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Vリーグと競馬を現場交換してみた

前回は友達をバレー観戦にアテンドしてみたが、
今回は「現場交換」
別の友人がハマっている競馬と私がハマっているVリーグ観戦をお互いに交換してアテンドし合ったのがめちゃくちゃ楽しかったって話。
初めての競馬体験もめちゃくちゃおもろかったので、その楽しさを残しておくぞ。

▼ちなみに前回の初観戦アテンドはこれ


現場交換とは

その名の通り、お互いの推し現場の交換。
私の推し現場に来てもらい、相手の推し現場にも足を運ぶというもの。
ちなみにお互いにその現場を見たことは一切ない。

今回交換した現場はこちら
【譲】12/2(土) Vリーグ 堺-GB東京戦@日本製鉄堺体育館
【求】12/17(日) G1@阪神競馬場

(グッズ交換みたいに書くな)
Vリーグと競馬。なんという異種格闘技戦。
客層も楽しみ方も何もかも違う現場をなぜ交換することになったのか。

今回現場交換をしたお相手

友人B。関西在住。
10年来の所謂オタク友達。(前回の友人Aとはもちろん別人)
彼女とは一緒に舞台を見に行ったり飲みに行ったり、最近はもっぱら通話をしながらゲームをしたりする仲。同じ関西在住ということもあり、会うことも多い友人だ。
推しジャンルが被っていなくても仲良くしてくれる数少ない友。

事の発端「じゃあどっちも行こう」

とある日、そろそろ鍋が食べたいという一言から温野菜でビールを煽っていた我らは、いつものようにお互いの推し活話に花を咲かせていた。
彼女が前々から競馬にハマっていることは聞いていたが、自分に競馬という引き出しが無さ過ぎていつも楽しそうだな、と聞いているだけだった。
その日も彼女の推し馬イクイノックス(先日引退したらしい)の話を聞いたり動画を見せてもらい、プレゼンを受けていた。
勝負に燃えること、最後まで順位がわからなくて面白いこと、イクイノックスが素晴らしい馬だということ。なんでオタクってプレゼンが上手いんだろう。
私も同じ熱量でバレー観戦が面白いこと、勝負に燃えるなら親和性があること、関西で試合が沢山見られることを熱弁。酒が入ると5割増しの勢いで推し現場プレゼン合戦。
「あなた(私)動物大好きでしょう!スポーツ=勝負事が好きなら競馬絶対ハマる!」
「あなたは勝負ごとに燃えるやろ!フィギュア好きやったからスポーツ燃えるタイプ!バレー絶対好きやぞ!」

「「じゃあどっちも行こう」」

というわけで、その場で日程を決めてチケットも購入。
ご新規1名様、ブレイザーズホームゲームご案内~!

バレー観戦をアテンドする

事前知識のインプット

前回と同じく選手一覧の画像を事前に送り、目を通してもらった。
迫田くんはなんとなく覚えているらしい。ステマって怖いね。
彼女は結構その日の感覚で楽しんでくれる人なので、前回以上に事前に色々伝えることはせず、会場へのアクセスや時間と持ち物を伝えるくらいしかしていない。
フットワークが軽くて、自分の感性で現場を浴びて感覚で「楽しい!」となる私と似ているなと思う。
相手のタイプに合わせて事前インプットの匙加減を変えたりするのは、結構大事だとは思ってる(自分は感覚でやってるけど)

当日

堺駅で待ち合わせをし、シャトルバスに乗って会場へ。
本当に今期のシャトルバスは堺駅から出てくれるし本数結構あるし、選手のアナウンスも聞けるし最高。
到着すると今回は会場イベントとして移動動物園が来ていたので、大人2人できゃあきゃあはしゃぎながら動物たちに餌やりを楽しんだ。
そしてあまりに空腹だったのでキッチンカーでうどんを購入。
何も考えず、場外イベントを思いっきり楽しんだ。
そのまま一緒にチケットを取っていた地元友姉妹と合流し、体育館へ。

思った通り、彼女は全力で試合を楽しんでくれたし、何も言っていないのに配布されている選手一覧を膝に広げながら練習や試合を見てくれていた。
自主的に知ろうとしてくれるのって嬉しいよね。
ちなみに赤星くんがちょっとカワイイらしい。
今回の試合は東京GB戦で、結構接戦なところもあって手に汗握る展開が多かった。それもあって、友人も試合に集中して楽しんでくれていた。

そしてセット間、B-REX(ブレイザーズの公式チア)のパフォーマンスが始まるや否や、「カワイイイイイイイ」と叫びだす友人。そりゃそう。チア可愛すぎるもんな。女性アイドルも好きな彼女にはぶっ刺さったらしく、ARISAさんが特にお気に入りだそう。そんなパフォーマンスを楽しみつつ、試合もしっかり楽しんでくれて私も彼女も大満足だった。

ちなみに地元友の姉妹(松本選手が好き)の2人はファン対応の際に写真を撮ってもらえて超テンション高くご満悦。また試合に来てくれるらしいので、いつでもチケット連番で取るからね!と言っておいた。

感想を聞いてみた

「楽しかった!」と笑顔で絶賛してくれて良かった。
やっぱり接戦を制したところが印象に残っていて、競る試合・それを経て勝てる試合を見てもらえたのが大きい。流石勝負ごとに燃えるタイプ。
でも何が1番印象に残ってるか聞いてみたら、「あのむっちゃ顔が良いな東京の選手(戸嵜選手)」と言われて笑ってしまった。
そりゃあそう。あの顔は印象に残るわ。

競馬にアテンドしてもらう

さて次は、私が彼女の推し現場である競馬へ。

競馬の印象「治安の悪いおっちゃんの遊び」

正直最初の競馬の印象はこれだった。
競馬新聞と鉛筆を握りしめたおっちゃんが、馬券とタバコ片手に雄たけびを上げながら見るのが競馬…と思っていた。
彼女が競馬にハマったと聞いた時も競馬!?と驚いたくらい、女性がハマるイメージが持てていなかった。
そんなイメージの現場にふたつ返事で行くと言ったのは、彼女のプレゼン力と私のとりあえず自分の目で見てみたいという好奇心からだ。

事前準備

とりあえずチケットの取り方もわからないので、チケットの種類と買い方を教えてもらう。指定席と入場券があって、指定席は抽選制(競馬に抽選で外れる世界があるとは知らなかった)があるらしい。
1日立ちっぱなしは辛そうなので、と指定席を申し込んだらなぜか私の方だけ当たった。これがビギナーズラックというやつか。
指定席をゲットし、こちらも時間とかだけを決めるくらいで、特に事前に知っておくこともないとのこと。
とりあえずカメラだけ持っていくかと準備をしておいた。

当日に感じたギャップ

今日はG1という大きな大会があるらしい。
それくらい競馬のことを知らないオタクが阪神競馬場へ入場。
入ってすぐにびっくりしたことが沢山あった。

  • 競馬場が思った以上に広くて綺麗
    競馬場ってもっと小汚くて狭いと思っていたら、まず広い。テーマパークかと思うくらいの敷地の広さだし、施設も綺麗。
    これはかなりのギャップだった。

  • 家族で遊べるエンタメの場
    近所に住んでいる子は家族で遊びに来ると聞いた話は本当らしく、広い公園のようなスペースには露店も出ていたり、足湯があったりと家族で遊びに来れる場になっていた。
    そういえば競馬場でヒーローショーがあったりもしたなと思い出し、競馬場が家族イベントの場となっていることに驚いた。

  • 家族連れや若い人、女性も結構いる
    家族連れ、多い。若い男性も、女性も割といた。
    客層がこんなに広くて、子どもも来るんだという驚きが凄かった。子どもからすれば広い敷地で遊べたり、馬が見れて動物園気分になれるって感じかな。
    そして阪神競馬場には女性専用スペースまであり、カフェスペースで無料で飲みものまで飲めるというサービス付き…女性を取り込もうという意思を感じる。凄い。

パドックで馬を見る

まずはレースの前にパドックという場所で次のレースを走る馬を近くで見て、馬券を買って、レースを見に行く。意外と移動距離が長くてびっくりしつつ、いろんな馬を間近で見られるパドック、すごく楽しかった。
動物が好きなので、色んな馬が歩いてきてくれるだけで楽しい。イケメンがいたり、美女がいたり、あの子は大きくてかっこいいなとか装飾がかわいいなとか、ずっと見ていたくなるパドック。ここは距離が違いので、持っているカメラでも十分写真が撮れた。それも楽しい。
相変わらず外での撮影に慣れておらず、逆光で失敗の連続だったが。

馬券を買う

人生初、馬券を買う。
友人に教えてもらいながらマークシートを埋めていく。
単勝やら複勝やら全くわからなかったが、そこは有識者の友人が全て教えてくれた。
どの馬を買うかはよくわからなかったが、人気どころを買ったり名前がかっこいいからで買ったり、9番の馬を買ったり、騎手が友達の推しだからという理由で買ったりと遊び感覚で100円ずつ馬券を買っているだけで楽しい。
1口100円だとガチャ感覚というか、損しても100円なので適当に遊べるのが良いなと思う。もちろん当たると嬉しいし。

レースを見る

馬券を買ったらそのまま座席もしくは外に出てレース観戦。
最初は臨場感を味わいたくて外で見ることにした。寒いけど。
外に出てわかる競馬場の広さにまたびっくり。キロ単位で1週だもんな…そりゃ広いよな…
案の定、一番前の列は馬の写真を撮る人たちで一杯だったが、その方々が持っているレンズがガチすぎてびっくり。
みんなヨンニッパ持ってますが…?カメラもα1とかニコンのZ9レベルですが…?マスコミの人じゃなくて個人所有…?

とカメラに驚いている間にレース開始。聞いたことあるファンファーレにはしゃいでいたら馬が走りだし、場が盛り上がる。
賭けたであろう馬の騎手の名前を叫ぶ人、馬の名前を叫ぶ人色々。ただ勝負を応援する人たちの叫びは聞いてて楽しい。
最終コーナーを過ぎてからの盛り上がりは鳥肌がたったし、私も馬券を買っていた馬の名前を叫んでいた。
めっちゃ楽しいやんけ。

色んな馬を楽しむ

プログラムには馬の名前や戦歴、親祖父母の名前まで書かれていて、
この馬とこの馬がきょうだい、親子…と関係性を知ることができたりする。
ディープインパクトに孫がいるとか。友人曰く推し馬のきょうだい馬は応援したくなるんだとか。
あとは騎手も同期がいたり、親子がいたり(親子で現役ってすごい)そういう関係性を見る楽しみ方もあるらしい。
めっちゃ楽しいやんけ。

そしてメインのレースには武豊がいた。私がちゃんとしってる唯一の騎手。(パナソニックパンサーズのおかげでルメールも知っていたが)
生武豊に感動しつつ、メインレースの盛り上がりはヤバかった。

気づけば馬のキーホルダーを買っていた

レース後、例のウマジョカフェ(女性専用カフェスペース)でお茶をしてから、閉店間際のグッズ売り場に滑り込んだ。
そこで売っているアイドルホースというシリーズの馬のキーホルダーが、めちゃくちゃカワイイのだ。
アイドルホースのシリーズはタイトルを取るか人気投票で上位を取らないと商品化されないらしく、その日に見た馬のキーホルダーは無かった。
だが、どうしてもこのシリーズが欲しかったので、9番の馬を買った。ユーバーレーベンという馬で、すでに引退しているらしい。

競馬、楽しい

手軽に1日遊べて、ちょっと賭けて楽しんで、熱いレースを楽しめる。
思った以上にエンタメとして楽しいのが競馬でした。
今度はもっと大きなレースに連れて行ってくれるそうだ。桜花賞、とか?

ちなみに有馬記念は応援していた子は負けました。残念!

という現場交換。
発端は勢いだったが、お互いに新鮮な現場を楽しめて良かったし、シンプルに友達が好きなものを知れるのは楽しい。他にもやりたい。
こうやって現場交換をしながら、バレーを身の回りの人に知ってもらっていきたいなと思ったのでした。


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