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学校事務の仕事と自作解題 ~iDeCoとNISAを2級FP技能士が語る~

↑まだ”旧”NISAの時に作った曲なので、非課税期間が20年だったりと現在の制度とは相違があります。が、それはそれでそういう時代だったという歴史の証言としての意味があるのでそのままにしています。ポケベルが鳴らなくて・・・・・・という歌詞が印象的な歌がずいぶん昔にヒットしましたが、そういう、時代の象徴的なワードには同じ時代を生きた者としてシンパシーがわきます(私はポケベルを使ったことがありませんが)。この歌がポケベルを発信可能なケータイに置き換えると全く意味が通じなくなるように、NISAの非課税期間が20年だったのもきっと何か理由があるんでしょう。

学校事務職員で2級FP技能士でロックバンド

自作解題と同時に自己紹介もちょいちょい挟んでいきますが、私は学校事務職員でロックバンドをしているついでに、2級FP技能士でもあります。そうやって書くと説得力が増しそうなので肩書きに加えます。
2級FP技能士の実技試験は「資産設計提案業務」で受けました。その頃にはまだ公務員にはiDeCoなんかもなく、どんなものかよくわからないまま試験勉強したのを覚えています。確定拠出年金が導入されたのは確か私が学生の頃でしたが、当時「日本版401k」という触れ込みで「サラリーマンは自分でお金を運用して作らないといけない」みたいな報道で、世間的には大丈夫かそれ?みたいな反応だった気がします。今でこそ「貯蓄から投資へ」というPRもあって投資に対して前向きな日本人ですが、20年以上前のこの頃はまだ投資に対する警戒感は今よりかなり強かったのではないでしょうか。
・・・・・・と、こんなことを書くと私が積極的に投資を推奨する立場のような流れになりますが、実生活ではかなり消極的で、いわゆる投資としてやっているのは現物の株取引2件と、”新”NISAだけです。新NISAについても、買っているのは初心者におすすめとされる「オルカン」だけで、ポートフォリオがどうとか、分散投資とかそんなこともあまり考えていません。
学校事務をロックナンバーに唱歌/昇華するというコンセプトの音事検は公務員向けに歌詞を書くことが多いですが、リスクの高い投資よりも、まずは手堅くiDeCoという立場です。

キーが高い歌ですがTERUががんばって歌ってくれました。実はこの歌にも表現を端折ったせいでちょっと事実と異なるところがありますがそれは聴いて確かめてください。

公務員の資産形成はいかに可能か?

iDeCoは掛金の所得控除もあって、損する方が難しい制度です。公務員のiDeCoが導入されてまだ10年も経っていません。現在は月12,000円までですが、これは全額拠出してもよいのかなと思います。あくまで一般的な公務員の収入と経済状況であればこれぐらいの貯蓄はされるべきと考えます。上限が20,000円に上がるという噂も。
並べて語られることの多いiDeCoとNISAですが、NISAは株とかを売却したときの税金が優遇される。というだけで値動きによっては容易に損をし得る制度です。詳しく知らないままに流行っているからなんとなく購入する。というのは音事検的にはおすすめできません。前者の択一であれば、まずはiDeCoを優先すべきでしょう。
とはいえ、iDeCoはあくまでも年金なので60歳までは貯め続けるだけであり、その前に必要な住宅資金や教育資金は別に用意する必要があります。
一つの提案として、
持ち家にこだわらず、賃貸住宅に住む。教育資金は学資保険で賄う。というのはいかがでしょうか。
南海トラフ地震がどうとか言ってるこの時代、持ち家は大きなリスクを抱えた資産でもあります。
子どもが生まれたら毎月の児童手当を返戻率のよい学資保険に充てるとして、大学2年分ぐらいの貯金はできるかな・・・?

おまけ

iDeCoは年末調整で所得控除のお金が戻ってきます。しかし、年末調整の紙の中で、iDeCoの額を書く欄が小さく、「iDeCo」とも書いていないのでうっかり書き忘れるミスが毎年あります。みなさん気をつけてくださいね。


これからの音事検にご期待ください!