ミニマリストな主夫
はじめに
ミニマリストと聞いて、家に必要最低限のモノしか何ないような家庭だと思いませんでしたか。
正解でもあるんですが、間違いでもあります。
子供と奥様からの視点で家を見渡すとモノはそれなりにありますが、私の視点で家をみると必要最低限のモノしかありません。
自分のモノだけを限りなく減らして、子供と奥様のモノはそのままにしています。
例えば、衣類、仕事道具など、私のモノを集めて大きいサイズの段ボール(50×35×35cm)に入れても、2箱分の段ボールに余裕で収まる量しかもっていません。
なぜ、そこまでするのかと聞かれると答えは簡単で、子供が関係すること以外で外出をしないからです。
外出をしないということは、出先で季節の変わり目に対応する必要もないですし、外出をしたとしても子供がメインになるので、家の中の動線をスマートにしておかないと、外出をするようになりません。
子育てに対して、最適化を心掛けた結果、自分自身の無駄なモノを削ぎ落とすことになりました。
必要最低限の量感
新型のウイルスが猛威をふるっていた時期と、主夫になる時期が重なり、髪の毛を切りにいく行為を自分の中で省略するようになりました。
主夫になる前は、2ヶ月に1回のペースで髪の毛を切りに行ってましたが、新生児の息子に、もしものことがないように、坊主専用のバリカンを買って自宅で切っています。
そこまでする必要はないのかもしれませんが、お風呂の時短、髪の毛を乾かす時間、ドライヤーを使わなくて済むなど、子育てをしながら身の回りのことをするストレスを考えれば、お釣りがくるぐらいですょ。
早朝は、奥様と息子がご飯を食べている間に、顔を洗って歯磨きをすれば終わり、昼間の暖かい時間帯に息子をお風呂に入れて、息子だけドライヤーを使って、自分はサッと拭けば終わる。
元気に走り回る息子に、ちょっと待ってもらう必要もないので、息子も私もストレスフリーです。
なによりも、掃除がラクなんですよ。
自然脱毛で抜ける本数は、1日に50本〜100本といわれているので、家族が増えれば髪の毛が家中に散らばっていることになります。
簡単な掃除でも、フローリングをドライシートで乾拭き、次に掃除機をかけて、仕上げにウェットシートで拭き取る作業をすると思いますが、仕上げのウェットシートに髪の毛がついてることなんて日常茶飯事ですよね。
夏場はまだいいんですけど、静電気が頻繁に発生する冬場は、壁際に落ちている髪の毛が、静電気にくっついてドライシートについてこなくなる。
ちょっとしたことなんですけど、このちょっとしたことが主夫には辛いんです。
日中家で過ごしている人が坊主だと、自然脱毛で髪の毛をまき散らすことなく、ちょっとした作業をしなくて済むので、毎日の掃除が快適になる。
季節ごとの衣類3着
主夫になってからというもの、服ってそんなに必要なのかと、疑問に思うことが多くなりました。
主夫が出掛けるとしても、買い物、小児科、公園、図書館など、限られた範囲で行動をすることが多くて、服をもっていても着る機会がありません。
着ないのにもっていても邪魔になるし、衣類があるとホコリもたまるので、使わない衣類を処分用の箱に一旦、しまうようにしている。
衣類をしまってから1ヶ月の間に、一度でもしまった服を出すことがなかった場合は、すべて処分しています。
1ヶ月も着ることがない服は、この先も着ることがないからです。
着ることがあったとしても、何年も前の服を着れる身体なのかも不明ですよね。
結局、必要になったときは、新しい服を買っておしまいです。
下着は別として、オールシーズンを過ごすのに、12着もあれば十分だと思います。
主夫の行動範囲から考えても、季節ごとの衣類が3着あれば、十分過ぎる。
それだけ主夫は、行動範囲も狭いし、家にいる時間が多いということですよね。
とはいえ、主夫だからといって、わがままボディになるわけにはいかないので、食事をコントロールしながら適度な運動で、なんとかボディを維持している。
でも、子供の食べ残しとか食べちゃいますよね。
息子には、お皿の上にある食べ物を残さないように食事をしてもらいますが、それでも食べれないときがあります。
おやつを食べていないのに、夕食の時間になってもお腹が減らなくて、食が進まないときってたまにありますよね。
心配になって体温を測るけど、平熱で身体に異常はありません。
そんなときは、遊びたい気持ちが有り余っているか、遊び疲れて眠たいのか、二つのうちのどちらかです。
でも、遊びたい気持ちと眠たい気持ちがぶつかりあって、おもちゃを眺めながら食事中に寝てしまうこともある。
置いといても冷めて美味しくないし、捨てるのはもったいないので、最終的に自分が食べます。
衣類から脱線しましたが、外出する理由がない限りは、家から出ないのが主夫です。
最後に
坊主も、衣類3着も、極端な考え方でしたが、それぐらい子育てと向き合っているのが、主夫ということですよね。
それに、同じ場所、同じ時間、同じ作業を年中無休で繰り返していれば、ちょっとのことでも辛く感じるもんです。
これは、お金がないからとか、お金があるからとか、そんなことは関係ありません。
根本的な考え方は同じなので、お金がなくても、お金があっても、子育てをする主夫は年中無休です。
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