【ワンパブ・オープン社内報 vol.31】10代の頃から大好きだった『FYTTE』編集部で働く喜び。私と『FYTTE』の20年
第1メディアプロデュース部FYTTE編集部 水谷 友香
【ワンパブ・オープン社内報】は、ワン・パブリッシングで働く人を通して、会社・雑誌・メディアが、今どのような新しいことにチャレンジしているかをお伝えしている連載です。今回取材したのは、10代の頃に『FYTTE』に出会ってから今日までずっと『FYTTE』一筋! という水谷友香さん。並々ならぬFYTTE愛を存分に語ってもらいました。(所属や肩書は取材当時のものです)
【社員プロフィール】
出会いは10代。『FYTTE』を愛し続けてきた20年
―プロフィールを拝見しましたが、専門学校のインターンシップで『FYTTE』編集部に来てから今日まで、IT会社に転職した2年間を除いて、ずっと『FYTTE』に携わっているのですね。
そうなんです。私と『FYTTE』との出会いは10代のとき。その頃、壮絶なダイエットに取り組んでいたんですよ。正直、今よりも体重は少ないくらいでしたが、10代っていろいろな意味で多感な時期じゃないですか。誰かに何かを言われて気にしてしまったり、自分が他人より劣っていると思ったり……。でも、「こんな自分も痩せれば変われる!」と思い込んでしまった。それで、ひどく無理なダイエットをしていました。
そんなとき、『FYTTE』に出会ったんです。今でもそうなのですが、記事の中に編集者が登場することが多くて、雑誌自体にすごく親近感を抱いていました。当時編集長だった桜井(志賀子)さんが、愛のこもった言葉でスタッフを𠮟咤激励するのが魅力で。「FYTTEの編集者たるもの、怠けていたらダメ! 本気で行ってきなさい!」と断食道場に送り込んだり(笑)。その様子が、私の心にすごく刺さりました。桜井編集長ラブ! 絶対にこの人と一緒に働く! 『FYTTE』編集部に入る! と決意したんです。
―それで、専門学校に入って、インターンシップで『FYTTE』編集部に?
どうしたら『FYTTE』編集部で働けるかをいろいろな人に相談をしたところ、編集に携わる知人から「大学を卒業して出版社に入り、さらに希望の編集部に行くのは相当長い道のりだ」と言われまして……。しかも、編集長は数年で交代になることがほとんど。憧れている桜井さんが編集長のときに一緒に働きたいのなら、編集に特化した専門学校に入り、インターンシップの希望を出して、『FYTTE』編集部に行くことが一番の近道だと教えてもらい、まさにそのままの道をたどったというわけです。
―ちなみに、一度転職されたのはなぜですか?
雑誌の『FYTTE』が休刊になり、Webへシフトチェンジするという話を聞いたからです。そのまま編集部にいてもよかったのですが、それだと『FYTTE』のためにならないなと思って。それで、ITを学ぶために転職したんです。有名なコスメサイトなどを運営しているバリバリのIT会社で、2年間キュレーションサイトやSEOについてみっちり学びました。
ある程度、Webサイトに関する仕組みがわかってきたなと思っていた頃、現・編集長の保母さんから「Web版のFYTTEを本格的に立ちあげるから、戻ってきてほしい」と連絡をいただき、再び『FYTTE』編集部に来て、今に至ります。
ダイエットは「一人で頑張る」ものではなく、「みんなで楽しむ」もの
―ということは、転職したことがWeb版『FYTTE』にもしっかり役立っているんですね。想像をはるかに超えたFYTTE愛です! そこまで一途に思えるのは、なぜでしょうか?
私という人間を作ってくれたのが『FYTTE』だったから、でしょうか。ひと昔前って、ダイエットというと少しネガティブなイメージがありましたよね。太っているからダイエットしなきゃ、とか。私自身も、自分は劣っているから少しでも良くなりたい、せめて人並みになりたい、と思って無理なダイエットをしていました。でも、『FYTTE』は違ったんです。
とにかく常にポジティブ。桜井編集長は、「ダイエットは頑張るものじゃない、楽しむものなんだ!」と言い続けており、それが自分にはすごくしっくりきました。この考え方は、今もずっと胸に刻まれています。今年は特にその想いを強く打ち出したく、「エンタフィット(エンタメ+フィットネス)」というワードを掲げて、楽しみながら体を動かすコンテンツをたくさん予定しています。
―そのひとつが、今月開催される“The Fit&Wellness Live2023 June”ですね。
はい、2019年に初めて大規模なイベントを開催して以来、リアルイベントとしては3回目となります。今回は、フィットネスプロデューサーAYAさん、ピラティス指導者の森拓郎さん、ヨガインストラクターの松本莉緒さんが、編集部や参加者の皆さんと一緒にイベントを盛り上げます。テーマは、 “自分にフォーカス!”です。
今って、すごくたくさんの健康情報があふれているじゃないですか。そのなかで、自分にピッタリの“幸せなヘルスケア=最適解”を見つけるためには、自分の体と心をもっと知ることが必要だと思うんですね。そこで、フィットネス・ピラティス・ヨガの3つのジャンルのスペシャリストをお招きしました。
この中から、より自分らしく、楽しくできるものを見つけてほしいな、と思っています。動くのって億劫だな、疲れちゃうし……ではなくて、楽しいからついつい体が動いちゃう! 結果的に痩せて健康になっちゃった! という感動を少しでも味わってもらえたらうれしいですね。
▶“The Fit&Wellness Live2023 June”チケット購入はこちらから
―そしてもうひとつ、『FYTTE』と読者をつなぐコミュニティも盛り上がっていると聞きました。
2021年8月からスタートした会員制のコミュニティ『Fan!Fun!FYTTE』です。おかげさまで読者に支えられて、すごく好調に推移しており、先日登録者数が1000名を突破しました!
会員になると、ボディメイク部や腸活部といった部活動に入って部員みんなで活動したり、編集部との企画座談会に参加したり、ダイエット企画のお試しをしたり……。オンラインが中心ですが、先日はウォーキング&ランニングのリアルイベントも行いました。コミュニティメンバーからの「こんなことをやってみたい!」という声に答えて、今後もさまざまな活動を予定しています。
しかも、そのほとんどが無料で参加できるんですよ。登録に費用はかかりませんし、自分で言うのもなんですが、メリットしかないコミュニティです! もっともっとたくさんの方に知ってほしい、仲間になってほしいと思っています。
▶『Fan!Fun!FYTTE』の詳細はこちら
夢は『FYTTE』を通して日本人女性の幸福度と健康寿命を延ばすこと!
―ここからは、水谷さんご自身のお話もお聞きしていきます。記事の制作からSNS運営、イベントにファンコミュニティまで、じつに多彩な業務を担当していますが、ご自身の得意なことと苦手なことを教えてください。
得意分野は、人とコミュニケーションをとることですね。環境や置かれている立場などに関わらず、たくさんの人の意見が聞きたいと思うので、常に自分からどんどん話しかけに行く性格です。相手の好きなことを知りたい! って思うんですよ。だから、取材時間もつい長くなりがちです(笑)。
苦手なことは……正直あまり思い浮かばないです。以前は資産運用とかお金のことが得意ではなかったけど、『FYTTE』の企画でマネー特集を担当したことで、かなりステップアップできたと思っています。
―苦手なことがない、って素晴らしいですね!
嫌いなことがない、と言ったほうが近いかもしれません。私、昔から英語が好きなんですよ。でも、ビックリするくらい上達しないんです(苦笑)。英検も全然受からないし、英語の授業を受けた後、先生に毎回質問してわからないことを教えてもらうんですが、「そんなに好きなのに、上達させてあげられなくてごめんね」と先生に言われるくらいできないんです。でも、好きなんですよ。好きだけど、できない。これは、苦手ではないんですね。そう考えると、苦手なことってないなぁと思います。
―最後に、今後の夢や挑戦してみたいこと、また、読者の方に伝えたいことがあれば教えてください。
直近の夢としては、『FYTTE』の読者とリトリートヨガ(海や山などのリゾートなど、日常から離れた場所でヨガを行うこと)のツアーをやりたいですね。『ムー旅』 みたいな感じで。大きな夢としては、『FYTTE』のヘルスケアコンテンツをより大きくして、日本人、特に女性の幸福度・健康寿命をもっと上げることです。そのためには、『FYTTE』を絶対に途絶えさせないように、これからも全力で関わっていきたいです。
最後に、プライベートなことなのですが……先日、東京都のパートナーシップ宣言制度に届け出て、無事に受理されました。私とパートナーが住んでいる自治体では現状パートナーシップ制度が導入されていないのですが、都の制度は都内で働いている人も対象なんですよ。会社に在籍証明書を出してもらって、申し込みました。
社長をはじめ会社の皆さんがすごく喜んでくれて、お祝いの言葉をたくさんいただいて……。ワンパブはLGBTQ+に関してフレンドリーな会社だなと改めて感じました。とてもうれしかったです。今後、私と同じようにオープンにしていて、ワンパブに入りたいと考えている人に向けて、私の経験が背中を押すきっかけになればうれしいです。
『FYTTE』が持つハッピーでポジティブなオーラは、まさに『FYTTE』編集者である水谷さんそのものだと感じました。これからもみんなが楽しく幸せになれるコンテンツを作り続けてください。水谷さん、ありがとうございました!
(取材:水谷映美/撮影:我妻慶一)