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子供ができたら生命保険は入っといたほうがいいんですけど金額はよく研究しておくれ

さて、先日「共働きの新婚さんよ。結婚したらすぐに保険に入らないといけないような気分になってる人はちょと待ってこれ読んでからにして」をアップし、最後に

あ、子供ができたりしたらここに書いたのとはまったく違う状況が生まれます。そこはまた気分がのったら書きますが。

と記載したところ

はよ書けと。了解。

共働きの夫婦と子供がいる家庭の大きな違いは、子供が学校を出るまでの分は必要な費用を準備しておく必要があるという点です。配偶者ひとりならまあがんばって生きてもらえればいいんですが、子供がいるとそういうわけにはいきません。

子供がいる場合、ちょっとパターンが多すぎて1記事にまとめるのは難しいので、ここでは・残された配偶者は年収400万ぐらいの仕事をする・ひとりっこを育てる、という前提で書きます。2人以上お子様がいらっしゃるなら倍にして考えてみてください。

基本は「いま自分が死んだら子供が大学出るまでいくらかかるか」を計算して必要な金額を把握するということになります。ここでもわかりやすく、全部公立の学校に通うと仮定します。私立だったら倍ぐらいかかります。

ちょっと高めにざーっくり計算すると

幼稚園 年間30万→3年で90万(でも100万ぐらいみておく)

小学校 年間10万→6年で60万

習い事 年間30万ぐらい?→6年で180万(でも200万ぐらいみておく)

中学校 年間15万→3年で45万(でも50万ぐらいでみておく)

習い事 年間30万ぐらい?→ 3年で90万(でも100万ぐらいでみておく)

高校  年間20万→3年で60万

習い事 年間30万ぐらい?→3年で90万

大学 年間60万+仕送り100万→4年で640万

計1,300万円

かなりのどんぶり勘定ですが、だいたいこれぐらい必要だということです。つづいて、逆に収入部分、あなたがいなくなったことにより発生する公的な補助を考えます。

国民年金をちゃんと支払っていれば、遺族基礎年金というのが残された配偶者と子供1人(18歳まで)で年間1,003,600円もらえます。

併せて会社員なら遺族厚生年金というのももらえます。こっちは金額は決まっていなくて、いままでどれだけお給料をもらっていたかで貰える金額は決まります。月額30万だったなら年間48万円ぐらいになります。

なので基礎年金と厚生年金を合わせるとだいたい年間150万円ぐらいはもらえるということになります。

あとは生活費とか家賃とか全部足していくら必要なのかを計算します。そうすると「いましんだらいくら足りないのか」がわかります。そしてその金額分の保険をかけるということになります。一概には言えませんが、一般的な残された配偶者に仕事があるひとりっこ家庭のサラリーマンなら2000万円もあれば十分なのではないでしょうか。

ここまで見てもらったらわかると思うんですけど、時間が経過すればするほど子供が独立するまでの時間は短くなり、必要な金額は減っていきます。なので、ずっと同じ金額の保険金がでる保険に入るのもいいですが、時間が経過すればもらえる保険金も減っていく「逓減定期保険」というのにはいっておくのもひとつの方法です。

がっつり数値をいれて書こうと思ったのですが、一般論として書くにはあまりにも不確定な要素が多いのでこんな感じにしておきます。とにかく伝えたいのは、実際に自分がこの世から消えたとき、どのぐらいのお金が必要なのかをできるだけ正確に把握しましょうということです。


そして入る保険は最小限にして、残ったお金は運用するかまいとし石垣島にでもいきましょう。


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