思春期の子どもたちに大事な話をするときに(個別編)

小学6年生以上、だいたい高校生までの子どもに大事なことを話す必要があるとき、すごく気をつけていることがある。

・状態のわるい日には言い聞かせはしない。思い切って延期する。
・内容によっては複数回に分けて実行する(優先順位、理解度を考える)
・予想される反応や言葉を考えて、内容を組む。丁寧に準備する。
・最初に何の話をするか、なんのために時間を取っているか伝える。
・わかりやすい言葉を使う。子どもにとって理解できるような例えを使う。
・注意するというより、「どうしたらいいか、どのようにすべきか」に重点を置いて伝える。
・具体的な方法を示す。
・高圧的にならない。叱らない。
・子どものペースに巻き込まれない
・30分ほどを目安に。長くなり過ぎない。
・相手が話しているときは全部話すまで待つ。
・聞いている子どもが理解しているか確認しながら進める。
・最後には大事なことをまとめて、もう一度確認する。
・いい状態で終われるようにする。
・関係する人には共有するため、報告する。(時間を空けない。すぐに報告)
・お母さん的にならない。お母さんとは違う立場で話す。
・再度振り返りの時間を取る。


この中で、気をつけていても、特に忘れがち、失敗しがちなのは、「タイミングを見計らわないで実行してしまう」こと。しっかり準備して、「さぁ、いざ話すぞ!」と意気込んでいると、子どもの状態が悪いときに、延期をする選択肢を持てないことがある。やると決めたらこちらのタイミングで実行してしまうことがあるのだ。
それから「やりっぱなしにしてしまう」こと。「今日のところは、なんとか伝わったようだ。しっかり聞いてくれたな!」と思って、こちらが満足してしまい、後日の振り返りを忘れる。大事なことだからこそ、話すタイミングが大事だし、後日の振り返りも大事なのに。

先日新人研修で、この話をする機会があり、自分自身でまた再確認することができた。何度も子どもたちに話す機会があるが、慣れてはいけない・・・といつも気持ちを引き締めてチャンスを狙う。そして私なりのベストを尽くして子どもたちにいろんな話をするようにしている。

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