私の「トラウマ」体験 その4-②

 前回の「その4ー①」では、私が就労移行支援Sで受けた「同性支援」の導入部の評細を語りました。私にとっては、この導入部は「支配」「暴力」の始まりと捉えています。今回の「その4ー②」からは、「同性支援」の導入以後の出来事を時系列的に語っていきたいと思います。
 では、「その4ー②」を始めたいと思います。
 「同性支援」の導入部での男性サビ管の説明や言動に、私は何1つ納得できませんでした。「同性支援」を強制され押し付けられたという思いだけが残りました。特に『他の女性の支援員は挨拶程度』の『挨拶程度』とは何なのかが、よく理解できませんでした。そこで、支援導入の次の日、就労移行支援Sに電話すると交渉女性支援員が対応しました。私は「同性支援」での挨拶程度とは何かと問いました。すると、この女性支援員は『程度は程度でしょう⁈』と答えました。そのためにますます混乱しました。
 そこで『挨拶程度(レヴェル)』の関係や仕事なら問題ないのだろうと思い、翌日の朝、就労移行支援Sに行きました。それから厨房に入り、若い女性調理師に挨拶しました。そして『今日も頑張りましょう』と言いました。すると、この女性調理師は怪訝な表情を浮かべ、『聞いていなかったんですか?』と返しました。私は一瞬何のことか全く理解できませんでした。常識的に考えたら『挨拶程度』とはこんな感じでしょう。ただ、スタッフ間では共有しているのに私には何も知らされていない了解があるとは思いました。
 『挨拶程度』の意味が理解できたのはその日の仕事終了後でした。私は厨房にいて、若い女性調理師にこうしてくれませんかと頼みました。すると、この女性調理師は『担当外です』と答えました。後3回ほど同じことを言いましたが全て『担当外です』と返されました。この厨房でのやり取りの最中、なぜか男性サビ管と腕組みしながら男性調理師がそこにいて、その様子を見つめていました。そして男性サビ管が私にこう語りかけましたー『「担当外」は私が教えました』『挨拶程度というのは挨拶だけという意味なんですよ』と。私はこの一言に唖然として下を向きました。それからなぜそれを言わないのか、遅すぎると心の中で思いました。そして男性サビ管の顔を少しばかり見ました。そのにやけた表情を私は一生忘れません。『なぜ(あなたは)こんな簡単なことが分からないの、バカじゃないの~⁈』ーその表情からは人を侮蔑し軽蔑するようなメッセージが見て取れました。
 今回の話はここまでにして、多少の考察をすることにします。この話は「同性支援」導入後に起こったトラウマ的出来事です。まず、『挨拶程度』が分からないのは私の責任でしょうか。それは伝えなかった側に責任があるはずです。なので、ここでは男性サビ管の責任が最も問われなければなりません。このサビ管は「同性支援」を『最終手段』と明言している以上、それは私の自己決定では決してなく立派な命令であり、従って、命令の最終責任は上の立場が持つものだからです。ただ、そのにやけた表情で人を恥辱し面白がっている様子からは、私へ責任転嫁する(自己責任を突き付ける)姿勢が明白です。そこで《『挨拶程度』に関しては、私には何も責任はありません。男性サビ管を始めとする全ての支援員の責任です。なので、この方々に責任をお返しします》と書いておきます。
 ここまで、今回のトラウマ的出来事について考察してみました。ここには「支配」「暴力」が見えない形で存在することを理解していただければ幸いです。後追加しますと、私は就労移行支援Sによる「同性支援」のような「支配」「暴力」は否定しますが、その他の側面に関しては尊重することをここに記しておきます。
 ここまで読んでいただいた方に深く感謝申し上げます。




 

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