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【第14回】出演者インタビュー!末廣輝さん

全メンバーを紹介する音楽家インタビュー
今回は木管五重奏とシュトラウスの13管楽器を演奏する
オーボエ奏者、末廣輝さんの記事です!

クラシック音楽に欠かせないオーボエ、最初のチューニングに始まり、作品に大きな影響を及ぼすソロも多い、情緒ある、鮮やかな表現が可能な楽器です。末廣さんは九州を拠点に演奏活動している若手奏者です。そんな彼にインタビューしてきました。

それではどうぞ!

変わり者だが本人は普通と思っている
みんなが合わせているのは音程だけではないかもしれない

Q: 音楽(楽器)を始めたきっかけを教えてください。
A: 高校生の時に入部した吹奏楽部にて、オーボエになりました。
親にはサクソフォンをしなさいと言われていましたが、優柔不断と入部人数が増えたこともあり、(その当時)まったく知らない楽器を渡されましたが、1か月後には音楽の道に進みたいと思うようなっていました。

Q: 今までで1番良かった演奏会は?
A: 大学生の時にバッハのマタイ受難曲を演奏したときに、初めて音楽から生き物のような感覚を感じました。それ以降も感動する演奏会には作品そのものの生命力や生き物のようなものを感じます。

Q: アンサンブルの魅力について教えてください。
A: 集団とかかわること、主体性と自立性が試される音楽の形式です。
全員が同じ目標に向かって演奏するだけで、自分の立ち位置、役割を見ながら作っていく、いかに正確に演奏しても、手あかのついたものが生まれにくいと思っています。

Q:今回の演奏会について教えてください
A:今回の演奏会は特に1度に様々なアンサンブルの形態が聴けるとても珍しい機会です。また、最後に演奏するハルモニームジーク(13管楽器)は私が知っている中で鹿児島で演奏された機会はありません。とても美しく管楽器の魅力にあふれる作品なので必聴だと思います。

Q: 自分の楽器の好きなところについて教えてください。
A: 昔は、音色だったり楽曲のなかでも大切な場面で使用される楽器として、光栄な楽器だと思っていました。難しい楽器と言われることもあり、あれもしたい、これもしたいという自分にとって、制限された中で何をするか考えることもあっているような気がします。

Q: 演奏活動の目的について教えてください。
A:自分が音楽に救われたからこそ、その音楽をしていきたいと思っています。目的はたくさんの方々に音楽を届けられるように頑張っていきたいと思っています。


ありがとうございました!

アンサンブルと13管楽器の魅力について語ってもらいました、末廣さんのアンサンブルでのオーボエの活躍が楽しみです。末廣さんは演奏会の企画としても長年携わってきており、今回は特に熱が入った演奏会となりそうです。演奏会に是非会場にお越しください!


末廣輝
鹿児島国際大学音楽学科演奏家課程卒業。末廣孝、片倉聖、佐藤太一、及川寛繁に師事、浜松国際管楽器アカデミーにてD・ヨナス、Lヴィニャーリ、草津夏期国際アカデミーにてT・インデアミューレのマスタークラスを修了する。福岡、熊本、鹿児島の各地にて、オーケストラ、吹奏楽、ソロなどの演奏、レッスン、講習会などを行う傍ら演奏会企画としても活動、オンガクノアルキセツ代表、認定NPO法人かごしまアートネットワーク会員、NPO法人えほん楽団コンサルタント。


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