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#バックオフィスの努力と献身を蔑ろにする奴は今後「じゃがいも」と命ずる

わたしはマーケティング部という、フロントでもバックでもなく、いわゆるミドル側に立つ人間ではある。
バックオフィスとも協業するし、営業側と戦略を練って実行することもある。
ちなみに元営業なのでフロントの気持ちも分かる。
そんなわたしが、ミドル職ならではの意見を述べさせていただく。

最近、とある社内イベントで、とある社員がハメを外してしまい、バックオフィス側が時間をかけて用意をしてきた手間と時間が台無しになってしまった。

おい。許さんからな。
と、わたしの中のヒコロヒーがタバコを持って腕を組み、ドスの効いた声でそう言い放っていた。
わたしの中のヒコロヒーがこうして牙を剥いた時は、普段なかなか怒らないわたしが、相当人に失望したときである。

わたしはポケモンのレベルが100になるまで強くなったことには気付けないらしく、むしろポケモンのレベルが1から99までの間は大したことないと思ってしまうらしい。
今回も、わたしの中のストレスがポケモンで言うレベル100のMAXになって初めて自分が怒っていると感じた。

わたしは、なにより周りの頑張っている人の努力が、その努力を知らない人のマナー違反や人間性の欠如により、蔑ろにされるのが大嫌いだ。
結果よりも過程を重要視したい性格も相まっているのだが、華やかな結果の裏には知られざる努力が潜んでいる。
誰かが輝いている裏では、必ずそれを支えている人がいる。

アイドルのコンサートもそうだろう。
アイドルはアイドルたった数人だけでコンサートを開催できるのではなく、設営、照明、警備、バックダンサー、音響、大勢の人がいて成り立っている。

アイドル数人だけでドーム貸切コンサートなんてやってみろ。
誰がスケジューリングして、会場を押さえて、誰がアリーナの席を並べて、照明を当てて、音楽を流して、誰が客を案内するんだ?

企業もそうだ。
華やかな営業というポジションがいる。
彼らが数字を稼いでくれているから、企業は成り立っている。
彼らが齷齪(あくせく)営業をしてくれて、その結果となる売上があるから、企業は成り立っている。
そりゃあ、普段企業を支えてくれる彼らが1番に評価されるべきに値するだろうし、彼らが評価されないで他に誰が評価されるの?とも思う。

足を動かして顧客に対しての顔になる彼らに対し、考える余地もなくリスペクトの思いでいっぱいだし、心の本音から彼らはすごいと思う。

しかし、稀に、こんな奴がいる。
他人に対してリスペクトの気持ちを忘れた社員がいる。多分営業だけじゃなく、どの部署にも言えること。

華やかな部署で自分が数字を稼いでいるから、とサポート側にリスペクトを持たない社員がいることも事実。
一定の人たちが、うん、わかる。と、言うのではないか?

請求書や契約書のやり取りに関して、バックオフィスと営業がバチバチするのは良く聞く話。
正直わたしも前職で営業してたころは、法務のリーガルチェックの納期をしっかりグリップできていなかったから、何回もやり取りが発生するわで面倒だった覚えがあるし、正直あの頃は「法務くそったれ…」ぐらい、思っていた。
(でもこれはきっとどの部署と仕事をするに対しても同じことが言えるだろう)

どうしても社内に蔓延る、’’営業が全て’’という節があるのも事実ではあるから、とんでもない数字を出した営業が評価されるのは仕方ないことだし、むしろ組織としては健全なのでは?と思う。

しかし、そのように煽てしまうと自分たちが1番なのだと驕ってしまう人間がいるのも、また事実。

一つ問いかけたいのだが、自分たちの数字が達成すれば、それでいいのだろうか。
他の部署にリスペクトを持たなくてもいいのだろうか。
社内イベントをただの楽しいノリで終わらせてしまっていいのだろうか。
彼らがイベントを用意してくれて、常日頃業務をサポートしてくれているから、不自由なく仕事ができているのでは?

自分の立場がフロントっていうよりもミドル、バックオフィス側に寄っているから、こう思ってしまうのかもしれないのは一定しょうがないところもあるけれど、わたしの希望としては誰も自分の立場を驕る事なく部署同士リスペクトを持って仕事をしたいなあと思う。

サポート側も、目立ったキラキラした仕事はしないかもしれないけれど、縁の下の力持ちということで絶対に必要な存在なのだ。
人間全員が同じ役割ではなく、立場や所属しているチームによっても違う。

こういう、陰でサポートしている人たちが日の目を浴びる場所があればいいのになあ。
献身的な彼らのサポートを蔑ろにしたくないし、わたしは、業務を行う上では誰に対してもリスペクトを持って業務を行いたいと思う。

タイトル通り、バックオフィスやサポート方の献身を蔑ろにするもののことを、悪口とは言わずとも、ちょっとヒールな嫌味を込めて、じゃがいもと呼びたい。

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