ブロードウェイミュージカル『レント』とLGBT:みんな違ってみんな良いは本当に解決してない?!
「ブロードウェイミュージカル 「レント」25周年記念Farewellツアー来日公演」
観てきました❣️
『Seasons of Love』
生で歌い出した瞬間鳥肌が,,,,,
名曲で、何回も聞いてて、大好きだった曲・・・
オートで反応しちゃうんだなぁと
ビックリしましたが
体ってすごいねw
体というか人間脳の機能ですね。
一年をどう数えるか?
分で言えば
【52万5600分】
この曲でそのように言ってますが、
さらには「愛で数えよう」って歌詞。
泣けますよね。
角度を変えて考えるだけで
感動するところって
たくさん🥲
レントヘッドと呼ばれる熱狂的ファンも多いこの作品。
「人と何か違うな」って思ってる人
マイノリティな人
等
なかなか取上げられなかった題材を取り上げたことで
癒されたという方は
多いだろうなと
思います。
今日を生きるしかない
このメッセージは多くの人の心に刺さります。
さて、性的マイノリティは、レントの作品に登場する登場人物の特徴のひとつ
ですよね。
他にも、浮浪者や、エイズ患者などもいろんな登場人物がいますが、今回は
ミュージカル解析ではなく、
性的マイノリティの話につなげていこうと思います。
なぜなら、最近、トランスジェンダーの友人の講演会を聞き大変感動したのです。
せっかくなので、その感動もお伝えしたいなと思います。
日本ではまだまだゲイやレズ、等の性的マイノリティな方への
問題意識は残念ながら少ないため
性別を書く欄に対しても
男・女、そして 最近はやっと 「その他」の3つ目が付けられるようになりました。
しかし、世界をみれば性別は2つ+アルファではありません。
性別に対して最も寛容で、性転換手術をしに訪れる人も多いタイでは
18種類あります。
そして、アメリカの
Facebookでは性別が58種類から選べます!
性はからだの性・こころの性・好きになる相手の性・性表現(服装や持ち物、口調など)の4つの軸で表現されることがあります。
性はこれらの組み合わせによるグラデーションなため、人の数だけ性の数はあるともいわれます。
私は体は女だし、表現も女。
でも、こういう表を観ながら考えると
好きになる相手は男ですが、でも、100%男かっていえば、そうでもないんですよね。
男性嫌いなとこもあるので、男性75、女性25%くらいで子供のころ興味を持ってたことがある気がします。
バイセクシャルにちょっと寄っているということですね。
時代が進むにつれ、様々なことに対して多様化が進んでいます。
性の多様化も進んでいます。
そして、それによって、少しは生きやすくなっていると思う人も多いかもしれません。
レントのミュージカルによって、癒されたという人がいるように、
社会が認めてくれることで少しは癒されるでしょう。
しかし、実際根本解決はできていないんですよね。
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)によって
結局、認めたようで認めていない。
みんな違ってみんないい
という言葉は、表面的にはこの関係性をつくれても
本当に身近な人どうしで、家族、恋人が
本当に認め合っているかといえばそうではない
心の隅っこで我慢している何かがあったり
喧嘩して分かれたり
しているのです。
そして、トランスジェンダーとして生まれた荒牧さんはとても思い悩んだ結果、その問題を突破していく道をみつけました。
とてもかっこよくて柔らかい彼ですが
生まれたときの体は女性でした。
しかし、心はずっと男だと思っており
違和感を持ったまま過ごしていました。
彼の人生はこちらの本で読めます。
ここまで赤裸々に書いちゃうの!?というくらい
すべてをさらけ出しているからか
涙なしでは読めない感動の一冊です。
この本を読んだ方の書評も素晴らしいものがありましたので一つ貼っておきます
ミュージカルで癒されるだけでなく
この現実が本当にすべての人にとって生きやすい社会になってほしい
その思いは私も強く持っています。
荒牧さんが勇気を出して率先してその活動をしてくれていますが、
同じ思いの人は、今の時代にとてもたくさんいると思っています。
そのような方々がどんどん繋がって、
現実でも感動あふれる社会を作っていける時代だと思います。
興味を持たれた方はぜひ、荒牧さんのオンラインカフェなどの活動もチェックしてみてくださいね♪
私も引き続き応援&一緒に活動していこうと思います!