見出し画像

夏休みが近いなんて!

宮沢賢治、確かに現世と異世界の行き来である種の怖さを感じることもあるね。大人になったからすっと入って来たのかしら。

6月はピアノ教室発表会にて夏子ちゃんに歌って頂きました。
小さな生徒さんも聴きやすく、大人の方にはどこか懐かしい日本の情景が浮かぶものを一緒に演奏したいなと思って選曲を。

①茶摘み
②夏は来ぬ
③海〜松原遠く〜
④恋はやさし〜ボッカチオのアリア(日本語とドイツ語で)

夏子ちゃんに相談して、
う〜み〜は ひろい〜な おおきいな〜
ではなく、漁船のある情景が浮かぶ“海”に。
実はこの曲、私も知らなかったのですがひとフレーズ歌ってもらって「好き!」とこちらを選びました。

“茶摘み”はリズムが面白い。
“夏は来ぬ”は、言葉紡ぎが面白く、、
“恋はやさし”は、元はスッペ作曲のオペレッタのドイツ語アリア。大正時代に浅草オペラでブームになった日本語詩と共に。

日本語とドイツ語で印象がガラッと変わる!言語に性格、、、って面白い。
日常で使う言語によって思考の形成も変わりそう、、、なんて脱線しながら合わせを。

何年か前から、オペラや歌曲だけでなく童謡ももっと日常的に楽しみたいなと思っていて。コンサートだけでなくね♪

子供のころに言葉の意味なんて意識もせず口ずさんでいた歌が大人になった今、言葉の美しさと共に心の情景になって現れる。知らずのうちに情緒として育まれているのかな。そんなことを想っています。

追伸:ふるさとだって、うさぎ美味しい??とか思っていなかった?(苦笑)
里山で暮らしたこともないのに、懐かしい風景として浮かぶ不思議。

頂いたサポートは、音楽活動のために使わせて頂きます。