生徒にとっての「最大の教育環境」を考える💪
こんばんは、oneです。今日のテーマは「生徒にとっての最大の教育環境は何だ!?」というお話です。教育界における究極にして、永遠のテーマじゃないでしょうか!
時は遡ること15年、私が初任から4年目を迎えた年の出来事。今でもその時の光景が思い出されます。大規模校で、生徒指導面での困難を抱えた初任校3年間を終えて、2校目の学校に着任。学級担任とともに、多くの校務分掌任されることになる。さらに、その当時に行われた「心の教育」という県での研究発表を受けており、研究部として研究を推進していく立場でもありました。
ある日曜日の午後。休日返上で学校で仕事をしていた時でした。誰もいないはずの職員室のドアが開く。現れたのは私服姿の校長先生でした。校長先生と何気ない会話をしたあと、校長室へ呼ばれる私。
「先生、うちの子達(当時の学校の生徒)にとって、一番の教育環境は何だと思うね?」
当時、まだまだ未熟ながら、「次はこんな方法で生徒たちを育てたい」と空き時間によく校長室を訪れていました。(今考えれば、図々しいことをしていたなぁと振り返りもしますが)校長先生が失敗を恐れずやってみなさいと、いつも背中を押してくれる、そんなやりとりをしていた頃でした。
言葉に詰まりながらも、その当時の拙い理論で、魅力ある学校であることや、教育目標が具現化される学校などなど、まとまらない話をしながら、質問に答えた記憶があります。校長先生は今回も私の目をじっと見つめながら、優しい表情で話に耳を傾けていただきました。私の話が終わると…
「先生、生徒たちにとっての一番の教育環境は、先生自身ですよ。」と。
何をしたら生徒がうまくいくか、いい教育ができるのか、日々悩みながら、全国の様々な取り組みを必死に学び、模索している中にあって、自分をすぅと落ち着かせ、冷静にさせてくれる言葉でした。
素晴らしい道徳の資料がある、効果の高い教材がある、理論構築のなされたシステムがある。しかし、それを生徒に伝えるのは教師である。1+1=2でしかない。しかし、教育は指導者によって2にも3にも4にもなれる。
教師としての自分を高めよう。
まだまだ答えは見つからない。しかし、目の前の子どもたちに伝えたいことがたくさんある。
日々、自己研鑽。
全国の教師の皆さん、ともに自らを高めましょう。皆さん、いかがでしょうか(^^)?