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主力レンズ、買い替えました

冷やし中華始めましたの感じで、買ってよかったもの紹介。
先日とは言っても6月末、バレーで使用している主力レンズを買い替えた。

最初に言っておく。
このレンズ、マジで良い。


TAMRONのA056からSONYのGM2へ

元々主力レンズとして使用していたのは、前のnoteでも書いたTAMRONの70-180mm F/2.8 Di III VXD。

カメラと同時購入していたもので、F2.8通しのズームレンズでこの描写でこの値段!?と驚くほどコスパが良い。そして軽い。
この点においてはバレーの試合中ずっと持ち続けるレンズとしてはすごくありがたかった。
そんなレンズから、今回私が購入したのはSONYのFE 70-200mm F2.8 GM OSS II。(以下GM2)

SONYの純正レンズ。所謂ナナニッパと言われるレンズを購入。
今回はこの大きな買い物をするに至った部分と、買ってどうだったかを書きたいと思う。

なぜ買い替えようと思ったのか

いつかは欲しいと思っていた

室内スポーツを撮る人なら知らない人はいない、「やっぱりレンズはナナニッパだよね」と言われる、70-200 F2.8通しのズームレンズ。
そしてそんなナナニッパの中でも、純正レンズと言われるカメラと同じメーカーのレンズは、憧れのレンズだった。
ただ、結構大きな買い物ではあるので、すぐに欲しいから買いますとは言えない。私もカメラを買った当初はすぐに純正レンズを揃えるのは難しいと思っていた。
ただ、やはり純正のレンズを持っている知り合いから話を聞いたり撮った写真を見せてもらっている中で、いつかは絶対手に入れたいとも思っていた。

180㎜の焦点距離が物足りない

TAMRONのレンズを使って、Vリーグのシーズンを走り切った。
大きな会場から小さな会場まで巡る中で、どうしても180㎜の焦点距離だと足りないなと感じる場面が出てきた。
180と200で大きな差が出るものでもないが、もう少し距離が伸ばせるレンズのために買い替えを検討するのはいいキッカケだったと思う。

もっといい写真が撮りたい

技術的に上手い下手はさておき、写真を撮り続けていると「もっとこんな風に撮りたい」という欲が出てくる。それは色味だったりアングルだったり様々だが、そんな欲を満たすためにどうすればいいかを考え、その中の1つがレンズを変えるか、というものだった。
後述するマウント変更も考えた中の1つで、この時期は自分が好きな写真を撮るには何をどう変えて、何をどう練習したらいいのかを考える時間だったと思う。

購入するまで

マウント乗り換えか、レンズ購入か

まずレンズを購入する前に迷ったところがこれだ。
マウント乗り換えはしなくていいのか、という点。つまりカメラ自体の買い替えも1度は検討した。
前回カメラを購入する際にも1度はマウント変更を検討したが、結局主力レンズ1本しか使っておらず元々持っていたAPS-C用のレンズは手放していたので、今回のタイミングでもマウント変更も出来る状態ではあった。
同時に、肌の色が綺麗に出るCannonが良いなと思っていた時でもあったため、予算オーバーではあるがCannonに乗り換えてナナニッパもCannonで揃えるかという選択肢もあった。
この時期の私は毎日のようにCannonとSONYのカメラのスペックや撮影された写真を調べまくっていた。
結局、やっぱり自分はSONYの写りが好きだし、愛着もあるし、色味なんて自分が本体の設定とレタッチをもっと上手くやればいいだけの話だ、と落ち着いた。
というわけで、SONYに添い遂げる気持ち(?)でSONYのGM2を買おうと決意した。

いつ購入するのが良いのか

買おうとは決意したが、いつ買うかは迷った。
何度も言うが大きな買い物。今買うか、来シーズンに間に合うように買うか、もう少し値段が下がるだろうか、など迷いはあった。
ただ、発売から2年ほどたっても値段は上がることはあっても下がることはなく、納期も未定になるレベルで長らく品薄状態。今後在庫が潤沢になって相場が下がるまで待つのは非現実的。
その間に今持っているレンズの下取り価格はどんどん下がるという現状を目の当たりにしていたので、今買った方がお得だなという結論に至った。
何よりこういう買い物は残りのカメラ人生における日割り計算で考えるので、1日でも早く買った方が残りのカメラ人生が有意義になる。
ということで、なるはや購入に至った。

レンタルで試してみる

レンズのモノが良いことは調べてわかってはいたが、唯一の懸念点は重さ
使っていたTAMRONのレンズは800gと軽かったので負担ゼロだったが、SONYのGM2は重さが1キロを超える。他のメーカーのナナニッパとは重さに差はないが、今使っているレンズから重くなるのが怖かったのだ。
レンタルを決めた時には既にシーズンが終わってしまっていたので、ギリギリ黒鷲旗に間に合うようにレンタルを手配し、レンタルしたGM2を持ってドキドキしながら丸善インテックアリーナへ。
本当はアリーナの距離感が良かったが、スタンドで使ってみた。
結果、開始10秒でその違いに驚いて声が出た
なにこれAF速過ぎ!?と。もうAFの合い方がTAMRONと全く違うのだ。
丸善のスタンドからなので遠くて暗くて決していい環境ではなかったが、その差はしっかりと感じられた。
そして重さ。やはり重かったが、まあ許容範囲だった。というか重くても許せるレベルで性能に感動した。
帰宅後、撮った写真を取り込んでさらに驚き。
解像度が違う。素人目でもわかるレベルで描写が鮮明で、感動した。
あと手振れ補正が付いたのも大きい。
レンタルしてすぐ、やっぱりすぐに買おうという気持ちが強くなった。

購入

レンズの品薄状況もあり、注文してから納品までの納期がどの店舗も未定(1~2か月程度)と書かれていたので、6月末に買って9月頭の近総までに届けばいいかなくらいで考えていた。それまでのイベントや大学リーグは今のTAMRONを使えばいいし…と考えていたのに、ありがたいことに数日程度で納品連絡。どこかの店舗に在庫があったのか、ラッキーだった。
数日後、到着。ずっしりと重いレンズを受け取りながら、早くこれでバレーの試合を撮りたいとうずうずしていた。
ただ購入時点では既に22-23シーズンは終わっていたので、まだ推しの試合をしっかり撮れてはいない。
だがバレー教室のイベントや大学リーグには間に合って、色々写真を撮ることが出来ている。今シーズンが始まるまでには重さにも扱いにも慣れることができたので、いい時期に買えたなと思っている。

感想:既に減価償却した

と言えるくらい大満足のレンズでした。
レンタルして開始10秒で感動したのでわかってはいたが、写真を撮っていてより楽しくなった。しっかりピントが合って綺麗に描写されるというだけで、こんなにもテンションが上がるものなのか。

あと、折角レンズを買ったんだからもっと上手く撮れるようになりたい、と撮り方を変えてみたり、上手い人の写真を見て研究してみたり、色んなバレーの試合を撮りに行って練習をしたりするようにもなったので、相乗効果で良い買い物をしたなと思う。

1点TAMRONのレンズの方が良かったなという点をあげるとすれば、ユニバなどの野外にカメラを持ち出す際にGM2だと結構気を遣うという点だけ。バレーのように基本室内で座ったまま安全にというわけにはいかないので、TAMRONほど気軽に外で振り回せない。(振り回すものではない)
ショーパレ用はF2.8も要らないし、外用にズームレンズを買おうかどうか検討中。
レンズ沼、恐るべし。

23-24シーズン、このレンズを抱えて飛び回るのが今から楽しみ。


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