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私の小説校正手順

 誰しも書き上げた原稿を読み返して誤字脱字、記述間違いなどを探して正しくする作業はそれほど好きじゃないと思う。私は、とっても嫌いである。しかし、そうは言っても書いた以上責任を持たなければならないので実施している。が、それでも誤字脱字は皆無にならない。丁寧に見返していないのだろうと言われればそれまでなのだが、どうやらタイピングの問題もあるように思えてならない。

 最近気づいて来たのだが、頭の中で考えている文章に指先が追いついていないような気がする。キーも良く隣のキーをタッチしているようだ。これでは誤字脱字は減らないなと反省している。あとはタッチして次のキーを押すまでの時間も問題かもしれない。せっかちな性格から、何しろ早く打ちたいと思うことが多いのでキーを飛ばしていることもちらほら。気づかずに文章は次の行に入っている、なんてこともしばしば。

 いまだにブラインドタッチができない私なので、キーボードのミスタッチは致命傷である。しかし、めげずに頭の中のストーリーが消える前に文章にしたいという欲求の方が勝ってしまう。結果、誤字脱字につながる。

 それゆえ、校正作業は丁寧に実施しなければならないのだが、いかんせん自分では丁寧に読み返しているつもりになっているので始末に悪い。最終的にはリリースしたあとに指摘されて再度修正ということが多くなる。しかし、前回の投稿でkindleでの電子書籍は最新化してもすでに購入した人は何もしないと最新化されないことを知り、もっと慎重に校正作業をしなければならないと思った次第だ。

 今、小説が一つ書き上がった。ファンタジーのような書き出しで始まり、実はミステリー要素が含まれている一人の女性の葛藤を描いた小説だ。ももとは2,300文字程度のショートショートで書いたファンタジーをベースに考え直したストーリーだったが、書き上げてみると80,000文字近くにまでなっている。校正は大変そうだが、見直しながら所々修正し、kindleの電子書籍へとつないでいきたい。

 さて、私の嫌いな校正作業ではあるが、最近は、以下のような手順で実施することが多くなって来た。

1 原稿を編集モードで開く (私の場合はPages利用で横書き)
2 ストーリー展開で修正した方がいいと思う箇所の修正(手術のような感じ)
3 誤字脱字の確認 (実はこれをしながら2の作業をしてしまう無限ループ)
4 校正支援ツールで文法の確認 (文字数が多いと大変)
5 再度ストーリーの整合性を確認し必要なら修正
6 電子書籍用のEPUBに変換するための修正を実施 (下記のリンク参照)
7 ペーパーバック用のフォーマット(縦書き)で確認し、ページ単位の確認

 整理すればこんな感じではあるが、結構気分屋なのでストーリーの修正が気になってしまい、誤字脱字のチェックよりストーリーチェックを優先してしまうようだ。特に内容の整合性には気を使っているのではと思う。そのため、登場人物の名前の漢字の間違いに気づかないことがあるのが恥ずかしい。それから、6番目の作業は本来はいらないはずだったが、MacのPagesを利用した縦書きはkindleと相性が悪いため、一旦標準テキストを経由して作成することになる。これが最近増えてしまった工程だ。ペーパーバックの場合はPDFなので、Pagesから作成できる。


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#校正作業 #日常 #kindle #創作活動 #手順

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