見出し画像

【グルメ情報】福岡の一本槍、活き造り😊

 だんだんと気温も下がり冬を感じられるようになってきました。冬といえばイカかフグが美味しいですね。イカは年中食べることができますが、イカの王様としてはよくアオリイカと言われますが、冬のヤリイカが私としては好きです。

 九州でイカと言えば佐賀県呼子と言われるくらい、呼子はイカの代名詞になっています。呼子自体は漁港で栄える街でイカ釣船を持っている多くのイカを提供するお店がある観光地として有名です。我が家からは都市高速経由で行くと大体2時間くらいで行くことができます。もちろん、呼子のイカを仕入れているお店は福岡市内にもあるので、街の中でも食べることは可能です。

 しかし、できればイカが採れているところで海を見ながら食べられる方がいいなと思ってしまうわけです。で、呼子まで行くことになる。そう思っていたのですが、福岡のローカル番組で福岡県内でもイカはたくさん穫れていて、佐賀県よりも漁獲量ははるかに多いのだということを放送していました。そして、福岡県内でもイカ料理を盛り上げようというキャンペーンが走っていたことを知りました。

▽実はスゴイ!福岡のイカ特集 筑前玄海エリアの5つの市町が合同で行っている「筑前玄海イカフェア」。実は、お隣のイカの名所・佐賀県呼子よりもイカの水揚げ量が多いこのエリアで、23の飲食店が個性豊かなこだわりのイカ料理を提供しているんです。福岡のブランドイカ「一本槍」を使った、老舗旅館の遊び心あふれる丼や、絶景レストランでいただくイタリアンなど、様々なイカ料理に舌鼓です!

ももち浜ストア2022/11/21放送より抜粋

 知ってしまったら行ってみようかということになり、お昼頃から出かけることに。我が家からは3号線を北九州方面に向かって33km、車で60分くらいの距離です。そう、呼子に行くより近いし高速料金もかかりません。

 実は、今回目指した場所は旅館でした。この旅館の1Fが日本食レストラン「はつしろ」になっているのです。

旅館の入り口

 到着して入ろうとしたら駐車場も結構満杯で、中に入ると40分ほど待つとのこと。客席の方はちらほらと空席はある。時間は13:00くらいなのでピークは過ぎているはずと思ったのですが、どうも板場のほうがキャパいっぱいになっているのかも知れないなと勝手に思いました。イカの活き造りは捌いてから客の前に出すまでの時間が勝負だと聞いたことがあったからです。イカは刺身にした後、時間が経つとどうしても白くなってしまいます。透明のままの状態で客の前に出せるかどうかが時間との勝負になるわけです。透明のイカが目の前に運ばれてきたら、やっぱり「おおー」ということになりますからね。

 ということで、しばらく店の周りを散策することに。お店の前はサイクリング道路を隔てて海水浴場の砂浜になっています。今は「リョカンピング」という造語も生まれているようです。この砂浜に大きなテントを張ってバーベキューをした後、旅館に戻ってお風呂に浸かってゆっくりするみたいなプランがあるそうです。小さいお子さんのいる家族の夏にはもってこいですね。冬は厳しそう。

旅館の前の砂浜

 ひとしきり散歩していると、スマホに電話が掛かってきて席の準備ができたとのこと。お店にもどり海の見える席に案内されました。席自体は、和室で利用するようなちょっと低い椅子とテーブルです。お年寄りやお子さんでも座れそうです。

お店の席から見える玄界灘の景色

 一応メニューは見るのですが、注文するのはもちろんイカの活き造りの定食です。ここのイカは全て一本づりで釣られたイカだそうです。もちろん、一旦イケスに入れられたあとにさばかれます。

 左上にあるせいろの中にはイカシューマイが2個入っています。熱々のまま食べられるようにコンロがあるのは嬉しい配慮です。小鉢はキビナゴの南蛮漬け、デザートはチーズケーキ、ピンクの可愛い蓋付き容器は茶碗蒸しが入っています。

最初に運ばれてくる膳

 このお膳が出された後、二人分の一本槍の活き作りが別皿で登場します😊
 呼子ではイカの胴体の上に刺身が被っている状態で出てくるのですが、ここは、笹の葉に乗せられ本体の横に添い寝するように作られて出てきました。これには訳がありました。笹の葉ごと持ち上げて、善の真ん中に鎮座していた緑の笹のような取り皿の上に置くのです。そうすることで、残ったイカの身の処分(天ぷら、塩焼き)が早くできるようになります。一旦は目で楽しんで、素早く暖かい料理となってテーブルに再登場するということになります。通常は刺身を食べ終えてから天ぷらなどの注文になるので、定食としてはタイムラグが気になるところでした。なかなか考えられているなと感心しました。

一本槍の活き作り (動いてました)

 そして出てきた塩焼きと天ぷらですが、ここでもまた驚きの光景。なんと塩焼きの分は鉄板の上に乗せ、コンロと共に出てくるではありませんか。確かに、塩焼きは熱々で食べる方が美味しいし冷めやすい。これなら最後まで熱々で食べられます。

熱々で食べるための塩焼きは鉄板と共に提供された

 天ぷらは、揚げたてで提供され冷めにくいのでそのままお皿で出てきました。こちらは、ちょっと衣が多いかなという感じはしましたが、衣はサクサクでした。

イカの天ぷら

 ご飯の量が少ないかなと感じながらも天ぷらでお腹いっぱいになり、満足した食事でした。この定食で一人前3300円、二人前から注文可能でした。HPの価格は以前の価格なので要注意です。それなりに値上がりしていました。

 この旅館は、12月中旬から来年2月いっぱいの間、リニューアルのために閉館となるようです。屋上露天風呂、各部屋はデザイナーによる変更、食事どころも一新されるようなことをお聞きしました。

 いろんな料理でのイカの提供をキャンペーンとして提供しているようです。

 がんばれ! 福岡 !

キャンペーンのパンフ

#ご当地グルメ #活き造り #福岡 #グルメ



この記事が参加している募集

#ご当地グルメ

16,058件

よろしければサポートをお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。