなりになって遺品となり不要となった工具をそのまんま引き受けたとか、買ったけど持て余してほしかったらあげるといわれた工具ももちろんいただきました。その他に古くて汚れたから要らないので差し上げる!でも古い工具も持ち帰って洗って磨いて研ぎなおせば立派に使えるのです。しかもタダでです。

ゼロ円DIYをするにはアイデア創出が欠かせない


タダで手に入る工作材料を探し回る趣味と言い換えてもいいかもしれません。タダで工作材料を得ようとしたらその手段はもらってくるか、拾ってくるか、不要品を使うかの3通りになります。

昨今はどの地方でも立派なホームセンターがあって、DIYのための材料はそこで買うことがふつうですが買う材料は決して安くはありません。これで作った作品と、出来合いのモノを買う場合にどちらが安いか分からないことも実際あります。ですが材料を拾ってくる、タダで貰ってくるのなら話しは別、ほとんどタダで自分自身の日常使いできる家具やインテリア・エクステリアを趣味として作りさえすれば、買うためのお金はそのまんま実益として別用途にまわせてしまうわけです。

どこにそんな工作材料が落ちていたりタダでもらえたりするのか?


最初はタダ材料集めの定番から攻めていきましょう。東に工務店や建築現場があれば、そこから切れ端として出る廃材をもらってくる。西に竹林を持っている農家があると聞けば、伐採した竹をいただいてくる。実際の材料調達はこんな具合です。

もしも地域活動などやっていたら不要品が活動拠点からたくさん出る場面に巡り合うチャンスがあります。地域活動はその活動そのものをすることが目的で参加するものですが、副産物として地域住民と親しくなれますから「ウチに謎の道具がいっぱいあるんだけど」とか「今度リフォームする」とかいう垂涎の情報の宝庫にも成り得ます。

リフォーム工事があったら現場の工務店スタッフを紹介してもらいましょう


彼らプロの目で見たらもはや捨てるしかない材木や錆びたネジやクギも素人DIY趣味人は使えてしまいます。たかが使い古しのネジやクギですが、こんなもんでも買うとお金がかかるからこまめに収集しといた方が実益は増えます。昨今はSDGsが流行り、リサイクルやリユースは崇高な行為になっていますから遠慮なくゴミに見える宝の山から使えるネジやクギを頂いて来ましょう。

さらに彼らプロの作業現場を眺めさせていただけたら、今まで知らなかった工具の使い方や、効果的な施工方法などが肌で学ぶチャンスです。

やや上級編、用途を変えて使う


以前ニュージーランドを車で旅行していたら牧場の前にある家に「CAFE」の文字を見つけました。それがカフェの看板でしたが、この看板は実は古自転車を改造して移動できる看板にしたものでした。

古自転車にはサドルの代わりに看板が取り付けられ、他には特に目立った改造はありません。ハンドルレバーもあるしタイヤもあるし、スタンドもそのままです。ただ自転車全体を黒光りする塗料で再塗装されただけのイージーな改造でしたが、これで立派に移動式の看板になっていました。きっと朝の開店時刻になったらその自転車改造看板をこうして道路際まで転がしてきて、夕方の閉店になったら敷地の隅に片づけてしまうのでしょう。

このようなアイデアを生んだことがほんとうは捨てられる一歩前の古自転車をその後何年も使い続けることにつながったことになります。改造に必要だった費用はきっと自転車に塗ったペンキ代だけだったのではないでしょうか。これは絶対にカフェのオーナーのDIYだったでしょう。絶対にプロの技で作ったように見えない手作り感満載で、ほのぼのとした田舎のカフェのイメージがそこに凝縮されたように見えました。ちなみに自転車には野の花で飾られていました。

アイデアのヒントは「ピンタレスト」サイトでゲットするのが良いと思います


上述のちょっとした創造性が必要なDIYのヒントはピンタレスト(https://www.pinterest.jp/)というサイトを眺めているときにたまにグッドアイデアに出くわすことがあります。上述の自転車関連の他のアイデアとは、自転車を鉄の骨組みと車輪だけにして枠の中に溶接で固定し、木戸の扉を作り上げたものでした。

ピンタレストサイトは日本語でも創造性豊かな作品が閲覧できますが、海外のDIYヤーの作品にも目を見張るものがあります。なので「自転車 リサイクル」とキーワードを日本語で打って検索するほかに「recycled bicycle」と英語など外国語で検索すると思わぬ奇抜な「そんなアイデアあったのか!」と目からウロコな作品を目にする機会が増えます。このようなアイデアからさらに連想を膨らませてタダの材料で見栄えも実用性も兼ね備えたDIYができると思い、さらにお金の節約という実益を得られる可能性の大きなものです。 この他に「recycled furniture」というキーワードも参考になる作品がズラッと並びます。

またいただいてきた古びた工具や道具を手入れして復活させる方法はアイデアというより手入れ方法や手順を知ることが重要なのでピンタレストではなくYouTube動画あるいはGoogleの動画検索で「tools restoration」と打つのが良さそうです。


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