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壁紙剥がしは、栗の皮むきと一緒だった。

10月某日。

既存の壁紙を剥がし、ペンキを塗るための工事が始まった。
”始まった”と言っても、造作しない壁の部分はDIYでやるため、時間を見つけて自分で作業をすることになる。
こういう時、現場が近いというのはありがたい。1時間の空きがあっても、往復1時間使っていたら今日はいいか…なんていう気持ちになってしまいそうだもの。VIVAご近所!なわけです。

さて、はじめましての壁紙剥がし。
まずは、友人のDIYのプロに話を聞く。丁寧に教えてくれたものの、スクレイパー、パテ、マスカーなど知らない用語がたくさん出てきて、使い方もざっと聞くがイマイチ理解ができなかった。
壁紙剥がし、これはなかなかハードルが高いか…と怖気づく。

次に、YouTube先生から指導を受ける。何人かの先生の意見をまとめると、壁紙を剥がして、また壁紙を貼るのなら表紙のみ剥がし、裏紙は残すこと。剥がした後にペンキを塗るのなら裏紙まで剥がし、その時にスクレイパー(はがしヘラ)が役に立ち、剥がし過ぎたところはパテで平らにしてヤスリをかけて、ペンキを塗る前はマスカーで養生して行う、ということが分かる。

映像で見ると、一目瞭然。
けっこう簡単かも!
YouTubeって便利だね。

よし、それでは! ということで、壁紙剥がしを開始。
用意したのは、カッター、スクレイパー、霧吹き、ロールのブルーシート。
ブルーシートを床にまずは敷き詰める。壁紙のつなぎ目にカッターを引っ掛けてめくると、おもしろいように壁紙が剥がれた。途中で破れずに、ベリベリベリベリと大きく剥がせた時の快感ったらないですね(笑)。

下に隠れていた姿が見えてきて、コンクリート打ちっ放しのようなカッコいい姿が見えたらそのままでもいいかなと思っていたけれど、よくよく考えたらこのビルは木造。コンクリートが出てくるわけがない。しっかり剥がして、塗装しないと格好がつかなさそうでした。

5.5坪と狭小物件のため、表紙の剥がしは2時間程度で終了。楽勝楽勝! と思っていたけれど、これが甘かった!

裏紙剥がしが、なかなか大変。霧吹きで水をシュシュっと噴霧して、少しおくとノリが浮かび上がってくる。それをスクレイパーを使って剥ぎ取るのだけれど、スーッと簡単に気持ちよく剥がれるところもあれば、とにかく頑丈で何度水をシュッシュとしても、剥がれにくいところもある。

その繰り返しで、途中友達にも1時間ほど手伝ってもらって、7時間くらいかけてすべての裏紙剥がしが完了。
あーー達成感!!ってこのことか!

そこで気が付いたよ。
あれ? この作業何かに似ている。腕はパンパン、指がつりそう。そして、親指が痛い。

そうだ、栗だ!
栗の皮むきと同じなのだ。
鬼皮は意外と簡単にむける。渋皮が問題。表紙は意外と簡単に剥がれる。裏紙が問題。そして、どちらも親指の腹が痛い。

まさか、「壁紙剥がし=栗の皮むき」だったとは。
今年は栗の甘露煮を作ろうかと思っていたけれど、壁紙剥がしで十分堪能したので、甘露煮はまた来年!

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