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旅人算「旅人算は相対概念を利用した速算術ととらえることもできる。回転や往復(ピストン)で繰り返しになる。」

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中学受験で頻繁に出題される分野に旅人算があります。

旅人算は、同じ向きに進む人と出会ったり(追い越したり追い越されたり)、逆向きに進む人と出会ったり(すれ違ったり)といった、2つのものの速さ、時間、位置に関することを基礎とする速さの応用分野です。
そこでは、2つのものが異なる時刻に、異なる位置、異なる速さで移動するのですが、その2つのものの移動は同一軌道内で行われることを原則とします。

そして、その移動のバリエーションは
⓪直線運動
を基本形として、

①回転運動
②往復(ピストン)運動
という2つの発展形を持ち込むことで、中学受験の重要分野、”速さ” の中に、これまた中学受験でのポイントとなる”繰り返し”を問題に作りこむことができるという、出題者にとっては一粒で二度おいしい分野になっています。

そして、問題を解くにあたっては、一方の視点からの(一方が止まっているとみなした場合の)”相対速度” や ”相対位置” を利用して、問題を迅速に解くことが求められます。


注意
この単元に限り、便宜上、特有の単語の使い方をさせていただいているところがあります。それぞれの単語が持つ本来的な意味・ニュアンスとは若干異なる部分がありますので、ご注意ください。
「追い越し追い越され」と「すれ違い」双方を含む概念として「出会い」という表現を使っています。
一方がいる位置から他方がいる位置までの距離を「相対距離」と表現しています。
また、「直線運動」、「回転運動」、「往復(ピストン)運動」、などの表現も、家から学校までいく、とか池の周りを歩く、とか、家と学校の間をいったりきたりする、とかといった表現を一般的に言い換えたものとして利用しています。

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