やっと出会った新しい湯呑み
先日、娘のところへ行った帰りにうどんを食べに寄ったモールで、陶器市が開催されていた。長崎県の有名な波佐見焼の市だった。これまで使っていた有田焼の白磁の湯呑みが割れて久しく、萩焼の土色の湯呑み(日本酒を飲むために買ったもの)で代用していた。ただ、白ではないのでお茶の緑が映えなかったのだ。一度有田まで行こうと思っていたもののなかなかいけずにいたら、波佐見焼の湯呑みに出会うことができた。
湯呑みはお茶を入れた時の緑を見るのも楽しみの一つだ。これでやっと目でもお茶を愛でることができるようになった。白磁の時の緑とはまた少し違う味わいの緑だ。これから当分はこの湯呑みが活躍するだろう。涼しくなると同時にあったかい緑茶も恋しくなってくる季節でもある。
日本茶を湯呑みに注いで目で愛でる 秋の夜風を肌で感じて
(自分では韻が気にいっています)
この湯呑みは筒山太一窯で作られた刷毛という分類のようだ。波佐見焼は有田焼と同様にツルッとした肌触りの器が多いのだが、萩焼を優しくしたような味わいを感じる刷毛で模様をつけた器も少しだけある。その湯呑みに今回は出会えたのである。普段使いなので高価ではないが程よい重量と大きさでいい感じである。オンラインショップのラインナップからは既に外れているから生産は終わっているのかもしれない。
毎日使う陶器は、やはり直接見て触って買いたいものである。
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