見出し画像

④国立西洋美術館-常設展

都内の美術館を制覇するシリーズ。

そう言いつつ、国立西洋美術館は既に何度も訪れたことのある場所。
考え事が多く、頭の中が混沌としている時期だったので、少し休まろうと、馴染みのある常設展に行ってきました。

国立西洋美術館に初めて訪れたのは恐らく小学生の頃。父が上野の博物館や美術館によく連れて行ってくれていたため、その中の1つとして、父と妹と行ったのが最初...のはず。

この、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」の絵画は、当時、私も妹も大変気に入っていて、二人ともこの絵画の大判のポストカードを購入。

惹きつけられる美しい青(これラピスラズリらしいですね。ひええ)と、静謐な雰囲気が相まって、この絵画の前に立つと、いつも心が凪のようになる気がします。

また、このガブリエル・ロセッティの「愛の杯」もお気に入りの1つ。ロセッティの描く女性像は、その虚ろな、夢を見ているような眼や、幻想的な雰囲気が好きで、いつだったか、ラファエル前派の展覧会にも行った記憶があります。

国立西洋美術館は、落ち着いていて、広々とした空間と豊富な作品、窓に向こうに緑の木々があり、とても心が休まる場所。

あと、国立西洋美術館の常設展の新館って、独特な匂いがすると思うのは私だけでしょうか。
干し葡萄のような、甘酸っぱい匂いのような。

※恐らく学校の社会科見学か何かで来ていたであろう、中学生位の男の子たちが、「くっさ」と言っていて、国立西洋美術館のスタッフでもない私が何故か少し傷心。そんなこと言わないで...。

私が初めて訪れた美術館であり、心の静寂を与えてくれる国立西洋美術館は、これからもマイ・サンクチュアリにしていきたいです。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?