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出会うはずのなかったものに出会う奇跡

本題に入る前に、少し最近の状況を吐き出させてください。
ここ数週間、引っ越し先を決定するのに苦戦しています。

何となく自分は、「これ欲しいな」と思ったときに運良くそれに出会ったり、「ここ行きたいな」と思ったときにその機会に恵まれたりと、(ちょっとスピリチュアルな話にもなりますが)強く念じると引き寄せてきた経験が何度かあります。仕事も然り。

家は毎回そうではなかったですが、神戸に引っ越したときは先に書いた「出会った感」を感じて、素敵物件に2年ほどお世話になりました。

ところが今回は、なかなか上手くいきません。
理由は明確で、私ひとりの欲だけでは決められないから、ですね。


なぜ引っ越したいのか

いま住んでいるエリアはなかなかハイエンドなエリア。ママさんたちの雰囲気が一部、何だか違うな…と感じたりします。アパートは日当たりが良くて広く気に入っているのですが(夫は気に入っていない笑)、この先長く、目的もなくこのエリアに住み続ける必要はないな、と思ったのです(このアパートに決めた時はまだアメリカにいたため、ピックアップした場所をリモートで内覧し、両親と義弟に直接見に行ってもらう形で環境は実際見られず…という感じでした)。

そして次引っ越すなら、子どもが高校を卒業するまでそのエリアに住みたいと思っています。なので、かなり慎重。

子どもが伸び伸び生活出来る環境で、自分の仕事部屋も確保出来て、家賃はこのくらいで……と考えていると、そりゃ難しくもある。


出会った…!と思いきや

そんなときにTwitterで出会ったのがコチラ。

これを見たその週末にオープンハウスということで、「これはキタ…!」と思いました。
「もうここしかない。出会ってしまった。」とさえ思いました。

オープンハウスへ行き、夫も私もとっても気に入って、帰りに周りの環境も実際に見て、「ここにしよう」と決めて帰ってきました。

そして次の日。
10時から申込みスタートとのことで、(二戸あったので)直前まで夫とどちらがベストか話し合い、スタンバっていたわけです。
いざ10時になりページをリロードした瞬間、なぜか一瞬「申込みボタンって……これ…だ……よね……?」と数秒躊躇してしまったんです。


なぜ……………………..……………!???!?????!????????


次にリロードしたときには繋がらず、、、表示されたと思い入力し、申込みボタンを押したときには時すでに遅し。

もうそれからの1週間、まぁ先週なんですけど、焦燥感がすごかったです笑。

というわけで、ここからようやく本題に入っていきます。


本当に住みたい家とは

そんな焦燥感あふれる先週を経て、オープンハウス時に「泉北ニュータウン」をとても気に入った私たちは、そのエリアにUR賃貸住宅がたくさんあるというのを知り、一度見に行ってみようと再度このエリアを訪れました。

駅前は割といろいろあって買い物にも困らず、大きな公園もあって、やっぱりこのエリアっていいなと感じました。

とある区画へ向かっている途中、UR賃貸住宅が建ち並ぶ合間に、素敵すぎる建物に出会いました。夫と、「ここに住みたい…!」と言って調べまくりました。前を通ると見えるんですが、そこにある草木や、木の階段などがめちゃ雰囲気出してるんですよね…。
物件名は分からなかったので、GoogleMapで住所をチェックし「鴨谷台3丁3 段々」とかで検索し笑、たどり着いたのがこちら。


「これだ!」となり、ここからさらに「泉北鴨谷台段階式住宅」で検索。
とある設計事務所さんのブログ記事にたどり着きました。


読んでみると、このマンションの設計は「坂倉建築研究所」さんで、創設者の坂倉準三さんはル・コルビュジェの日本3大弟子として有名な方らしかったのです。


少しハッとしました。
UR賃貸見に行っていた私、何を血迷っているのか?と。

決してUR賃貸の批判ではなくて、UR含め団地のようなお部屋もセンスが良ければそれなりに素敵空間に出来るはずなんですが、そういうのではなくて、何というか、、、無理を承知でも根本的に惹かれる場所に出会いたいのです(と言いつつ、センスの無い私なので、“良い箱”に出会いたいだけというのが本音なんですが泣)。

この住宅に出会ったこと、「何かしら惹かれるものというのは、やはりスペシャリストが手掛けているもんなのだな」というのも然りなんですが、そこからさらに、母親としてではなく、「“デザイナーとしての自分”はいったいどういうところに住みたいのか?」を意識することを思い出させてくれた出来事でした。ちょっと子どものことを中心に考えすぎなのかな?と。

最初のニコイチ物件に決まらなかったから、UR賃貸を見に行こうと決めたから出会ったわけで、いろいろと気付かされたわけで、こういうのやっぱり奇跡だと思うんですよね。


さて、この階段式住宅に運良く住めた…!となればこの話もパーフェクトに終えることが出来るのですが……そんなうまい話があるはずもなく……笑。

この先長く住みたい場所を見つけられるのは、まだまだ先になりそうです。
URに住んでるかもしれませんしね笑。


最後にひとつだけ。

南海高野線の運賃、高すぎるな???!????!?????

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